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ここはどこだろうか。



確か私の名前は…思い出せない…



年齢は13だっけ……うる覚えだが多分あっているだろう。



性別は男なのは覚えている。



私は日本に住んでいた。



私が誘拐されて、警察がただの家出だろう。と済まさなければ、私の両親、妹、家族は死ななかったはずだ。

私はとある組織に誘拐されて、身代金100億円を警察に要求して来た。

まず最初に警察が馬鹿げている。と言わなければ私の両親は死ななかったはずだ。

そして、私は……



どうしたんだっけ……



思い出せない……



そうだ。組織の中で手を汚す仕事、暗殺を任されて、暗殺がうまくいけば妹の元へ連れて行ってやると言われて、暗殺をこなしていたんだ。



暗殺は成功した。


そして、妹の元へと連れて行ってくれとお願いをしたら……


あいつらは私のことを殺しやがったんだ。


そこでようやく気がついたんだ。


もう……


妹は、殺されていることが。




憎いはずなのに湧き出てこない。一切の感情が湧き出てこない。



なんだこの空間は……


真っ黒な空間といえばそうだが、どこか明るい気がしなくもない。


そう考えていると目の前に画面が出て来た。


3つまで。



・両手剣

・刀

・防具

・弓

・鎖

・双剣

・血

・鋏



なんだこれは……


わたしにはわからない……わからないはずだが本能3つ選べと、言ってくる。


3つ、選ぶのか?果たして、選んで良いのか?


私は13歳にしては思考速度、身体能力、全ての面において賢く、強い部類に入ると思う。


とりあえず選んでみる。


両手剣はないな。


いくら身体能力が高いとはいえ2m越えの剣を振るには力が圧倒的に足りない。


あれ?2m越えだと?なぜわかった?まぁいい…いまは気にせず選ぶのだ。気にしてはいけないのだ。


次に刀。これは1mと60cmぐらいか……候補に入れておこう。


防具。これは硬いがとても重い。俊敏が高いことを特徴としている俺には向かない装備だ。これは候補外だ。


弓。一応ありだ。候補に入れておこう


鎖。どういう用途でつかうかわからない…候補外だ。


双剣。重い。両手剣より重い。候補外だ。


血。どういう効果があるかわからないが、とてつもない強さだろう。勘がずっとそう言っている。候補ではなく、これは選ぼう。残り2個。


最後にハサミ。これは、全てを断ち切る。これも候補ではなく選ぼう。これは、長さは2m10cmほどだが、重さはとても軽い。これなら、軽く振れるだろう。残り1個。


候補に残ったのは、刀と弓。



刀か…悪くはないが、リーチが長い。そして重い。


弓、遠距離としては、良いが得意とは感じないな。



ピコンッ



そう考えていると、音がなった。


画面に何か追加されている。


・爪、牙


爪と牙……


これにしよう。


選んだのは、


・血

・鋏

・爪、牙


これでいい。


すると頭痛が走る。


なんなんだこれは。


どうやら俺はこれから異世界に行くらしい。


その異世界の情報が一気に頭に流れ込んで来た。


これから私が行く異世界は、ガリウという世界で、その世界の中にある迷宮都市ダンジョンシティのなかで最も恐れられている迷宮に飛ばされるらしい。


1階層から10階層までは上層。

普通の冒険者では、ソロで余裕で攻略できる階層だ。

10階層に、セーフティゾーンがありそこには街がある

セーフティゾーンは迷宮に存在する、魔物が近づかず、発生もしない。



10階層から30階層までが中層。

4人パーティで普通に攻略できる階層だ。

30階層はボス部屋となっており、中層を支配している魔物がいる。

また、30階層ごとにボス部屋が存在する。


30階層から60階層が下層。

12人パーティで攻略が可能だ。


そして60階層より下は深層と呼ばれている。

ここから先は92階層までしか攻略されておらず、ここまで攻略したのは40人パーティの勇者とSSS級の冒険者の混合パーティである。

深層からは60階層で出たボスほどの強さの魔物がどの階層にもうろついている。

その魔物の強さは未知である。


冒険者のランクはD〜SSSまであるが、Aランク以降は、貴族と同等の扱いをされるそうだ。


魔物にもランクがありD〜SSSまであるというがSS以上が世界の災厄と呼ばれるもので、魔王がS級で魔帝がSS級で魔神がSSS級だそうだ。SSSは未知のランクと呼ばれ存在が確認されたことは一度しかないそうだ。


貨幣については、

銅貨100枚で銀貨一枚。

銀貨100枚で金貨一枚。

金貨10枚で白金貨一枚。

白金貨10枚で黒金貨一枚。


平民は金貨を触ること自体あまりないという。



そしてその世界には、ステータス値というものが存在する。

試しに開いてみる。


「ステータス」


名前:???

種族:混合合成種キメラ

職業:暗殺者アサシン

年齢:13

Lv:1

体力:750

力:200

魔力:???

俊敏:1050

固有技術ユニークスキル:鋏術Lv- 亜空間(無限)ゲートLv- 鑑定Lv- 隠蔽Lv-

派出技術リペアスキル:暗殺術Lv- 体術Lv4-

称号:転移者


種族がキメラなのは先ほどの選択で血を選択したためだ。

異常状態無効。異常状態耐性。不老。不死。身体自在。etc.....

また、魔力が表示不可なのは種族によって保持できる魔力が異なるためだ。


次に固有技術ユニークスキル派出技術リペアスキルだが、ユニークスキルは生まれつき所持している技術スキルでリペアスキルは、自身の体が環境に適応するためにあるものだと言われているが、剣術や柔術などとれることから、環境に適応するだけでなく、努力を積み重ねることで獲得可能な技術スキルと捉えても良い。


職業は転職水晶で変えることが可能で、それは冒険者ギルドにある。


称号は勇者なら勇者となにか特別の出来事や世界に影響を起こすことが起きたら自動でつく。また、街や都市の門番には称号水晶というものがありそれで盗賊かどうか調べているそうだ。


選択で選んだ鋏は亜空間に入っている。亜空間はユニークスキルの異空間の上位互換で異空間は容量が30kgと固定で時間が常に動いているが、亜空間は容量が無限で時間も止まっている。また、迷宮都市や王都にある店では異空間のスキルブックが売られている。



これから私が行く世界について理解し終わったと同時に何かに引っ張られる感覚がする。



私はこの世界で頑張れる。




そう、信じている。




元の世界であったことは二度と起こさない。





自分は自分で守る。





余計なことには首を突っ込まない。





私はそう誓いを立てる。




私は……俺は、これから強くなって、元の世界では作ることができなかった友人を作る。





作ってやる。





そう考えていると意識が落ちる。


















どうだったでしょうか?

誤字等あれば教えてください。

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