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恋と愛  作者: 明樂
6/11

西野有紗の対面

家に着くと、俺は早く車を降りた。

「有紗さん、ありがとう……」


「いえいえ。ゆっくり休むのよ。」


「あ、う、うん。」

車のドアを閉めようとした時声をかけられた。


「翼!?」

後ろを振り向くと、母さんが立っていた。


「母さん!?」


「この人は!?」


「はじめまして…。私、西野有紗といいます。

国で決められた、翼さんの婚約者です」


「あらまぁ~……(*´ω`*)」


「母さん!?なに微笑んでんの!?」


「そうね、もう翼も18歳だものねぇ〜」


「西野さん、今日ご飯食べてって!」


「は、はぁ……?」

こうして、有紗さんはうちでご飯を食べることになった。

母さんが何をそこまで喜んだのか、気合を入れて作っていることが伝わってきた。


「母さん……こんなに作らなくても……」

テーブルいっぱいにお皿が並んだ。

俺の大好きな肉料理、母さんが好きな野菜系、父さんが好きな魚料理がずらっと並んだ。


「さぁ!どんどん食べて!」

有紗さんは遠慮しながらも食べ始めていた。

俺も、ひどく空腹だったから、食べた。






有紗さんのお迎えは22時に来るそう。

それまでの間、俺ん家にいるそうだ。

「ねぇ、あのさ。」


「ん?」


「……あなたの好きな……西野有紗さんを教えて欲しい……です。」


「え!?西野さんのこと!?」


「えぇ……ちょっと、気になって」

俺は小学校、中学校の卒アルを持ってきた。


「え、これが貴方の好きな西野有紗さん!?」

同姓同名の彼女を見た西野さんの反応は、少し驚いてた……そんな気がする。


「有紗さん……?」


「……………」


「有紗さん!」


「えっ!?あ……私……ぼーっとしてた」


「大丈夫?」


「えぇ、大丈夫よ。」

西野さんを見てから、有紗さんの表情が暗く感じた。

気のせいなら……いいんだけど。


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