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⑺『スタンスオブディレイド』

⑺『スタンスオブディレイド』



支持足る、俺の構築した、無数の墓標に対して、ディレイドする俺の意識は、遠い闇の権化に誘われて、いつしか架空の死に続く道に入ってしまう。何故だろう、という、これもまた、一種の錯覚だろうが、確かに見た世界は、真実だと言えるはずだ。



悲しみを超えることなど、必要ないだろう、悲しい時は、悲しい状態を維持すれば良い。いずれ、消え去るだろうから、スタンスオブディレイドで、警戒に夜道を行く。すべからくして、自殺と言う文字が消え去る時に、帝国、俺は闇に沈む。



そう思えば、自分の初めて書いた小説は、『海に沈む』と言う小説だった。何処に行っただろう、あの原稿は。またしても、ここでもやはり、ディレイドしているから、残念な俺の有り様は、遠くの我々には、滑稽だろうから。そんな海に、沈むんだ。

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