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61.ダンジョン

 魔人ブルーに、魔人タウについて、教えて貰った。それによると、黒い甲冑に身を包み、鋭く伸びた双角が特徴的な魔人で、剣技にすぐれた戦神だということだ。しかし、これは、言い伝えで、本当かどうかは、定かではない。


 私は、皆に、聞いたことを伝えた。


 「実際に戦ってみないと分からないわね。でも、剣の使い手と言うことはわかったわね。」


 キリ姉は、何か、対策を考えているのだろうか?できれば、弱点が聞けたらいいのだけど、魔人ブルーは、知らないようだ。それと、あのトルクという別名は、どういう意味なの?何を用心したらいいのか、さっぱり、分からない。


 「キリ、それじゃ、ダンジョンに潜るよ。まずは、探索してね。」


 「はい。」


 私は、スキル探索で、ダンジョンの内部を調べて。すると、ダンジョンは50階層で出来ており、最下層に魔人タウがいるようだ。そこまでにも、レベルの高い魔物が存在している。


 「魔人タウは、最下層の第50階層にいるよ。途中にも、強い魔物がいるみたい。」


 私は、調べたことを報告した。


 「慌てることはないよ。ゆっくりと、潜って行こう。」


 キリが、皆に声を掛けた。先頭は、ハルトで、その次にキリ姉が続いた。本当は、私とパープルが続く方がいいのだけど、キリ姉は、ハルトから離れたくないみたい。

 

 仕方がないので、私とパープルが最後尾を務めた。


 第30階層までは、特に問題なく、進むことが出来た。そこからは、少し強い魔物が現れた。ガーゴイルが率いるスケルトンの軍団だ。スケルトンは、オリハルコンで出来た装備を見にまとい、魔道具の武器を持っている。


 「ミユ、光魔法で、浄化してくれる。」


 キリ姉が、ミユに声を掛けて来た。


 「はい、やります。」


 「浄化魔法(ピュリフィケーション)


 スケルトンの防具に、魔法が跳ね返されている。


 「ミユ、聞いていないよ。もっと、強いのをお願い。」


 「はい。

 最上級浄化魔法マキシマ・ピュリフィケーション


 先頭に居るスケルトン達が倒れて行く。今度は、オリハルコンの防具でも、防げないようだ。


 「ミユ、それを繰り返すことは、可能?」


 「まだ、大丈夫です。」


 「それじゃ、お願いね。」


 「最上級浄化魔法マキシマ・ピュリフィケーション」 


 ミユが魔法を繰り返し、放っている。そろそろ、青のポーションを飲ませた方がいいのかな。


 「ミユ、青のポーションを飲んで置いてね。」


 「はい、飲みます。」


 「キリ姉、光魔法では、効果が少ないみたい。物理攻撃で、一気に倒さない?」


 「それじゃ、キリとパープルで、倒してみてくれる。」


 「いいよ。ミユ、強化してくれる。」


 「はい。

 スキル魔力耐性向上

 スキル物理攻撃向上

 スキル攻撃速度向上」


 私は、パープルの背に乗って、スケルトンの群れに突っ込んで行った。右手に剣を、左手に盾を持って、切り込んだ。意外に防御力の高い装備のようだ。剣が跳ね返されてしまう。


 私は、剣を光魔法でコーティングして強化してみた。それから、再度、攻撃を行った。すると、今度は、簡単に防具を切り刻むことが出来た。パープルの素早い動きに、敵のスケルトンは、ついてこれていない。


 私達は、一方的に攻撃を繰り返し、ついにガーゴイル以外をすべて倒すことが出来た。


 「キリ、いいよ。一旦、戻って来て。」


 「はい。」


 私とパープルは、キリ姉の後ろまで、下がった。


 「ハルト、お願いね。」


 素早く、ミユがハルトを強化した。


 「スキル魔力耐性向上

 スキル物理攻撃向上

 スキル攻撃速度向上」

 

 ハルトの大斧での攻撃にガーゴイルは、防御しか出来ないようだ。ついに、ガーゴイルは、逃げ出した。


 ガーゴイルの後を追って、私達は、ついに第45階層まで、進んだ。


 「キリ姉、ここに、レッド・ドラゴンがいるよ。硬い鱗に気を付けてね。」


 「いよいよ、レッド・ドラゴンだね。僕が倒すよ。」


 ハルトが、意気込んでいる。キリ姉は、少し、心配そうだ。


 「ハルト、炎息(ファイア・ブレス)に注意してね。それから、弱点は知っている?」


 「はい、喉の所にある逆鱗ですね。」


 「そうよ。そこを攻めてね。」


 「はい、頑張ります。」


 私は、ハルトが、レッド・ドラゴンを倒しやすいように、その他の魔物を範囲攻撃で倒して行った。


 「風壁(ウィンド・ウォール)

 風壁(ウィンド・ウォール)

 風壁(ウィンド・ウォール)


 レッド・ドラゴンの周りの魔物は吹き飛んで行った。ついでに、私は、レッド・ドラゴンを弱らすことにした。


 「氷柱地獄(アイスクル・ヘル)


 「少しは、効いているようね。」


 「キリ、動きを止めて。」


 キリ姉が、私に指示をしている。私は、それに答えるために、水魔法で、レッド・ドラゴンの足を氷漬けにすることにした。


 「氷柱地獄(アイスクル・ヘル)

 

 「今よ。ハルト。」


 「はい。」


 レッド・ドラゴンの口が大きく開かれて、炎が見えた。


 「炎息(ファイア・ブレス)

 

 レッド・ドラゴンの攻撃を避けながら、ハルトが、レッド・ドラゴンの喉に大斧を打ち付けた。


 「ドリャー、ドリャー。」


 漸く、鱗が剥がれ落ちた。そこに、更にハルトの攻撃が加えられた。


 「グァー。」


  レッド・ドラゴンの呻き声と共に、床に倒れた。大きな魔石が飛び出した。パープルが素早く、それをアイテムボックスに放り込んだ。


 「ハルト、やったね。」


 キリ姉が、嬉しそうに、ハルトに抱き付いた。


 「はい、頑張りました。」


 ハルトも嬉しそうだ。さあ、後は、魔人との対決だけね。少し、用心しないとだめね。

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