Th3 B4ck Ro0Ms 私の研究所
Th3 B4ck Ro0Ms 私の放浪記に続き、第二作、Th3 B4ck Ro0Ms 私の研究所。
私の放浪記で起きたことまでのストーリーです。
あなたも迷い込まないように、気を付けましょう。
『みなさま!おはようございます!本日も元気に研究をしましょう!☓☓☓研究所で!楽しくハッピーな研究生活を!』朝6時を知らせる放送が流れた。「みんな〜、おはよう、って、また一人辞めたの?」「はい、、、室長、もうちょっと宣伝もするべきではないですか?」「でもな、、、費用がかかるんだよ、、、」「おーい!今さっき連絡が入って、空間設計士の方が一人研究に参加してくれるそうです!」研究員の一人が走って研究室に入ってきた。「本当か!?やったぞ!みんな!新しいメンバーを迎え入れるために!研究に力を入れるぞ!その人の名前は?いつ来るんだ?」室長が興奮して質問を次々と投げかけた。「アーロン・ナンゴ、職業は空間設計士、いろいろな研究所や建築関係の仕事などをしています。現在は建築関係の仕事で、1〜2ヶ月後には来れるそうです!」「それなら研究を第2段階まで進めるのに十分な時間だ。急いで支度をするぞ!そういえば、、、電気工事士のカインは?今日から合流予定じゃないのか!」「それが、家族に聞いたところ、家族も知らないそうです。失踪の可能性も考えて、友人に聞いたら、研究所のメンバーに加わったから、今日から合流なんだよね!と周りに自慢していたそうです。そして後ろからカインの悲鳴が聞こえ振り向くと、居るはずのカインは消えていたそうです。」「どういうことだ、、、道の横に隠れたとかじゃないのか?」「それが一本道で隠れるところは一切ないとのことです。」「どこなんだ!」「壁のペンキが剥がれていたり。アスファルトも砕けていたり、ボロボロの一本道ですね。」「う〜ん、、、次の電気工事士かエンジニアを至急探せ!」「はい!」研究員たちが急いで外に出たりコンピュータを操作し、次の電気工事士を探していた。「室長!!!!見ぃつぅかぁりぃまぁしぃたぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!スミス・カイル、電気工事士です!今からこちらへ来てくださるそうです!失踪防止のため、護衛の人たちをつけています!!!!」「よくやった!!すぐに研究の装置の大体の説明文を書けぇぇぇぇ!!!!大至急だぞ!」「ハァイ!!!!!」研究員たちのやる気が最高潮になった。「スミス電気工事士!!!ただいま到着いたしました!!!!護送も完了しましたぁあぁぁ!!!」「スミス電気工事士!ようこそ!不明空間研究室へ!いらっしゃいましたぁぁぁぁぁぁ!!!!!」室長と研究員たちがものすごい元気な声でカインを迎え入れた。「今日から不明空間研究室配属となりました!スミス・カイルです!よろしくお願いします!」研究員たちの元気な挨拶に応えて、スミスも大きな声で自己紹介をした。「本当によく来てくれた!スミスさん!」室長が泣きそうな顔でスミスさんに抱きついた。「なんで泣いてるんですか!?」「スミスさん、、、今回のこの研究、少し危険かもしれないんですよ、、、すでに一人失踪してるんです。」研究員が深刻な顔で言い、室長の方を向いた。「あ、ああ。もう一人失踪者を出してしまっているからね、、、一人、、、まあ、暗い話はやめて、ここでの過ごし方を説明しようか!」「はい!お願いします!」「まず!ここでは自由に過ごしてもらう!出勤はいつからでもいい!緊急のときは、連絡するから、安心してくれ!そして!君の仕事を説明しよう。君には、転送装置を作ってもらいたいんだが、、、できそうかね?うちの優秀な研究員たちがどうやったら転送できるか大体の仕組みは考えられてるから、それを渡すね、おーい!転送装置の資料をスミスに渡してくれ!