表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
恋と愛  作者: 明樂
3/11

現実

あれからどれくらいキスをしていたんだろう。

キスに夢中になっていて、周りが見えていなかった。


《ピルルルル……》

突然、俺の携帯がなった。

「あっ……これ……」

時間を見ると日付が変わっていた。


「俺……18歳に……」

国からのメールが届いていた。


『南雲翼様、18歳おめでとうございます。

早速ですが翼様のお相手の情報を載せさせていただきます。


西野有紗(にしのありさ) 1998年 4月13日生れ AB型』

とかいてあった。


「西野……有紗……?」

これはもしかして、運命なのか?

あの、西野さんなのか?


「西野さん通知……きた?」


「私……携帯の充電なくて……電源切ってるからわからないの……ごめんね。」


「あ、いや、大丈夫!ねぇ、これってさ、もしかして……」

携帯の画面を西野さんに見せる。


「これって、運命だよね!?」


「……………」


「西野さん……?」


「南雲翼様、お誕生日おめでとうございます。」

真っ黒いスーツを着た2人組がきた。


「あなた達は……?!」


「翼様の婚約届をお持ちしました。」

渡された婚約届を見てみる。やはり、"西野有紗"と書いてある。


「南雲くん……惜しいね」


「え、?」


「確かに私は西野有紗で1998年4月13日生まれだけど……血液型はA型なの。」


「え……………」


「南雲くん18歳おめでとう。お幸せにねっ……」

西野さんは涙を溜めながら、走っていってしまった。


「西野さん!!」


「翼様、明日またお会いしましょう」

黒スーツを着た人達は帰っていった。



同姓同名……こんなこと、あるんだ。

俺の好きな……西野さんじゃないんだ……

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