暮らしのヒント とりあえずなろうで10万字、100部連載やってみた
つい先日、拙作「二人の勇者と二人の女王そして四人の悪役令嬢おまけに転生者一人の物語」を書きあげた山本大介です。
今回はこの作品についての取り組み方について、まとめと反省などを書き綴っていきます。
まず、この「小説家になろう」で多くの方に作品を読んでいただくには、どうしたらいいかと考えました。
なろうのキーワードを検索すると、異世界転生、悪役令嬢、ざまあ、チート等が出てきました。
おじさん、異世界転生はなんとなく分かりますが、悪役令嬢は聞き慣れないワードでした。ググって調べ、ツンデレ、策謀巡らす、陰険、陰湿お嬢様ということで納得しました。
ざまぁはざまあ見ろですね。
チートは無敵か成程と、こんな具合です。
それから、あえて出来る限りこの手の作品は読まないようにしました。せっかく、おじさんなんですから、おじさんの描くオリジナル勘違い的な作品にしたいと思いました。
次に目標ですが、せっかくなら、モチベも上がるし賞応募の形にしたいと思いました。
某小説大賞の応募欄を見ると10万字以上書かれてありました。
・・・10万字って・・・軽い気持ちとノリで書こうと考えていたのに・・・。
ああ、やってやるさ。どうせ、今は休業期間で時間はある。と変な所に火がつきました。
100部になったのは、50部目ぐらいで、こりゃ100投稿しないと、10万字に届かないなと判断したからです。
それから毎日投稿を課します。
次に小説の内容ですね。
ファンタジーですよね。
しかしながら、ファンタジーの世界といって差し当たって思いつくのはドラクエの世界・・・ドラクエ系の小説はごまんとあるでしょうけど、とっつきやすく万人受けで分かり易いのはありますよね。決まりました。
これだけじゃ、オリジナル色は絶対出ないので、昔から書いている比較的得意な卑弥呼の時代、それから大昔挫折した後宮の話をリベンジしたいと思い、3つの世界を主人公が行き来するパラレルな世界を思いつきました。
10万字という文字数をこれで、クリア出来そうですが、複数の話を組み合わせるのは、あまりやったことがないので、できるかなという不安もありました。
エタるという言葉もありますからね、でも、おじさんがエタったら信頼なくしますよね。
次にタイトル、なろうは長いタイトルが読み手の方にとってうけると言うのは有名な話なので、なんとなく件の「二人の勇者と二人の女王そして四人の悪役令嬢おまけに転生者一人の物語」を思いつきました。
・・・メインキャラが9人か描けるかなという思いと、タイトルが思いつきで書いたおじさんぽくていいなぁと密かに気に入りました。
主人公ですが、自分と年が近い方が、リアリティが出ると思い、同世代のおじさん山田尊(41、男性)にしました。
しかし、この主人公、当初は傍観者的立場の卑屈なおじさんを思い描いていたのですが、途中から少年主人公のような活躍を見せます(もちろん、おじさんっぽい所を残しつつ)。
キャラ立ちしたのか、自分が設定を忘れてしまったのか(笑)。
さぁ書きはじめます。ところが、連載タイトルのところにおじさん・・・って書いちゃったから初手から妙な具合です(その部のタイトルを書けばよかったのに・・・)。・・・まぁ、おじさんぽくていいか。
物語の冒頭はいかにもな中年のおやじが転生するというベタなはじまりです。
が、尊にも言わせていますが、王道である死んだり事故ったりの転生は、どうもおじさん世代(自分だけ?)の人にとっては、必然でない以上は違和感があります。
ので、寝て起きたら別世界ということにしました。
はじまりはヤマタイ国の世界です。
後で知ったのですが、はじめってつかみが大事なんですよね。
ちょっと地味・・・地味ですね。
でも、かえって知らなかった方が良かったかも、書き慣れている世界もあって、スムーズはじめていけました。
ちょっぴり苦手な伏線をはりつつ、次の世界へ。
次は勇者編ですね。
ドラクエの世界観をベースにしています。
勇者の名前もアルスとアリス・・・これも後で知ったのですが、ドラクエ漫画の主人公がアルスなんですよね、ダイだけかと思っていた・・・。
言い訳がましくも、勇者の名前でググっていて、アルスがすぐ目に入りました。ベタだなあと思いつつも、娘の名がアリスだとしっくりくるなと思い、こうなりました。
嫁はローラですね。これは確信犯です。ドラクエ1のお姫様、宿屋で合体は有名な話です(笑)。
知っている世界観もあって、こちらも楽しんで書けました。
それから後宮編です。
ここでは、黄河という将軍兼、皇帝の妃候補が出て来るのですが、当初この子が後宮でのし上がっていくサクセスストーリーを考えていました。
いかんせん、勝手に自分に課した毎日投稿のおかげで、描けず話が変わり少し雑になったかなあと思っています。
主人公尊が、まだ異世界転生(転移はしている)してなかったので、老皇帝へと転生してもらいました。そこで迎える死ですが、これは自分の中では必然だと思っています。
この章の話の展開はこれがベストだとも思っているのですが。
もう少し、キャラの心情とかもね。まあ、これが私の実力でしょう。
次に一旦、ドラクエ世界に戻り勇者編で親子の再会です。
このシーンは書いていて一番良かったと思ったシーンを描けました。
で、魔王の登場そして挫折。
ヤマタイ国対クナ国でとりあえず、伏線を回収しました。
最終章ではバトル小説となり完結です。
書いている日々は楽しかったですね、毎日アクセス解析を見て、一喜一憂していました。
それからこの作品ですが、投稿する度に文が稚拙になっていきましたね。一定のクオリティを保つのは本当に難しいです。エロもしかり(笑)。
時折、パクリとオマージュの区別がつかない文体(笑)、本人はオマージュのつもりですよ。でも、それは読み手の方が決めることですからね。
特に毎日投稿を自分に課していたので、文を書いて、一度読み直して投稿でした。
多い時は一日に五部投稿していました。そりゃあね、そうなるよね(笑)。
でも、なんとか無事完結することが出来ました。
みなさんが読んでくれているということが、大変励みになりました。
ありがとうございます。
一昔前は自分で描いた作品は、ほとんど読んでもらわず、封筒に原稿用紙やコピー用紙に記載した作品を出版社の賞などに郵送していました。
今は投稿すればリアルタイムに読んでいただけますからね。
本当にありがたい時代となったものです。
では。
まとめ(長い小説を書こうとするには、模索中)
・基本は書きたいものを描く。
・毎日投稿で癖をつける。
・アクセス解析で一喜一憂、ユーザーが増えた場合は素直に喜び、減った場合は次の
展開を見ていろよと書く意欲につなげる。
・ある程度の物語の筋を決めておく。
・苦痛にならないようにする。
・楽しんで書く。
反省
・文の先細り(稚拙化・・・でも、私の作品の特徴かもしれません)
・キャラ心情の薄さ。
・毎日投稿を課した為、休業後の仕事の折り合い(笑)。
ですかね。
偉そうに書きましたけど、拙作あまり評価されてません(笑)。
良かったら「二人の勇者と二人の女王そして四人の悪役令嬢おまけに転生者一人の物語」を読んで批評をください。
よろしくお願いいたします。
以上、宣伝活動でした(笑)。それかよ!