あともう一つここでのルールが有る、私語OK、敬語禁止、なるべく敬語は使わないように、緊急なときとかに敬語使ってたら意味ないからね。」「資料です!」研究員が資料を持ってきた。「ありがとう、はいこれ、私達、不明空間研究室は、不明な空間を調べるために作られた研究室だ。そのため転送装置で、ここ、現実世界と、不明な空間をつなぐために、化学反応を起こす装置。手のす装置をつくる人が必要なんだけど、、、」「その技術者が、失踪してしまったと、、、いうことですか?」「ああ、そうだ。だから緊急で人員を探していて、君を見つけたんだよ、、、本当にありがとう。資料に加えて、設計図も渡しておこう。」
「ありがとうございます。この設計図、、、精度がすごい、、、全部ありえなさそうなことなのに、できるように設計されている、、、ありがとうございます。設計図まであれば、もう早速着工できます。でも、、、これくらいのエネルギーに耐えるために、、、資材を集めなければなりません。何週間かここの研究員たちを資材集めのために僕が先導してもいいですか?」「それはもちろんいいよ。転送装置が作れるためなら、なんだっていいさ。ようし、みんな!今日から、転送装置を作るための資材集めを始めるぞ!先導、指揮は!スミスがしてくれる!ちゃんと話を聞くように!」「はい!スミスさん!よろしくお願いします!」「よろしく、今からは、あなた達の上司として、厳重にやっていきます。いつもの研究室の雰囲気ではなくなるかもしれない。それでもついてこれるか!」「はい!」研究員たちが熱血的な眼差しでスミスを見ていた。「それじゃあ、装備を持って、出発だ!!」「おおおおおお!!!!!!」研究員とスミスが資材集めに出発した。
「室長、、、失踪者の家族や友人にはどう説明するのですか?」一人の研究員が男に駆け寄った。「説明?なぜする必要がある?私の研究所がなにか特別関与しているわけでもないだろう、、、それで私達が何かを説明する必要はない。」「いやしかし、今回の失踪者はすべて、私達の研究所の研究に参加しているメンバーであり、、、」「渡しに口答えをするな!!!!」「は、はい。」「私を誰だと思っている?私のことを馬鹿にしておるのか?この!研究所!ラミレス研究所の最高幹部の、ラミレス・ジャックだぞ!」ラミレスが声を部屋の中で轟かせた。「す、すみませんでした。ではこの件は」「さっさと隠蔽しないか!表沙汰にでもなったら、覚悟しておけよ。」「は、はい!」研究員が急いで部屋から出ていった。
「みなさん!まずは、先程配ったプリントに書かれているパーツをすべてこちらに集めてください!」「はい!」しばらく研究員たちがなにかのパーツをスミスのところへ運んでいた。「はい!それでは皆さん、ありがとうございました!これで工事を始められます!研究室に戻り、早速始めます!」「はい!」研究員たちが続々と研究室へと入っていった。
それから1週間後
「室長!みなさん!完成しました!転送装置!できました!!!!」「よくやった!!!!!」室長と研究員たちが歓声を上げた。「早速試運転をしよう、試運転をしてもいいのか?」「はい!もちろんです!」「ようし!みんな!位置についてくれ!装置に電力を注ぐぞ!!!!」「はい!」研究員の一人ひとりが椅子へ座った。「それでは電源を入れます。なにか不具合が発生したら直ちにご報告ください。」研究員達がいる場所とは別の、装置のある実験室にいる研究員が無線で連絡を取っていた。『わかりました。それでは、装置の起動の許可をお願いします。』ヴィーンという機械音が実験室に轟いた。実験室の扉の形をしている装置に電力がどんどん注がれていった。「注ぐ電力を上げるぞ!」「はい!」扉に注がれる電力がだんだんと上がっていった。電力を上げて間もなく、電力装置がオーバーヒートしてしまった。「装置を止めるぞ!」『待ってください!見てください!もう少し待ってみましょう!』