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28.新たな仲間

少しでもお楽しみいただければ幸いです。

 最近の出来事から、ダンジョンマスターとダンジョンコアについて、私が考えたことがあった。


 ダンジョンマスターは、誕生と同時に、ダンジョンコアを体内に宿す。逆に言うと、体内にダンジョンコアを宿した魔物がダンジョンマスターとなる。


 ダンジョンマスターになるためには、ドラゴン以上のレベルの魔物でないといけない。 


 ダンジョンコアの働きとしては、「外界のマナを吸収する」と「蓄積したマナを利用して魔物を発生させる」の2つがある。


 しかし、ダンジョンコアが働くには、ダンジョンマスターの体内に存在している必要がある。つまり、ダンジョンコア単体では、マナを吸収することが出来ない。このことは、ダンジョンコアが神具として利用できることにも繋がる。神具は、外部から、マナを注入して、その蓄積されたマナによって、魔法を発動する。それと同じで、ダンジョンコアも、外部から、マナを注入しなければ動かすことができない。


 これらのことから、新たなダンジョンをダンジョンコアに魔法陣の刻印をして、作り出した理由は、魔物を溢れさせたかったということになる。

 

 しかし、外部からのマナの流入がなければ、魔物が溢れ出すこともなかったはずだ。ということは、外界でマナが増える原因があったということだ。そして、それを予め見込んだ行動だったと言える。


 それでは、外界のマナの増える原因は、何だろうか。それが、これらの一連の騒動の根源に関わることのように思えた。


★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆


 最近の私は、ミユとパープルの3人でよく、遊んでいる。今日も、一緒にダンジョンに来た。ミユは、ダンジョンに潜るのは初めてらしい。


 「ここは、初級ダンジョンだから、何も心配はいらないよ。

 普通は、出入口の係員に冒険者IDを見せて、手数料を払ってから、ダンジョンに潜るのだけど、今回は、インチキするね。

 ミユが冒険者ギルドに登録出来ないからね。

 さあ、行くわよ。」


 「「はい。」」


 私達3にんは、転移魔法で、秘密の施設の中に移動した。それから、ダンジョンの中に入っていった。


 「さてと、ミユは、魔物を狩ったことはある?

 って、無いよね。

 それでは、まず、風カッターを練習しようか。

 私の真似をしてね。まずは、掌にマナを集めて、風魔法で、風カッターを飛ばす。」


 「風カッター。」


 ミユは、うまく風魔法を使えた。


 「その調子よ。それでは、その先の壁に風カッターをぶつけてくれる。」


 「はい。風カッター。」


 「もう一度、やってみて。」


 「はい。風カッター。」


 「いいね。それを3回繰り返してみて。」


 「はい、風カッター、風カッター風カッター。」


 「上手ね。それでは、行きましょうか。

 もし、怖かったら、言ってね。」


 「はい。」


 私達は、出来るだけ。ミユに魔物を狩って貰った。ミユは、魔物から出た魔石などをアイテムボックスの中に入れていった。アイテムボックスは、予めミユに1個渡してある。


 次に、ミユに火魔法と水魔法を練習させた。最後は、光魔法だ。ミユに疲れが見えて来たので、私達は引き上げることにした。


 最後に、私は、スキル鑑定でミユのステータスを確認した。


【ステータス】

 名前:京山心結きょうやま みゆ

 種族:人間族(女)16才

 職業:無職

 LVレベル:10

 HP(最大体力量):1,000

 MP(最大魔力量):10,000

 魔法:土魔法(LV10)、火魔法(LV10)、水魔法(LV10)、風魔法(LV10)、光魔法(LV10)

 スキル:解呪ディスペル(LV1)


