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⑷『スタンスオブディレイド』
⑷『スタンスオブディレイド』
㈠
我々は、戦後、既にディレイドしていると、考えれば、現在の日本の人々行く末の暗さの意味も、なんとなく分かるような気がしないでもない。つまり、先進国と言う幻想にまかれて、何か、がんじがらめに、なっているとも、言えそうなのだ。
㈡
未来が開けるかなどというのは、幻想としての言葉であって、実際には、我々は、行き止まりへの道を進んでいるのではないだろうか。まさに、スタンスオブディレイド、なのであるが、誰もそのことを指摘しないばかりか、デモなど、起こすこともしない。
㈢
それは、一種の国民性とされているが、学生運動など、昔はあったようだし、良く知らないが、何か、巨大な圧力があるのか、しかし、そうとも思われない、何か、自信を喪失しているから、我々は、ディレイドしているとしか、理解できないのである。