装置の停止を実験室の研究員がやめさせた。そして、転送装置を見てみると、黄色く光っていた。電力装置と転送装置の両方から煙が出てきていた。バンッ!装置がついに壊れてしまった。「失敗したか、、、実験室から戻ってきてもいいぞ。」室長が失敗したと思い、実験室に居る研究員を戻らせようとした。「室長!成功してますよ!つながっていますよ!転送できています!空間が広がっています!」研究員が興奮しながら装置の方を見ていた。「せ、成功した?みんな!成功したぞ!」研究員たちが一斉に立ち上がり、拍手をした。「スミス!ありがとう!スミスのお陰で、、、成功したよ!世紀の大発見だ!」「いえ、いえ!こちらこそこんなにもやりがいのある仕事を下さり、ありがとうございます!」みんなが手を合わせ、抱き合っていた。
「それでは、今回の不明空間の調査のために、特注の防護服を調達したぞ!みんな来てみてくれ!」「はい!」研究員たちが黄色い防護服に着替えた。「それではみんな!一人一台カメラを持っていけ!」研究員たちがカメラを手に取り、黄色い空間への入口の前に立った。「もしかしたら帰ってこれないかもしれない、今のうちに家族に電話をしておきたい人はするように!」「は、はい。」研究員たちの中には電話も何もせず。祈るだけの人も居た。「それでは準備は良いか!」「はい!!!」「行くぞお!!!!!!」「おおおおおおおおおおお!!!!」ギィー、という重たい金属が擦れる音が響いて、不明空間への扉が開いた。
「なにか気づいたことがあればまず報告し、それをずっと観察していろ。身の危険を感じたら逃げるんだ。わかったか?トランシーバーで仲間に知らせるように!」「はい!」「それでは各自散らばって探索をしろ!」「はあああい!!」研究員たちが空間の中で散らばり、各自探索を始めた。「なんか、、、ここにずっといると頭がおかしくなりそうだよなあ、、、どこまで続いてんだよ、、、」「蛍光灯の音も大きくなったと思ったら音は鳴ってないし、、、ここは本当に不明なところしかないな、、、ここの名前ってなんていうんだろうな?」「さあ、探索が終わったら、研究室が名前を決めて発表するんじゃない?それまで俺等がしっかり調べ尽くさないと、、、この黄色い壁紙とカーペットと天井、、、全部黄色いの気味悪いな、、、」「カーペットはちょっと湿ってるしよ、、、今日晴れだったよな?」「外はそうだ。だがここは現実世界とは違う何処かなんだから、外の世界と同じ機構とは限らない、、、何が居るかもわからないんだから、、、注意して行動しないと、、、」「そうだな、、、ん?これはなんだ、、、隊長!みんな!なんか書いてあります!」「どこだ!見せてくれ!」研究員たちが呼ばれてその場所を見ると、壁に文字が書かれていた。「黒い何かで文字が書かれています。えーっと『H3lp m3 KiNe』助けてくれ、カインより、、、カイン!?なんでカインさんの文字がここにあるんだ、、、隊長、まさか、、、」「おそらくそのまさかだよ、、、カイン電気工事士は、、、ここに迷い込んだ。たぶんね、、、まだ確証はないが、、、この矢印の方へ行ってみようか、、、みんなついてこい!」「はい!」「カインさんらしき人物を見かけたらすぐに連絡するんだ!他の人間も見かけたらすぐさま連絡して保護するように!わかったか!」「はい!」研究員たちが矢印の指す方向へ向かった。
「所長、先程報告が入り、不明空間研究室のヤツらが、本当に不明空間につなげることに成功したとのことです。」「なんだと?つながった?」「はい。そして、失踪したカイン電気工事士の痕跡が残っていたとのことで、急いで捜索しているそうです。」「カインが?まさか、、、この件が、極秘だ。外部へ漏らしたやつは、その場で実験用に収容しておけ。」「はい。」「わかったらさっさとここから出ていけ。」「はい!」男が部屋から出て。部屋には所長だけになった。「くそ、、、カインが生きていたとは、、、チッ、、、よりによって不明空間研究室のヤツらが見つけるとは、、、しかも不明空間で、、、カインが無事だったら研究室の隠蔽したことがバレてしまう、、、生きていないことを願うしかない。」所長が暗い顔で書類をシュレッダーに掛けた。カイン電気工事士と書かれた資料を。
