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しゅれっだー

作者: 雪つむじ

とってもとっても

とってもとっても

とってもとっても


かさばるの


どんなにどんなに

どんなにどんなにどんなにどんなに


大きな袋に入れたって


やがては入り口からあふれて

出口と繋がっちゃうんだから


少しでもリスクを減らすため

少しでも多く詰めるため

少しでも多く嚥下するために


僕たちはシュレッダーをこよなく愛撫する


愛でて

撫でて


まるで至上のものみたい


ふかふかに裁断されて

柔らかい紙くずに乗って

僕たちはどこへ行こう


ふかふかに裁断されて

人当たりの良くなった

言葉を一つさがしに行こう


ふかふかに裁断されて

パンパンにゴミ袋に詰められた

知識を庭で燃やし尽くして


捨てればゴミ

拾ってもゴミ

使い道は緩衝用?

愛でるんですよ

観賞するの

ありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[一言] 読ませていただきました。詩的な表現や言い回しが素敵です。ただ、シュレッダーにかけた紙切れを観賞するとは……? "思い出"の比喩でしょうか。そうするとバラバラになった残骸を、過去を、眺めていた…
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