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始まりの色

初めまして、今回初めて小説を投稿させていただきます。

駄文が多いと思いますが、みなさんよろしくお願いします。


 





始まりは、すべてを塗りつぶす朱色だった。地面を染め上げる血の色、空を染め上げる炎の色、沈みゆく太陽の色、すべてが赤く塗りつぶされていた。少女の目に映る景色に生ける存在はなく、ただ、あらゆるものの死が辺りを覆い尽くす。少女は、ただ泣くのみである。

 己の力の無さを、救うことのできなかった者たちだったものを見ながら・・・・・・。













 「この辺りにも、人の姿はないか・・・。」そう言いながら、少年は、地図にこのあたりの情報を書き上げていく。彼の名はカケル、冒険者ギルドに所属する探索者である。

                    

 21世紀の終わりごろ、世界中でのちに異形と呼ばれるものが出没し、それまで築き上げられた文明社会すべてが崩壊した。生き残った人間は、都市の周りを巨大な壁で覆い、その中で生きている。

 だが、城壁の外には、文明社会の名残である遺物が多く存在している廃墟が多くある。また、通信手段が失われたため、ほかの町の人間との交流ができなくなった。

 探索者は、廃墟を発見し、その中にある遺物を回収し売りさばいたり、生き残りがいるほかの都市を発見し、自らのの所属する都市に報告するのを生業としているものたちのことである。

 廃墟は、遺跡とも呼ばれており、ほとんどのものは、こちらの名を使っている。

 




 「遺跡の影もないしどうしたものか」そう呟きながら周りを見渡している。異形にあったらたまらないからだ。異形は、さまざまな形をしている。ファンタジーの生物の形をしたものから、SFの機械でできた機動兵器のようなものまで種類は様々だ。その強さや希少度によって、GからSSSのランク付けがなされている。その体から切り出された素材は、さまざまのものに利用でき、異形自体の危険性から討伐の対象となっている。これらを生業とする狩猟者という職業も存在している。



 なぜ、彼がこれほど周りを警戒しているのかには、ある理由がある。彼は今単独で行動しているのからだ。ふつうは、探索者は狩猟者と共に行動している場合がほとんどだ。

 

 その理由は、狩猟者の所持する武器が近接系統の武器が主なのに対し、探索者の武器は遺物である銃などの遠距離武器を主としている場合が多いからだ。これはそれぞれの職業に向いている特性の違いにも影響している。そもそも、上記で記した二種類の職業は誰でもなれるものではない。

 

 異形が出現し始めてからしばらくしたころ、生まれてくるものたちに異能が備わるようになったのだ。狩猟者に向いているものは、筋力の増加や瞬発力を高めたりするなどの身体能力の強化ができるものがなる。

 

 対して、探索者に向いているのは、気配探知や視力の強化などの感覚器官の強化ができるものがなるのだ。どちらも自分にない能力を補うため、チームを組んで行動することが多い。このことについて研究している学者も存在するが、今のところ詳しい要因は分かっていない。



 「やはり、誰か組めるものが現れるまで都市の外に出ないほうがよかったな・・・・。仕方ない、帰るか。」そう言いながら、都市のある方向へバイクを向け、走り出した。










 

 

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