「室長!こっちにまた矢印がありました!」「わかった!すぐに行く!みんな!矢印を見つけたぞ!ついてこい!」「はい!」研究員たちが向かおうとしたとき。『Человек!!! Съешь его!!! Человек! Человек! Человек!』人間ではない生物の叫び声が聞こえてきた。「室長!隊長!黒い化物が!追いかけてきています!すぐに逃げてくださ、あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」研究員の一人が叫び声を上げ、化物に食われてしまった。「みんな自分の命のことだけ考えて逃げるんだぁぁぁぁ!!!」「はい!!!!」研究員たちが化物から一目散に逃げていた。『Essen!!!!! Essen!!! Friss! Friss! Die Menschen müssen ausgerottet werden!』その途中も化物は理解できない言語で叫んでいた。
「報告、報告、こちら不明空間研究室室長だ!今不明空間の中で何かしらの生物に襲われている!救助を頼む!死者が出る可能性がある!急いで救助をお願いします!」室長が大急ぎで無線を使い研究所に救助要請を出した。『ピー、ピー、、、こちら研究所本部。救助要請を承認できません。もう一度繰り返します。救助要請を承認』「黙れぇぇぇぇぇぇ!!!!この無能どもがああああ!!!」『そのような言葉遣いはご遠慮くだ』「今命が危ないんだっつってんだろおおお!!!早く助けろおお!!!!」『無理です。』「なんで無理なんだ?なぜ?」『上からの指示です。不明空間研究室のお遊びに付き合ってる暇はない、どうせ嘘だ。救助要請が来た?承認するな。と言っておりました。』「は?今なんて」『ですから』「あのクソジジイ!!!!!研究室のメンバーを全員殺す気かぁぁぁぁぁぁ!!!!生きて帰ってしばき倒してやる!待ってろよ!あと言っておくが、証拠写真、空間でのすべての音声、今の会話。すべて!」『すべて?』「保存してある。安心しろ、ちゃーんときれいな状態で持ち帰り、研究報告書を提出するよ、、、世界に向けて。」『どういうことですか?ちょっと!』バンッ!バキッ!室長がマイクを無線から遠ざけ、無線を地面に叩きつけた。「あの野郎、、、みんな!!!!生きて帰るぞ!!!」「はい!!!!」
ギィィィィィィ、、、バタン。重い鉄の扉が閉まる音が鳴り響いた。「ハァハァ、、、あんなに人数が多かったのに、、、10人くらいしか残ってないのか、、、クソ!」ドン!と壁を室長が叩いた。「室長、、、しっかり化物の写真と、、、空間の写真、取っておきましたよ!何枚も!」「よくやった!とりあえず、、、今日は家へ帰ってゆっくり休め、、、ファイルとデータは、厳重に保管しておけ、、、わかったか?」「はい。」「それじゃあ今日は解散だ。また明日。」「さようなら!」研究員たちが私服に着替え、家へと帰っていった。室長は白衣に着替え、椅子に座り、モニターと向き合った。「画像ファイル、、、あった。」室長が空間内での画像や映像をモニターに映し出した。「ん?なんだこれ、、、っ!?」室長がなにかに気づき、黒い化物の画像を拡大した。「な、、、なんだと?」黒い化物の顔は、失踪したカイン電気工事士の顔だった。「マップを作ってみるか、、、」室長はその日の晩は眠らずにマップを作成していた。