 「順調、順調。この調子ね。」


 私は、2人に聞こえる様に、独り言を言った。


 私達3人は、サンライズ商店の本店の地下施設に戻って来た。


 ここで、私は、ミユの光魔法を強化するために、ポーションを作って貰った。


 「上手ね。光魔法が一番効率がいいみたい。

 取り敢えず、魔力が無くなるまで、作り続けてくれる。」


 「大変そうですね。」


 「疲れたら、止めていいわよ。」


 「はい、わかりました。」


 ミユは、その後、1時間もポーションを作り続けた。ようやく、MPが限界になった。


 「そろそろ、いいわ。よく頑張ったね。

 それじゃ、この青色のポーションを飲んでみて。

 1本で足らなかったら、いくら飲んでもいいわよ。」


 「はい、取り敢えず、1本飲みます。

 ゴクッ。ゴクッ。

 フゥー。」


 「どうかな?気分は。」


 「はい、いい気分です。疲れが取れました。」


 「そう、朝起きた時みたいかな?」


 「いいえ、ちょっと、違います。」


 「そうか、それじゃ、もう一本、飲んどく?」


 「はい、もう1本、飲みます。

 ゴクッ。ゴクッ。

 フゥー。

 こんどは、朝起きたみたいに、なりました。」


 「ケッコウ、ケッコウ。それじゃ、また、ポーションを作ってね。」


 「まだ、やるのですか?」


 「うん。厭ならいいよ。」


 「はい、やります。」


 私達は、永遠とポーションを作っては、青色のポーションを飲むということを、ミユにさせた。


 結局、その日1日、作り続けて貰った。


 「よく頑張ったね。それじゃ、何か、食べに行こう!」


 「「はい。」」


 パープルも、私の横でじっと待っていて、疲れてしまったようだ。


 私達3人は、美味しい肉料理をお腹いっぱい食べて、サンライズ商店の本店の地下施設に戻って来た。もう、後は寝るだけね。


 久しぶりに、私は、パープルと一緒にベッドに入った。パープルのふかふかの尻尾が気持ちいい。パープルも、気分良さそうだ。


★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆


 「おはよう。ミユ、よく眠れた?」


 「はい。」


 「そろそろ、これからどうするか、決めて欲しいのだけど。」


 「そうですね。私は、キリさんと一緒に行動したいです。」


 「本当、良かった。ミユと戦わなくなって、嬉しい。」


 「わたしも、安心しました。殺されないで。」


 「あれは、冗談よ。分かっているでしょ。」


 「はい。」


 「それでは、まず、冒険者ギルドに冒険者として、登録しないとね。でも、名前はどうする?」


 「名前は、京山心結ですけど。」


 「でも、それで登録すると、ミユを召喚した王国の神官長にばれてしまうよ。」


 「大丈夫です。」


 「どうして?」


 「だって、名前は聞かれたことなかったから。」


 「えぇっ、そんなことある?でも、名前で呼ばれていたのでしょ?」


 「いいえ、神殿では、勇者様としか、呼ばれていません。」


 「そうなんだ。それなら、すぐに、登録に行けばよかったなぁ。失敗したね。

 あぁ、でも、神官長が鑑定していない。

 召喚された時、ステータスについて、何か言われなかった?

 例えば、光魔法が使えるとか、光属性があるとか、聞かされなかった?」


 「そんなこと、無かったです。私が、疲れていたので、すぐに、お傍の神官達に部屋に連れて行くように指示していました。」


 「そうなんだ。わかった。

 冒険者ギルドに行く前に、街の道具屋で、装備を整えようね。

 ミユに似合う服を買おうね。」


 「はい、お願いします。」


 「パープルも、一緒に行く?」


 「はい、行きたい。」


 私達3人は、少し小綺麗な道具屋に入っていった。


 「ミユ、どのタイプの服にする?

 私みたいな服にする?

 それとも、別の物を選ぶ?」


 「私は、白を基調とした服がいいです。清潔感があって、好きです。」


 「そうね。白ね。似合うと思うわ。

 すみません。この白い服を見せてくれる?」


 私は、店員に服をミユに試着させて貰い、様子を見た。


 「可愛い。いいんじゃない。

 ミユ、どう思う。」


 「私も、気に入りました。これにします。」


 その後も、店で色々な物を購入していった。最終的に、必要な装備は整った。


 次に、冒険者ギルドに私達は、向かった。


 「スカール、今、時間ある?」


 「はい、キリ、いいですよ。」


 「新しく、冒険者ギルドに登録したいのだけど。」


 「はい、わかりました。

 では、こちらに、記入して下さい。」


 「ミユ、これに書いてね。

 そうだ、パーティーにも入っておくか。ミユは、私達のパーティーに入らない?」


 「良いんですか?」


 「いいよ。入りなよ。」


 「はい、お願いします。」


 「スカール、パーティーにも、登録してね。」


 「はい、わかりました。

 こちらが、冒険者IDになります。

 初めての登録なので、Gランクからのスタートです。

 冒険者ギルドへの依頼は、パーティーで受けるのであれば、そのパーティーの最上位のランクを受けることが出来ます。キリのパーティーなので、Aランクを受けることが出来ます。」


 「わかったわ。

 あぁ、そうそう。ミユ、アイテムボックスの中の魔石とか、机の上に出してくれる。」


 「はい。これです。」


 「スカール、これらを買い取って貰える。」


 「はい、大丈夫です。それでは、ミユの冒険者IDに記録しますね。

 これで、ミユは、Fランクになりました。」


 「それじゃ、何か甘い物でも食べてから、帰ろうか。」


 「「はい。」」

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