戦・争
今回の設定は別に聞き流しても良いよ!!
「私はブレイズ。アナタの、『ツインテール』の召喚魔よ」
ブレイズは俺の布団の上でスラリと胸を張る
頑張って高圧的な態度をしようとしているねぇ! 俺は今猛烈に感動しているよ! 元気っ子のレッドたんが張る胸とは違って、高慢と自信、そして、気怠さがトッピングされた極上のぺったんだ!!
だがしかし、このブレイズちゃんは一体どこから現れたと言うのか…
まさかあの、魔導書フラッシュから生えてきたと言うのか!?
「アナタの想像通り、私はこの魔導書『信仰の書』からアナタによって作り出された魔導精霊。今よりアナタは私を繰り、他の者の信仰を打ち倒さねばならないわ」
つまり宗教戦争ってことね、なるほど理解した。
……だがなぁ…
「それもうやったんだよ」
「奴らはそれぞれの信仰の頂点が……えっ?」
宗教戦争、信仰潰し。
いやぁ、あの事件は悲惨だった……
始まりは、俺と康太の些細な言い争いだった
やれツインテが至高だの、ストレートロングが至高だの、惨たらしい争いを始めた俺たちの噂が町中に広がり、四天王や三人衆、果ては信仰大魔王に至るまでが現れ、血で血を争う大戦争が開始してしまったのだ……
「…えっ、結果はどうなったの?」
「そりゃ勿論、俺の勝ちよ」
世界はツインテールにより始まり、ツインテールに行き着く
俺はあの戦いで、ツインテールの深奥を垣間見てしまい、取り込まれてしまいそうにすらなった
だが、俺の信じるレッドたんを始めとした、これまで愛してきたツインテールヒロインたちが俺の目を覚ましてくれて、俺は最大最強の敵『悪食』を倒すことに成功したのだ!!
「その時俺は気がついたんだ。ツインテールは至高だが、それ以外を迫害したとて得るものはない。主張も大事だが、時には受け入れることも大事だ。と……」
あの時の戦いを回想してグッとキていると、布団の上で可愛い存在がワナワナ震えている
ブレイズちゃん、そんなにプルプルしてどうしたの?
「こっ、困る…」
「俺は君が居ても困らないぜっ!」
ここでビシッとサムズアップ!
ブレイズちゃんはそんな俺を見ると、ふらふらクラクラ、布団の上にペタンしてしまった
「…まさか、もう終わっていたなんて……」
「いや、別にその召喚戦争が終わったわけじゃないぜ? 俺たちは個人的に戦って、分かりあった。それだけで…」
「それじゃダメなの!!」
突然大声を上げるブレイズちゃん
おや、キャラが崩れているよ。そんな所も可愛いね
「もう単体属性だけの信仰じゃ立ち行かなくなってるの! 他の信仰と合併、統一しないと属性の存在が危なくなってきてるのぉ!!!」
もはや最初の雰囲気はどこへやら、ブレイズちゃんはギャン泣き寸前で俺に引っ付いて懇願してくる
あら〜! 可愛い〜!!!! 即堕ちも大好きだよ〜!!!!!
でも言ってることは物騒〜!
「つまり、信仰の力が弱まってきていると」
「うっ…ぐす…」
すっかりメソメソしちゃったブレイズちゃんをあやしながら、この娘のお話を聞いてあげる
あぁ^〜、サラサラしてるんじゃ^〜
真っ赤なキラキラキューティクルヘアーを撫でりこすれば、その度にびくんっ、とテールが揺れて、彼女の頬はにへらぁと緩む
きゃわいいね〜!!
「私たちは信仰から生まれる魔導精霊。存在しているには勿論、信仰が必要。んっ、もっと撫でて。でも最近、信仰の多様化が進んで、信仰のバランスが崩れたせいで、私のような存在は次々と弱ってきているの。…あっ、そこ良い…!」
そっかー、旋毛のちょい左くらいを、人差し指と中指でさわさわされる位置が好きなんだね〜
興が乗りに乗りまくった俺は、興味本位で旋毛からうなじまで薄っすら続く色白肌をつつつー、となぞる
「ひゃうんっ!」
あら〜〜〜!!!!!
予想外に甘い声を上げて、くすぐったそうに身体を震えさせたブレイズちゃん。コレは俺も、本気にならねば無作法というモノ……わしゃわしゃわしゃ……!
「ひゃんっ、もうっ、撫でるのやめっ…! 変になっちゃう…!」
おっと…(賢者思考)
流石に初めての相手にやりすぎたか
一度、頭を撫でるのをストップすると、一瞬寂しそうな顔を見せた後、起き上がったブレイズちゃんはこほんっ、と咳払い
まだ気を取り直せると思っている所も可愛いよ!
「このままでは消滅してしまう私たちがそれを免れるには、他の信仰を奪うしかない。まだ信仰が大きな括りに収まっている内に、代表者による魔導精霊の召喚戦争で生き残る信仰を決めるの」
「それって、戦争する必要なくない? ただ地道に布教してけば…」
「因みに、勝者には、手に入れた莫大な信仰を用いてどんな願いでも叶えられるわ」
えっ、どんな願いも!?
それって、あんなこととか、そんなことも!?
「じゃあ結婚してくれ!!」
「えっ、それは別に、優勝しなくても…」
えっ、優勝しなくても良いんですか!?
わーい!ヤッター! 赤髪ツインテぺったん娘は俺の嫁ぇぇ!!!!!!
「とにかく! どの道、信仰を奪わないと私は消滅しちゃうの! 本当にけっ、結婚したいなら、他の信仰を倒さないといけない! 分かった!?」
分かった、理解!!!!!!
そんなこんなで、俺は理想の嫁を得たのでした。
めでたし、めでたし!!!
回想終わり!!!
あとコレは別にバトロワものじゃないぜ
もし書きたくなったらジャンル変えるか別枠で書くぜ




