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旅行2

冴惠は悶々としていた。嫌な兄たちは旅行へ行っていていないのに、どこか変な感じがするのだ。

台所に立ってみる。当然母はいない。冴惠はお腹が空いたが、作ってくれるのはいつも母なので、今は何も食べる事ができない。冴惠は苛立った。と、同時に早く帰ってきて欲しいと思った。このままでは、飢え死にしてしまいそうだ。

「腹へったあ〜。」

呟きながら、何か食べるものを探した。すると、カップラーメンを見つけることが出来た。冴惠はここぞとばかりに張り切って、それを作った。

3分間待つ。待ちながら、ウルトラマンは大変だと思った。3分間で戦いをどうやって終わらせているのだろうか、とどうでもいいことを考えた。冴惠の言葉も頭の中も大抵回路や脈略がないので、周囲は困惑する。

「はあ。」

ため息をついた。兄からメールが来たのだ。彼女は渋々開く。

「いや、老いてって悪かったな。。今はコネにいるよ。ご飯美味かった。ほんとごめんな。」

「…ありえない。」

彼女は返信を打った。でも、本当は笑っていた。希夢がメールが苦手なのは知っていたが、ここまで酷いとは思わなかった。

「…ふん!」

笑いを抑えるあまり、変な声が出た。でも、心配されたことが少しだけ嬉しかった。

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