『みなさま!おはようございます!本日も元気に研究をしましょう!☓☓☓研究所で!楽しくハッピーな研究生活を!』朝のアナウンスで室長が目を覚ました。モニターには黄色いマップが映し出されていた。どこまでも、縦横無尽に広がっている。「おはようございまーす、、、って、室長!?昨日は家に帰っていないんですか!?うわっ!なんですかこのマップ?」「あ、ああ、、、おはよう、、、このマップはな、、、昨日のあの空間を動いた記録を元に作ったマップだ、、、おそらく、、、本当に無限に続いているらしい、、、同じような形の柱がずっと続いていたよ、、、色もずっと同じだ、、、そしてもう一つ、、、これを見てくれ、、、」室長が何かを操作して、黒い化物の画像をモニターに大々的に映し出した。「ちょっと室長、、、昨日のこと思い出させないでくださ、、、い、よ、、、え?え!?カイン電気工事士!?なんで化物の顔がカイン電気工事士にこんなに似てるんですか!?」「これはな、、、おそらく、、、似てるんじゃない、、、カインが、、、この空間に迷い込み、、、精神状態が崩壊して、、、この黒い化物になったんだろう、、、だから、、、カイン電気工事士は、、、もう助からない。残念ながら。」「そう、ですか、、、」「この黒い化物の名前を考えたんだ。まだ一体しか見つかってないが、エンティティという種類の中の、、、カイン電気工事士、カイン・ハウラという名前から取り、ハウラーという名前にしようと思う。エンティティ、NO1、ハウラー。」「今すぐ資料を作成しますね!」「いや、大丈夫だ。もう作ってある。今日の朝の研究報告会で、メディアを呼んである。行くぞ。他の研究員たちも会議室で集合するように呼びかけといた。」「行きましょう!」「おう。あの所長の驚く顔が楽しみだよ、、、」「そうですね、、、早く見てみたいですね、、、」
「それでは、今日はメディアのいる状態で、不明空間研究室の報告を聞きましょう。不明空間研究室、どうぞ。前へ。」室長と研究員が礼をして、前へ出た。パシャパシャというカメラの音がずっと響いていた。「皆様、おはようございます。今日報告させてもらうことは、つい昨日、不明空間にて起こった出来事です。」室長がパソコンを操作し、画像と映像をプロジェクターに映し出した。「こちらの写真は、フェイクではありません、本物の写真です。昨日、私と研究員一同は不明空間への接続が成功したので、中に入り探索していました。探索している途中、研究員一同と私はあることに気が付きました。この不明空間は無限に続いているのです。このマップが簡単に制作した空間の概要です。見ての通り、同じような構造がずっと続いています。そして、探索を続けていると、壁に黒く文字が書かれているのに気が付きました。こちらがその写真です。助けてくれ、カインより。と書いています。カインというのは、今月に私達の研究に参加を決定して間もなく失踪した。カイン電気工事士。カイン・ハウラさんです。おそらくこの文字はカインさんの書いたものでしょう。この左下に書かれている矢印の方へ私達は向かいました。すると多数の言語を発する黒い謎の生命体に遭遇しました。その生命体は私達を見るなり、猛スピードで襲いかかってきました。それにより何人かの犠牲者が出ました。研究室に戻り、画像を見返していると、生命体の顔が、カインさんの顔だったのです。私達はこの生命体を、カイン・ハウラさんの名前から取り、エンティティ1番。ハウラーにすることにしました。」会議室のメディアがざわついていた。「そして!昨日!私達は命の危険にあっているとき!救助要請を本部に頼みました。救助要請は承認されませんでした。たった一人の所長のせいで。こちらがその時の実際の音声です。」室長は感情的になりながら昨日の救助要請の音声を流した。「おい!君!いくら室長だからって!音声を偽造するのはどうかと思うぞ!」所長が急に叫びだした。「所長、、、これがフェイクなら、、、昨日はなぜ救助要請を承認してくれなかったのですか?オペレーターの方は、上、そう、所長のあなたが、不明空間研究室のお遊びに付き合ってる暇はない、救助要請は承認するな。