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VIERO~ヴィーロー  作者: 流浪
第1章 物語
1/4

第一夜 盗賊

初めまして。流浪と申します。

今回初作品となりますが、のびのびと更新していこうと思います。

まだ、最初のため興味が惹かれない方もいるとは思います。しかし、初作品として温かい目で見ていただければと思います。

もちろん、後書もね...

 悪とは何か。誰が悪と決めるのか。

 人を殺せば悪なのか。そうであれば、戦争は悪なのか。人を守るために殺せば悪なのか。「1人殺せば悪人だが、100万人殺せば英雄だ」そのような言葉もある。

 果たして何をもって悪と決めるのか。その正解は果たして導き出せるのか。それは誰にもわからない。しかし、悪と正義という言葉は作られた。そんな中ある1人の男が悪を背負い立ち上がり声をあげ、行動を示した。これはそんな物語。


 「あいつを捕まえろ!物を盗んだ悪人だ!」

 そんな怒声遠くからから聞こえてきた。声が聞こえてしばらくして目の間を多くの憲兵が通り過ぎていく。果たして何を追いかけているのか分からなかった。盗みに対しては過剰なほどの数の憲兵が街の門まで走っていった。その姿を街の人々は眺めていた。

 「いつもの盗賊が現れたそうよ。怖いわね」

 声がする方を見てみると野菜の入った籠を持った女性が話していた。

 「なんでもお貴族様から金品をスってすぐに逃げてしまったらしいわ」

 「いつもの盗賊だろ。でもいつも貴族からしか盗まないから俺達としてはスカッとするけどな」

 「静かにして。お貴族様にでも聞かれたら大変よ」

 最近になり、貴族を相手に盗みを働いている者が現れたそうだ。しかし、盗賊はいまだに捕まっていないらしい。どこからともなく現れ、身に着けている金品や財布をスって行くらしい。時には詐欺を働き、時には貴族に身を売られそうになっている人を助けているらしい。

 大悪党として懸賞金もかけられているため、各地からハンターも集まってきているとの噂もある程だ。正体は分からず、逃げていく方向さえも途中から見失うため足取りをつかめずにいる。


 「今日も大漁大漁。沢山盗めたな」

 路地裏で怪しいフードを被った男が小さめの袋を手で揺すってジャラジャラ音を立てていた。しかし、周囲に人がいないため、所々破けたフードを脱ぐと髪は汚れた薄茶色で眉毛はなく、目は細目でゴツゴツした顔が露わになる。

 しばらく路地裏を進んで行くとボロボロの小屋が見えてきてその中へ入っていく。

 「この顔蒸れるんだよな」

 そう言い首元へ手をまわしたかと思うと顔の皮膚が伸びていく。顔は変装のためのマスクであった。マスクの下はとても整った顔であり、きれいな漆黒の髪をしていた。

 小屋の中はきれいではあるが、客は1人もいない。テーブルや椅子は無く、周囲の棚には怪しげな商品が並んでいる。カウンターには1人の男が立っていた。

 「客様いつものでよろしいでしょうか」

 「ああ。そしてその金はいつも通りに頼む」

 カウンターの問いかけに男は答える。そう答えた後、男はその小屋の出口に向かって歩いていた。

 「またのお越しをお待ちしております」

 その言葉を背にして扉をくぐった。

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 昔、英雄のような男がいた。その男をある人は英雄と呼び、ある人は悪人と呼んだ。口では説明できないような事をやり遂げ、様々な物語が作られた。英雄であろうと悪人であろうとその物語は民衆にとっては伝説で語り継がれている物語だ。さらにその男は今でも生きているのではないかと言われている。火がない所に煙はたたぬ。

 嘘か誠か。分かるのはその男は有名であるということだけ... 

1ページ目お付き合いいただきありがとうございました。

さぁ。唐突ではありますが、皆様は普段疑問に思うことはありませんか?

小さなことでも良いです。なぜ生きているのか、今日のご飯は何か、あの可愛い子は誰か...

初めて書かせて頂く作品には、誰もが思いそうで誰もが思わなさそうな不思議な事を詰め込んでいきたいと思います。すでに話の構成事態は色々と考えております。伏線も時折挟めて行きますので、「ん?」と思ったことはお忘れなきようお願い申し上げます。あなたの考察は当たっているかもしれませんよ?

答え合わせは物語の中で行いください。

それでは、皆様にとって少しでも興味の引く作品となりますよう願いつつ今回はこの辺りで失礼させていただきます。

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