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78.更なるレベルアップ

 今日は、久しぶりにマジック・スクールのパーティーで、初級ダンジョンに潜っていく。今回は、最下層が目標だ。出発の前に、皆で、食堂で、朝食を取った。そして、弁当を詰め込んだ。新たな仲間になったフヨウは、今日は都合が悪いということで、欠席だ。そして、まだ、冒険者登録も終わっていないので、次回、登録も済ませるつもりだ。


 「さあ、準備ができたね」


 「「はい」」


 「今日は、最下層まで行きたいから、途中は、出来るだけすっ飛ばしていくよ。いい?」


 「「はい、準備できています」」


 「それじゃ、移動するよ」

 

 皆が、私の腰に抱き付いたのを確認してから、転移魔法を起動した。私達は、初級ダンジョンの入り口まで、移動し、係員に冒険者IDを見せて、手数料を支払った。


 「途中までは、パープルと私が先頭で、魔物を倒しながら進んで行くね。遅れそうになったら、声を掛けてね」


 「はい。頑張って、付いて行きます」


 エルミアが張り切っている。ダンジョンにも、慣れて来たようだ。ミユは、黙って、皆を強化した。


 「スキル魔力耐性向上

 スキル物理攻撃向上

 スキル攻撃速度向上」


 私は、パープルの後ろで、範囲魔法を連続で、放ちながら進んで行った。パープルは、私が狩り損ねた魔物を素早く狩って行った。そして、出現した魔石を拾ったり、証拠品を回収したりと大忙しだ。


 「火壁(ファイア・ウォール)

 火壁(ファイア・ウォール)

 火壁(ファイア・ウォール)


 一気に第8階層まで、潜って来た。


 「ここで、一旦、休憩しながら、この後の事を確認するわね」


 「「はい」」


 「冒険者ギルドで皆もダンジョンマップを貰ったと思うけど、それによると、この初級ダンジョンは、第20階層が最下層で、レベル30までの魔物しかいないの」


 「はい、確認しました」


 エルミアが、私の説明に返事をした。ミユも黙って、頷いている。


 「これから、私が、闇魔法で、結界を張るよ。これによって、皆は、レベル50までの魔物の攻撃は無効にできるよ」


 「「はい、わかりました」」


 私は、闇魔法で、結界を皆を覆うように張った。


 「それじゃ、行くよ」


 「「はい」」


 私達は、ワーウルフやゴブリンの群れを蹴散らしながら、最下層を目指して進んで行った。もう、オークやサーペイントの群れも特に問題なく狩ることが出来ている。


 「さあ、次が最下層よ。ここに、ダンジョンマスターがいるわ。この初級ダンジョンでは、レッド・ドラゴンがダンジョンマスターよ」


 「「はい」」


 「気を抜かずに、戦うわよ」


 ミユが、念のため、皆を強化した。


 「スキル魔力耐性向上

 スキル物理攻撃向上

 スキル攻撃速度向上」


 「今回は、ミユとエルミアが、レッド・ドラゴンを倒してね」


 「「はい」」


 「レッド・ドラゴンの炎息(ファイア・ブレス)には注意してね。レッド・ドラゴンが大きな口を開けて、少し溜めを創ったら、炎息(ファイア・ブレス)が来るよ」


 「はい、分かりました」


 エルミアが、元気に返事をした。ミユは少し不安そうだ。


 「ミユ、何か、確認したいことがあるの?」


 「私も、レッド・ドラゴンを倒すのですね」


 「そうだよ。これで、レベルアップが出来るからね」


 「でも、どんな攻撃をしたらいいのか? 教えて」


 「レッド・ドラゴンは、火魔法に耐性を持っているから、風魔法か、水魔法だね。ミユは、光魔法が使えるから、炎息(ファイア・ブレス)の時に、口の前にバリアを張ってもいいよ」


 「分かりました。やってみます」


 「頑張ってね」


 私は、ミユやエルミアが、レッド・ドラゴンを攻撃しやすいように、その他の魔物を狩ってしまうことにした。


 「パープル、行くわよ」


 「うん。キリ、背中に乗ってね」


 私は、パープルの背に乗って、最下層のレッド・ドラゴン以外を狩り始めた。


 「風壁(ウィンド・ウォール)

 風壁(ウィンド・ウォール)

 風壁(ウィンド・ウォール)


 残った魔物をパープルが鋭い爪で狩って行った。直ぐに、最下層には、レッド・ドラゴンだけになった。


 「ミユ、エルミア、頼んだよ」


 「「はい」」


 ミユが、光魔法で、レッド・ドラゴンの口の前に、バリアを張った。そして、光魔法で、光球(ライト・ボール)をレッド・ドラゴンの目の前に出して、一時的に見えなくした。


 「風カッター(ウィンド・カッター)


 エルミアが、魔法を放ったが、レッド・ドラゴンの硬い鱗に跳ね返された。やはり、威力が足らないようだ。


 仕方がないので、私が、少し、手伝うことにした。


 「エルミア、私と同じ所に攻撃して!

 風カッター(ウィンド・カッター)

 風カッター(ウィンド・カッター)

 風カッター(ウィンド・カッター)


 私が攻撃したところの鱗が剝がれ落ちて行った。そこに、エルミアの攻撃が続いた。


 「風カッター(ウィンド・カッター)

 風カッター(ウィンド・カッター)

 風カッター(ウィンド・カッター)


 「グゥワー」


 レッド・ドラゴンの叫び声がダンジョン中に響き渡った。


 大きな魔石が、レッド・ドラゴンから飛び出した。そして、ダンジョンコアが現れた。だが、今回は、そのまま放置することにした。そうすれば、また、ダンジョンマスターが復活する。そして、もし、ダンジョンコアを持ち出すと、このダンジョンが制圧されてしまう。つまり、ただの洞窟に変わってしまう。

 

 「ご苦労様、やったね」


 「はい、頑張りました」


 「キリのお陰です。私だけでは、無理でした」

 

 「次は、一人でも大丈夫だよ」


 私達は、ダンジョンを後にして、まずは、身体を休めるために、魔法学院の自分たちの部屋に戻る事にした。


 「さあ、帰るわよ」


 皆が、私の腰に抱き付いたのを確認して、転移魔法で、魔法学院の私の部屋に移動した。


 「それじゃ、今日は、ここで、解散しましょうか」


 「「はい」」


 私は、パープルと一緒に、ベッドに入った。ふかふかの尻尾を抱いて、寝ることにした。

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