『プレスマンを欲しがった非速記者』
非速記者が、川の底にプレスマンが沈んでいるのを見つけて、どうしても欲しくなってしまいました。川底まで泳いでいく自信はありませんでしたので、川の水をがぶがぶと飲みました。
しかし、一向に水かさは減りません。そりゃそうでしょう。湖ならまだしも、川ですから。上流から、次々と、水が補給されてくるのです。行く川の水は絶えずして、しかももとの水ではないのです。一応言っておきますが、湖の水なら何とかなったのになどということを言ってはいません。湖でも無理なものは無理です。
非速記者は、水を飲み過ぎて、食べ物がとれなくなり、そのまま衰弱して、帰らぬ人となりました。
教訓:身の丈に合わないものを欲しがってはいけない。っていうか、明らかに方法がおかしい。