大切な時間を再び、、、
「シュー・コー、シュー・コー、シュー・コー、、、、、」
人口呼吸器につながれてあと数日の命を懸命に生きている。
「死ぬ前にもう一度ミーに会いたい、、、、」「死ぬ前にもう一度ミーに会いたい、、、、」言葉には出せないが懸命に願っていた、、、
「チョン・チョン・チョン」
うん?この起こし方はミー!?朝ごはんなの?
ふと気が付くと、はるか昔に過ごしたミーと二人の家に戻っていた。
あれ?あっごめんごめんご飯だよね。いつものように引き出しを開けてミーのご飯を、ミーのお皿に乗せてあげてた。
「会いたかったー、、、、!、???」
でもここにいるのに何でそんなこと考えていたんだろう?デジャブ?
不思議に思いながら、今日の曜日を確認した。
今日は20XX年の10月の日曜日か。今日はずーっと一緒にいようね!
不思議な気分で俺はいつもの日曜日を満喫していた。「死ぬ前に1日戻れるとしたらミーとゆっくり過ごせる日に戻りたい。ずーっとミーと居たい。」ミーのご飯を食べる背中を見ながらミーに話しかけてた。
ミーのご飯が終わって、ミーはいつものように寝床を作ってとせがんでいた。「今日はずーっと一緒なんだから、寝床じゃなくてベッドで一緒にごろごろしようよ」ミーを抱えて布団へ
「ミーは本当にかわいいねー、いい子で、優しくって、ふわふわで綿毛みたいだね」
話しかけながら一緒に寝ていた。
「お父さん、お父さん」
?話し声が聞こえる
「お父さん」???
あれ?ミーが話してる!
「お父さん、死ぬ前に私と過ごした日を選んでくれてありがとう。私もお父さんをずーっと居たかったんだよ。だからお別れした後もお父さんのそばで待ってたの。」
「どうして?」
「だってお父さん、私のほかに猫と一緒に暮らさないって言ってたから。本当にあの後ずーっと一人でいるんだもん。」
「俺にはミー以外考えられなかったんだよ。」
「ほかの猫さんたちも助けてあげたらよかったのに、、、」
「なんかミーとの思い出が薄れてしまいそうで、、、、」
「そんなお父さんだから待ってたんだ。」
「そうかーありがとう、、、じゃあこれから一緒に橋を渡ろうか、、、」
「ううん、お父さんには私と一緒に別の世界に行ってほしいの。」
「???天国ってこと」
「そうじゃなくて、異世界。お父さんあのころ一生懸命携帯で読んでたでしょ」
「あれは作り話じゃないか。現実逃避で読んでただけだよ」
「私、そのために待ってたんだ。今度はお父さんを最後まで一緒にいられるようにって」
!!!!
初めての投稿です。
続けられるかどうか、、、
読んでいただいて面白いと感じていただけたらできるだけ、最終回まで書きたいと思います