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菫ノ詩集

雨の音を響かす

作者: 堅香子 擬々

雨がふってたからつくった



雨が降りながら不幸が降る


雨が降りながら不幸が降る


雨が降りながら不幸が降る



下手なトランペットの音で目を覚まし

雨降る道を歩む日々


服着るこの躰に打ちつく雨は冷たくて

降り止む気配は一向にない


ぷらぱぷっぷっぷつ


お隣さんの少年が吹きならすトランペットはあまりにも酷い

近くにいる鳥や虫やらがその酷さに飽きて去ってゆく

そこに残るのは雨ばかり


ぷぷーぱぴらぷらぴらぱぷー


一生懸命屋外で頬を膨らませながら吹く少年を

遠くの屋根に座って覗く日々

いつも着ている黒いパーカーのフードを合羽代わりに着こなし

今も雨に打たれてる

長い髪は雨に濡れ 水も滴るいい女



雨降りながら不幸降る ぷらぱぷっぷっぷっ


雨降りながら不幸降る ぷらぱぷっぷっぷっ


雨降りながら不幸降る ぷぷーぱぴらぷらぴら


ちんたら歩いて川につき

ちんたら歩いて流される


ぷるぷっぷっぷっー

ぷるぷっぷっぷっー


笑って泣いて轟く叫び

今日も元気に啼く鳥だ


雲から落ちて

火がついて

塵となってゆく


ぷぱらっぱらぱっぱっ

ぷるぷっぷっぷっー

ぷぷらぱっらっぱっ


今日も轟く


ある家の一室の部屋から

鳴り響く


そうしながらその音と供に雨は降り不幸も降る





つづかない( ̄ー ̄)

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