ドッペルゲンガー 三
ドッペルゲンガー編、クライマックス!
鷹斗は、ドッペルゲンガーを消し去る事が出来るのか?
そして、少しだけヒロイン登場!
こんな少しでもヒロインといえるのか?
ドッペルゲンガー三
僕は、まずあの夜見た友達の家に行ってみることにした。
「いますカー。」
僕は、間抜けながらに、玄関から呼んでみた。
「はーい。犯罪者さん、いらっしゃい・・・今、連れて行きますからね。」
ダッシュ闘争!
とりあえず、家に戻ってきた。
物音はしない。
玄関から、こっそりと鍵を入れてあけた。
やっぱり、物音はしない。
それでも念には念を入れて自分の部屋に行くと、せっかくなので、服をすべて変えた。
昨日のままの汚い服だと、これからいくきにもならない。
シャワーも使いたいのだが、ばれるといけないので、あきらめる。
冷蔵庫など、家をあさってご飯。
次にデイパックに武器になりそうなものを次々に入れていく。
これでいちおうは、いける。
僕は考えた。
何処に地下帝国にいける洞窟とかがあるんだろう。
しばらく考えて、テレビをつけてみた。
ノイズ。ジージーとうなるテレビ。これは、この世界中、誰もいないのかもしれない。
窓の外で地下帝国の服を着た人間が歩いていた。
これを、追いかけるしかない。
こっそりと、ドアを開けて、人間を追いかけていった。
奴らが消えたのは、家の裏庭だった。家の裏側の庭をひっくり返すと、そこにはメタボリックシンドロームの人がらくらく通れる・・・つまり僕にはらくらく通れる大きさだったって事。
地下帝国に行くと、あいつらがいっぱいいた。
「犯罪者、潜入!レッツゴー!」
結構スパイ映画とかって、楽しいよね。わくわくしたらいけないんだろうけど、結構わくわくして、はらはらしてます!
僕は、鉄の棒を持つと、人間の頭に思いっきり鉄の棒を叩きつけた。
「えいや!とりゃ!ほいさ!」
人間はちを流しながら倒れた。
その倒れた先にいたのは、僕の友人だった。
「郁!」
「鷹・・斗?」
郁はぐったりとして、僕に倒れこんだ。
ちなみに郁は女だ。
「郁、みんな何処にいるの?」
郁は答えてくれた。
「みんな、この先にいる。私の友達も家族もみんな。そうだ、お父さん、お母さんは何処にいるの?ねえ鷹斗一体何処にいるのよ!」
郁は混乱状態に陥っているのかもしれない。
「郁。俺はこれからおくに行くから、この鍵で俺の家に行け。この道をたどっていくとの家に付くから。それと、俺の部屋には絶対に入るなよ。いいな。一人で戻れるな。家に行けば、表に回ると、俺の家だから!みんな助け出すから。」
郁はふらふらと立ち上がると、うなずき、道を上っていった。
「絶対に、戻ってきてね。鷹斗。待ってるから。帰ってこなかったら、部屋、入っちゃうからね。」
郁と別れた僕は、途を隠れながら、進んでいった。
「郁、お前に部屋は絶対に入れないからな。待ってろよ。」
その途中で沢山の人間と出くわしたが一人ひとり確実に鉄の棒で倒していった。二人一組のやつらとかもっと大勢のやつもいたが、何とか、倒していった。
中間地点らへんで軽食をとる事にした僕。
地図は倒したやつらから拝借した。
もう少しで一番奥かな?
「皇帝様部屋」
皇帝の部屋までやってきた。
「入れ。お前は私だ。私はお前なのだ。恐れる事はない。おいで。鷹斗。」
皇帝の部屋の扉は、僕のために開かれた。
次回、鷹斗、皇帝と一騎打ち?
そして鷹とは地上に無事に戻れるのか?
今のところ、ハッピーエンドとバッドエンドのどっちにしようか迷ってます。それともどっちも作るか。
バッドエンドにしちゃって文のながれで鷹斗死んだら、続編で鷹斗出てこられないでショー。悩むところなんだよねーこれが。まあ、最終話まで後二話の予定ですが、それまでに決めておきます!