表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

黒竜様の花嫁候補 〜本当に私でよろしいですか?〜

作者:しろねこ。
黒竜の花嫁に選ばれる事は、この国ではとても誉れ高い事である。

けれど、その条件は決まっていた。

白い髪をしている事、青い瞳である事。そして前世の事を覚えている事。
伯爵令嬢であるレイシスは白い髪と青い目をしていた為に、物心つく頃に黒竜の花嫁の話を聞かされて育った。
(もしかしたら黒竜様の花嫁になれるかも)
そうして内心期待をしていたのだけれど、もう一つの条件だけはどうしても満たせなかった。

昔の事を全く思い出せないのだ。

前世の記憶など欠片も浮かばないまま、初めて黒竜と対面することになった。
けれど懐かしい気持ちも思い出も湧き上がらない。

唯一思い浮かべられたのは「黒竜の赤い瞳が好物の果物にそっくり」という事だけ。

なのに何故か黒竜はレイシスに求婚した。

前世の記憶がないと伝えても、「その内に思い出す」と言われてしまい、そのままレイシスは婚約者として迎え入れられた。

黒竜は優しく、レイシスをとても大事にしてくれる。

嬉しさと共に罪悪感が募る。

(本当に私が花嫁なの?)
一向に記憶は戻らず、けれど胸には愛しさが芽生え続ける。気づけば結婚の日となった。

彼と一緒になれる嬉しさと、彼を騙していないかという不安がぐるぐるしている中、一人の女性が現れた。

白い髪と、青い目を持つ美しい女性は、黒竜とレイシスの前に立ってこう言った。

「私が本当のあなたの花嫁です」





ハピエン、両片思い、ご都合主義大好きな作者によるお話です(*´ω`*)

カクヨムさんにも投稿してます、よろしくお願いします☆

第1話 婚姻譚
2025/02/13 21:51
第2話 求婚
2025/02/14 18:03
第3話 揺れる心
2025/02/16 09:34
昔語り
2025/02/20 06:44
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