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⑹『スタンスオブディレイド』
⑹『スタンスオブディレイド』
㈠
おかしな、異質原理の中から、その中核として取捨選択された、滅亡の渇望が、視座を転移させる。また、転移ではなく、移動だったとしても、人生の巧妙な手口に、自らダイブする様な、スタンスオブディレイド、である訳なんだろうと、推測する。
㈡
かつての、忘却もm、姿を影絵に仕立てた、芸術模倣で、俺は俺のために、生きることにすると一応は断言するものの、果たしてどこまで続くだろうという、或る種の不安があるとすれば、やはりそれは、ディレイド、に行きつくんだ。
㈢
訳の分からない、お前と言う俺は、空調に満たされて傍若無人になることも抑圧しながら。しながらにして、新しさを待つ幻影で、時折の祈りに似た作法から、地獄に椅子を持っている俺を、地上へと救い出してくれるだろうか、ディレイドしても。