と言ったそうですね?これについてはどう説明するんですか!」室長が机を叩いた。「君たちのような意味のわからない研究をしているヤツらの話を聞くつもりなんて一ミリもないんだよ!第一真実味がなかったから、救助要請を出さなかったのは正しい判断だ!!!」所長が開き直った。「ちょっといいですか?弁護士のものです。先程の救助要請の音声を聞いた限り、誰が聞いても、命の危険があることはわかります。みなさんもそうですよね?」メディアの人たちがうなずいた。「そして!研究所の中の研究室の研究を遊びだと侮辱した上に、何人もの命を犠牲にして、それを自分のせいではないと言い張るのでしたら。あなたはここの所長はやれません。」「ふん!なにがここの所長をできないだ!私がさっき行ったことを聞いた人は居ても、証拠がないじゃないか!」「記者や弁護士として、今日の研究報告会にお呼ばれしました。当然筆記での記録と、音声での記録があります。この音声は、公開させていただきます!研究所の代表者としてあるまじき行為です!!!所長!」弁護士の人が声を張り上げた。さすがにその剣幕に負けたのか。所長が黙った。「不明空間研究室さん、まだ話の続きはありますか?」「はい。わたしたちがメディアを呼んだのは所長の件だけではありません。今回のことで何人もの犠牲者が出ました。こんな状況下でも、私達の研究に参加してくれる人を募っています。やりたいことがあれば、研究室内であれば、可能な限り、自由です。住み込みも可能。食事も三食お出しします。是非、来てください。以上です。なにか研究に進展があり次第、このようにメディアの方々のいる状態で研究の報告をさせていただきます。今日はありがとうございました。」
「くそ、、、くそ、、、クソが!!!!室長ごときがこの私を陥れやがって、、、クソがぁぁぁぁぁ!!!!!!」所長が一人寂しく喚いていた。誰も慰めることなく。
「室長!研究に参加したいという人が来てくださりました!!!」研究員が嬉しそうに走ってきた。「おお!!何人居るんだ?」「10数人来てますよ!!」「やったじゃないか!歓迎するぞ!パーティーだパーティーだ!!!みんな!今日は研究のことは忘れて!楽しめええええええ!!!!」「はい!!!!」研究員たちが長机を並べ、飲み物を並べていた。「こんにちは!研究室へ入りたいので!面接に来ました!!!」「僕もです!!!」「私も!」新しくやってきた人たちが押し寄せてきた。「お、おお、面接?この研究室に入りたい人は!全員いいんだよ!面接なんかない!自己紹介だけだ!あと!ここでは敬語禁止!原則自由!研究での大事なとき以外はほぼほぼ自由に動いていいぞ!」「最高の研究室じゃないですか!」新しくやってきた研究員たちが一人一人自己紹介を終わらせ、席についた。「ちょっと聞いてもいい?室長」「ん?いいよー」「今回発見した不明空間はあのワンパターンのみなのでしょうか?」「おっ、いい質問するねー、実はね、メディアに公開していない事実があるんだけど、外部に漏らさないようにしてよ?」「もちろんですよー」「その公表していない事実というのはな、私達が空間を探索しているとき、あんまり見つけた人は居ないのだが、ハウラーに追いかけられて、逃げ回っているとき、うっすらの見えたのだが、出口はこちらって標識があったんだよ、、、つまり、、、あの空間のみならず、おそらく出口があり、どこかの空間につながっているんだと思う、、、それをこれから研究していき、推測を確証に変え、公表しようと思う、、、」「ふむ、、、もしかすると、、、あの空間はいろいろな階層になっていたりしてー」「おっ、仮定をするねー、気に入った!」「室長ー!あのマップで書かれているように、あの柱は無限に続いているんですか?」