第3話
やあ皆さん、私は数十日 かけ平原を抜けトーボの街と呼ばれる人間の街の近くにやってきました。
面倒ごとは嫌いなので私は人化をして入り込もうとしたのですが。
「あなた、身分を証明するものとか持ってる?」
「持ってないです」
「それじゃあ金貨1枚を払ってくれればいいよ」
「持ってないです」
「それじゃあ通せないなぁ、ごめんな嬢ちゃん」
ダメか。まあ想定範囲内だけど。
「それじゃあ、無理やり通らせて貰いますね」
私は腕を上げて人差し指を前に向けて立てた。
「ん?何をするつもりだ!」
雰囲気が変わったのが気づいたかのように門番の二人は警戒を始めた。
「そーれ!」
それと同時に私の人差し指からは真っ赤な糸が出て来る。
その糸は私の思うように動き、門番二人の首を……焼き切った。
二人は血も流さずその場に倒れ、首がコロコロと転がって、私の足で止まった。
その顔は驚いた表情で固まっていた。
「ごめんなさい、悪気はなかったの」
私は生首達を置いて門を通り抜けた。
街に入るとなんだか騒がしかった、何があったのだろう。
街の人に話を聞くと街のA級冒険者であるアルバートという人が死んだらしい。
調査団が10人派遣されて調査されたのだが帰ってきたのが1人だけだったらしい。
その1人も何か恐ろしいものを見てしまったかのように、独り部屋に引きこもってしまったそうだ。
こわいなぁ。
私は関係ないけど。
そんなことより、またさっきの生首が出来ないように身分証明書、もといギルドカードを作ろう。
この街は何度も来たことがあるのでギルドの場所も分かっている。
パパッと着きました。
早速中に入っていこうと思います。
「こんにちわー」
入ると人間達がこちらを向いてきた。
私は気にすることなく受付に向かっていった。
すると受付の人間が私に話しかけてきた。
「はい、今日はどのようなご用件でしょうか」
「ギルドカードの登録をお願いします!」
「はい、それではこの板に手を乗せてください」
受付の人間は半透明の板を取りだりそう言った。
私が板の上に手を乗せると、板は激しく発光を始めた。
「なんだ!何が起こっている!」
「どういうことだ!」
「逃げろ!」
「うわあああああああ」
人間どもの絶叫が響き渡る中板の発光は止まらない。
そう、私が力を押さえておくのを忘れていたからだ。
板から手を離せばいいのだが私はそれを止めない、楽しいからだ。
「おい!板から手を離せ!」
「断る!」
そう私が入った瞬間。
発光していた板は大量の魔力を放出し、大爆発を起こした。
ギルドは跡形もなく消え周りの家も、爆風で倒壊していた。
中の人間は消え去ったり、上半身だけ焼け残ったり、全身に火傷を負って皮膚が真っ赤に爛れていた。
「最高!」
私は爆発の中心で叫んだ。
「いやぁ、たのしかったなぁ。まさかあそこまで爆発するなんてなぁ」
まあ私はギルドカードなんて自分で作れたんだけどね。
えっ?なんで門番を殺したかって?
そりゃあ……
楽しいからでしょ☆




