表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
職業:神(仮)  作者: kyu
2/2

第2話「汝の隣神を愛せよ」

「あなたの家はここです」

言われて見上げたのは、年季の入った集合住宅、つまりアパートメントというやつだった。

「ここの205号室ですね。そんで、とりあえず生活に必要な物は備え付けてあるそうなんで」

生活に必要な物とは何なんだろう。冷蔵庫とか洗濯機とか、人間と変わらない物が備え付けてあるんだろうか。ていうかそもそも僕は何か食べたりする必要があるのかもわからない。神様も食べなければ餓死するんだろうか。

「あと、天界でのルールだとか、生活についてのマニュアルも備え付けてあります。しっかり目を通して下さい……ってこれも聞いてないんですか?」

はい、聞いていません。神様と言えど全知全能ではないということがよくわかった。

「これホント業務改善しなくちゃいけないっすね。俺の方から言っときますんで。はいこれ、部屋の鍵です」

渡された鍵を眺めていると、案内をしてくれた彼は車に戻ろうとしている。慌ててお礼を言うと、仕事ですから、とまたニカッと笑った。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