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桜さき富士と散る
桜の袂であった私と和尚様、再開
桜、富士山を見上げるとそこには美しく咲き誇っていた。花盛りの嵐を抜け道ばたに落ちるリボンを拾い見上げると紺のブレザーの君が眠っていた。
桜 目を閉じると瞼のうらに死んだお兄ちゃんの笑顔に似た最期の顔が浮かぶ。気がついたら桜の木に寄り添い眠りこんでいた。
こんにちは お嬢さん そんな所で眠ると風邪を召しますよ。さあ気をつけて降りておいでなさい。
紺の袈裟をまとった僧侶がわたしをみつめそう言った。
まぁ、和尚さま。はしたないところを見せてしまい、はずかしいわ。そんなにみつめてはなりませんわ。スカートが
と言い終わるやいなやお嬢さんはバランスを崩し淡い桜の花びらをおび私に降ってきた。
う、うぅ
お嬢さんおけがは?
大丈夫ですわ はっ和尚さまこそ?
大変私で潰れてしまうわ
なーに大したことはない。天女が羽衣を忘れたのでしょう。
それが私とこの方の再会でありました。




