82ー3.魔法学院のイベント(3)
私達は、目的の第10階層に到着した。私は、素早く土魔法で、ワーウルフやゴブリンがサーペイントに近づかないように、壁を作って、遮っておいた。
「さあ、フヨウとエルミア、サーペイントに攻撃してね」
「「はい」」
私は、土魔法で、遮っておいたワーウルフとゴブリンの群れを範囲攻撃で、狩ることにした。
「火壁
火壁
火壁」
パープルが素早く証拠品を集めた。気が付くと、フヨウとエルミアは、サーペイントを1匹倒していた。
私は、スキル探索で、この第10階層の魔物の位置をもう一度確認した。すると、ワーウルフの群れがもう一つ残っていることが分かった。
私は、直ぐに、土魔法で、壁を作って、そのワーウルフの群れを閉じ込めた。そして、その他の壁を元に戻した。
フヨウとエルミアは、更に、もう1匹サーペイントを倒した。残りは、もう1匹だけだ。
「フヨウ、エルミア、大丈夫?」
「キリ、問題ないです」
「分かったわ。後、1匹よ。用心してね」
「はい」
私は、閉じ込めておいたワーウルフの群れを狩りにパープルの背に乗って、移動した。
「火壁」
最後の群れもすべて狩りつくすことができた。それとほぼ同時に、フヨウとエルミアが最後のサーペイントを倒した。早速、パープルがが証拠品を回収している。
「これで、最初の目的は達成よ。次は、どうするの?」
私は、今回の指揮者のミユに尋ねた。
「念のため、もう一度、ダンジョン全体のマップを確認したいと思います。キリ、お願い」
私は、スキル探索で、ダンジョン全体を調べた。そして、それをミユに伝えた。
「今、キリに確かめて貰ったけど、第15階層にサーペイントがまだ、2匹いるみたい。それを次の目標にするね」
「「はい」」
「それじゃ、行くよ」
私達は、先ほど同じ様に、第15階層に行くことを最優先に進んで行った。特に、強い魔物がいなかったので、直ぐに第15階層に到着した。
「それじゃ、フヨウとエルミア、お願いね」
フヨウとエルミアは、素早く、サーペイントに向かっていった。私は、途中にいる魔物を範囲魔法で、狩って行った。
「火壁」
パープルが証拠品を回収した。また、次の魔物の群れに私が、範囲魔法で、攻撃をした。
「火壁」
これで、サーペイントの周りには、他の魔物はいなくなった。
フヨウとエルミアは、素早く、1匹目のサーペイントを倒し、次のサーペイントに向かっていった。
私達は、その様子を眺めていた。
「もう、慣れて来たみたいね」
「本当に、素早く狩っているわ」
「それじゃ、これまでの成果を確認する?」
私は、皆に、声を掛けて集まって貰った。
「パープル、教えて」
「うん。Aが87、Bが64、Cが5だよ」
「だれか、計算して」
「エルミア、お願いします」
「はい、304ポイントよ」
「わあ、凄い」
私達は、当初の目標を達成したので、昼食を取ることにした。ミユが素早く弁当を出して、並べて行った。私も、土魔法で、テーブルや椅子を作って、お手伝いをした。
「さあ、食べましょう」
「「頂きます」」
私達は、食事をしながら、後のことを話し合った。このまま、地上に上がって行きながら、途中の魔物を狩って行くことになった。
「それじゃ、行くよ」
「「はい」」
私達は、第15階層から、遡りながら、途中で遭遇した魔物をすべて狩って行った。魔物の証拠品は、パープルが回収していくので、先頭のフヨウは、止まることがなかった。いつの間にか、地上まで、私達は、戻ってきていた。
「さあ、これで終わりね」
「皆、疲れていない?」
「これぐらい、平気よ」
「私も、まだまだ、行けます」
ミユも、黙って、頷いている。
出口で、係の教師にパープルの持っている証拠品を渡した。それを、係の教師が、ポイントに換算していた。
「これで、完了よ。後は、結果を待つだけね」
私が、皆に声を掛けた。すると、エルミアが、少し、不思議そうに私に尋ねた
「他のグループは、まだ、1つも帰って来ていないね」
フヨウが、エルミアに答えてた。
「本当。まだまだ、時間があるから」
私は、フヨウとエルミアに尋ねた。
「私達も、もう一度、行く?」
「もういいよ。これで、十分だよ」
「そうだね。十分だと思うわ」
ミユも黙って、頷いている。
係の教師が、私達に、魔法学院の寮に帰って、休んでおくように指示をした。
「さあ、帰ろうか」
「「はい」」
私達は、ダンジョンの入り口から、少し離れた所で、誰にも見られていないことを確認してから、転移魔法で、魔法学院の私の部屋に移動した。
「それじゃ、各自部屋に戻って、休憩ね。後で、食堂に集まりましょう」
「「はい」」
今日の結果は、夕食の時間に食堂に張り出されることになっている。それまで、私も、、パープルと一緒に、暫く、寝ることにした。そんなに疲れていないと思っていたけど、パープルを抱き枕代わりにしていると、直ぐに寝てしまった。意外と神経を使っていたのかも、知れない。




