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×××な僕  作者: 竜胆@サクア
1/1

何故?

 オリジナルです。

よければ、読んで下さい。

 僕は誰なんだろうか。


 背中を丸め、折り曲げた膝に頭を乗せて考える。


 答えは目の前にあるのに、どういう訳か掴めずにいる。

 いや、正確に言うのであれば、手を伸ばせば届く距離にあるはずなのに、体がそれを拒もうとする。


「…何故?」


 

誰かに問うわけでもないのに口から溢れた言葉は、この狭い部屋に響く。そして、自らの耳にも音として入る。


 何故と思ったのは、何故?


 自ら発した疑問符は、いつしかこの言葉を理解しようと、ゆっくりと止まっていたはずの思考が動きだす。


 考える、という行為から1つの答えが導きだせた。

 いや、導かれた。

 さっきまで阻害していた何かが今度は逆に、僕の手を引っ張る。

 ジャミングがかかった姿の君は、僕の先を歩く。

 まるで、あの時の僕のように。

 

 あぁ、そうか。僕は…

 

 一歩踏み出す毎に、記憶が戻ってくる。


 「こっちだよ。おいで」


 君が笑いながら僕に言う。

 笑っているかなんてわからない。でも、僕には君が笑顔を向けて言っているように思える。


 君が歩くスピードを上げるから、僕の思考も速まる。


「ここだよ!」


 振り返り、満面の笑みを浮かべて僕に終わりを告げる。


 君が導いて、僕も導き出せた答え、それは


 僕は×××だ。



 これが今の僕という存在の答えであり、これが僕だ。

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