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under 500 Ⅱ

窪みにゴミスポン

 友達の家。ティッシュのゴミ。離れたゴミ箱。


 投げたくなった。


 器状と球状。ふたつが揃ったら、入れたくなってしまう。


 投げてみた。投げたら、近くの窪みに入った。深めの窪みで、取ろうとしても取れない。


「えっ、あっ、なんで?」


 吸い込まれた。ティッシュのゴミも。自分自信も。






 白い世界に来た。真っ白で、ティッシュのゴミよりも白い。


 神様みたいな人がいた。どうやら、お怒りのようだ。


「人の家で投げちゃダメだよ」


 そう言われた。


「投げるなら自分の家ね」


 確かに。


 今、立っているのは、ティッシュの海の上のようだ。



 ティッシュは、投げると美しい。


 そして、ティッシュは、床に敷き詰めても、美しい。

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