「ああ、そうだよ、、、だからこそ犠牲者が多く出たんだと思うよ、自分がどこから来て、どこを通ったか全くわからないのだから、、、ハウラー、、、カイン電気工事士は、、、あの空間に迷い込み、あのような化物に追いかけ回され、食料もない中、精神が少しづつ削られていったんだろうね、、、そうならないように!今後気をつけて研究をするように、明日カメラなどの撮影器具を空間内に設置しようと思うよ。」「なるほど、記録用か、、、いいですね!」「ちなみに誰かが出てきたりしないのですか?ハウラーとかが、、、」「安心しろ、扉にセンサーを取り付けて、誰かが研究可能時間外に開けたら警報がなるようにして、こちらに通知が来るようにしてる、だからみんなこのアプリをインストールしてくれ。みんなの連絡先を研究室のグループに追加しておこう、、、これが参加コードだ。」「参加しました!」「できたできた!」「よし、、、12人が参加しました。っと、、、何かがあったらすぐにここに連絡するように、、、ここにアプリのリンクを貼り付けておくから、インストールしておいてねー」「はーい!」「今日は食べまくって喋りまくるぞ!」『おー!』研究員たちがわいわい楽しく喋っていた。
「くそ、、、こんな空間、俺が入ってめちゃくちゃにしてやる、、、」夜の実験室で、所長がこそこそと扉を開けようとしていた。「重い扉だな、、、」所長の力む声が実験室に響いていた。ギィィィと重い音を立て、扉が開いた。「よし、、、カメラは事前に別の方向に向けてるから、、、大丈夫か、、、本当に黄色い空間だな、、、こんなところ!」ウイーン!ウイーン!という警報音が突如鳴り響いた。「うわっ、なんだ!うっ!」所長が驚いた拍子につまずいた。「いたたた、、、え?ここは、、、どこだ?」所長がつまづいてその場に倒れると思ったが、所長は気づけば学校の廊下のような場所に居た。「なんだここは、、、」所長があたりを見回していると。『Un nouveau humain est arrivé ! Mangeons-le, mangeons-le !』後ろからなにかの叫び声が聞こえてきた。
「室長!なんか今通知が来ました!」「ああ、私にも届いてるよ、行くよ!実験室に!」「はい!」研究員たちが室長のあとに続き、急いで実験室に向かっていた。「なっ!?扉が開いている、、、監視カメラが別の方向に向けられている、、、」「室長!所長の名札が落ちています!」「なんだと!?」「所長は?」「いません!」「あのー、室長、おそらく、、、意図せずにつまづいたりすると、、、別の空間へ移動するのだと思います。カイン電気工事士も、そのようにして迷い込んだのではないでしょうか?」「じゃあ、所長はもう助からないのか、、、」「おそらく、、、」「明日にでも緊急記者会見を開いて捜索を要請するぞ!」「はい!」「準備だ準備をするぞ!」研究員たちが慌てて走り回っていた。
『Un nouveau humain est arrivé ! Mangeons-le, mangeons-le !』化物が所長にゆっくりと近づいている、所長は驚いて腰を抜かしていた。「来るな!来るな!」『Un nouveau humain est arrivé ! Mangeons-le, mangeons-le !』化物はそんなこと聞かずに一気に距離を詰めた。口を開け、所長を化物が掴んだ。「やめろ!やめろ!ここは私が主だ!ここは!」所長が化物の口の中に入ってしまった。
消化されるまで、所長はずっと言っていた。「私の研究所だ!」
翌日、室長たちがメディアたちを招き、所長の失踪を公表した。「おそらく、私達が今研究している不明空間のまだ見つかっていない場所に迷い込んだものと思われます。そして」室長が喋っているのを遮って、研究員の一人が。「室長!!!!今さっき連絡が入り!アーロン空間設計士が!失踪しました!」
迷い込んだら、頑張りましょう。
迷い込んだら、映像を記録してください。
研究に使います。




