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 部屋に戻って数時間後の夜、レミアが俺の部屋にやって来て今後の話をすると言い呼びに来た、一階に下りて行きエルサとアルミナが待つ部屋に行くと食事が用意されていた、俺の席には野菜みたいな草と豆類の料理が置かれていて少し美味しそうだった。




「珍しいって言うか初めてですねどっちか知りませんが料理を作るなんて」


『いいから座りなさい、明日の朝アルミナをあの子達に合流させて送り出す事にしたから』


「大丈夫なんですか?ミレイルに攻撃しようとしたのに」


『お姉ちゃんには明日謝るの、もう攻撃しない』


「お前には聞いていない」


『ニール、食べながら話しましょう、冷めてしまいます』




 レミアに促され席に付きせっかくだから料理を食べる事にする、ちょっと塩辛い気がするがまぁ悪くない味だったので「美味しい」と言っておく、食べながら話しているとエルサとレミアはアルミナから聞いたのか創造神とアルミナがまた何かの約束をしたらしくそれを俺に話してきた。


 創造神はアルミナに願いを叶えてやる事が難しくなったと言い、喚き散らすアルミナに子供の姿から大人の姿に変身出来るようにしてやろうか?と提案したと、アルミナはそれに何の意味があるんだと聞いたら大人の姿なら俺に子が欲しいと迫っても誰も文句言わないと話しアルミナはその話に乗ったと、しかし条件として「ワシは願いを叶えてやれんがニールと子を作る事は許そう、ただしそれは覚醒しても良い子にし勇者達とダンジョンの魔王を倒してからの話じゃ」と言いアルミナ自身で願いは何とかしろと丸投げしたらしい。




「あのジジイ......」


『貴方の気持ちは分かるわ、でもアルミナもそれで納得してミレイルに謝りちゃんと良い子にするからと言って反省してるから大丈夫よ』


『ニール、もう今更どうにもならないでしょ?諦めなさい、貴方が我慢すればいいのよ?』


「......わかりましたよ、俺は我慢強いんだ耐えるなんて余裕ですから」


『『 嘘をつくな! 』』


「......」


『絶対ニールの子を孕むの』


「食事中に気持ち悪い事言うな!」




 その後エルサとレミアに俺が魔神になったなら階級はどの程度なのか聞くと自分達と同じだが同じ階級でも序列があると言って魔神は女神より下の立場だからこれからもこの関係は変わらないと説明した。




「はぁ......なんかこの家に来てから一つも良い事が無いな」


『ニール?本気で言ってるの?』


『私達にイヤラシい事しといてよく言えたわね』


「お二人は顔は良いが......うん」


『貴方も似たような者でしょ!』


「おや?ありがとうございます褒めてくれて」


『ニール、貴方も人をイラつかせる天才よ?』


『私は?なー私は可愛いか?』


「俺に聞かず二人に聞け」


『大丈夫よアルミナ、貴女はとっても美人よ』


『ふふーん!』




 褒められて嬉しいのは分かるが俺にどうだ!って顔するなと思い無視する、その後ヒロキ君達が仲間の装備との差がありすぎて困っていると話していた事とミレイルとの契りの話は無しになった事を報告してから俺は自室に戻り眠る事にした。

 翌日、突然エルサに揺すり起こされ何だと思っていると創造神様が来てると言うので一階に下りて行くと玄関の扉の前に長身天使の二人と創造神が朝早くから訪ねて来ていた。




「よう兄弟!先日は悪かったな!」


「そうですね」


「兄弟、お前も我らと同じく魔神になったのだ、これからも恥じぬ生活をするようにな」


「 !......そうですね」


「なんじゃ?まだ寝惚けとるのかの?」


「創造神様、一言くらい謝ってもいいんじゃないですか?俺は貴方にもの凄く不信感を抱いています」


「まぁそう言うな、ちゃんと詫びをするつもりで来たんじゃ、手を出してみぃ」


「......」




 俺は長身天使の二人が魔神だった事に内心驚いたが創造神が詫びると言うので黙って左手を出すと手を握ってきて妙な魔力が流れて来るのを感じた、まるでジジイの体液が俺の体内に流れて来るようで吐き気がするが我慢しているとパッと手を離し終わったと言う、何をしたのかと尋ねると創造神の神気を流して天界に転移出来るようにしたのと俺の部屋を天界に用意したからその内見に行けと言ってきた。




「それとじゃ、お前の元の体で実験して出来た新しい能力も使えるようにしといた、悪い事に使わんようにの」


「新しい能力?」


「下界の者には姿が見えなくなる能力じゃ」


「なんて危ない能力を.......」


「あくまで下界の者だけじゃ、この家に掛けてる不可視の魔法と違って天界の者同士では姿が見えるからの?」


「分かってますよ......ふふふ」




 俺はさっきまでの不愉快な気分が綺麗サッパリ消えてしまい上機嫌になり、これで何処に居ようがそこらで変身出来るようになって隠れる必要がなくなると、邪な事には少しだけ使おうと、俺の未来は明るいと。

 その後創造神は勇者達が提案していた事と昨日レミアからの報告で追加の要望も採用したと俺に説明するよう頼み内容を話して渡すものを渡したらとさっさと天界へ帰って行った。


 数時間後、勇者達が転移して来て一階の部屋に集まったみたいなので一階に下りていく、アルミナは謝罪を終えて許してもらったのかミレイルの隣に大人しく座っていた、俺はさっそく創造神が伝えろと言った内容を伝えてやり預かった勇者の仲間専用の青色の武器や防具を異空間から取り出し説明してやる。




「これが勇者の仲間専用の武器や防具らしい、この装備は勇者装備と同じで魔力があれば修復されるらしいので手入れは拭くだけでいいらしいぞ」


『こんな凄いもの私が使っていいのかな?いいのかな?』


『神が私専用に....うぅ〜...』


『私のはないのか?』


「お前は武器がなくても充分強いから必要ないとさ」


『ずるいぞ!私も欲しい!出せ!』




 獣人のパロムは武器や防具を触って本当に使って良いのか何度も確認していて、聖女のルルミーナは涙を流し祈りを捧げていて二人共大いに喜び、アルミナは自分の武器や防具が欲しいと喚き出しうるさいからエルサかレミアに頼めと言うと二人は魔神なんだから作ってやれと言ってきた、仕方ないので作ってやったがダサいだ可愛くないだ言い出し殺してやろうかと思ったが、エルサとレミアが何か二人で紙にササッと書いた絵を見せてきてコレを作れと言って来たので要望通りの青と黒のシンプルな色合いのドレスアーマーとやらを作ってやるとレミアが何か魔法を唱えた、皆と同じで魔力があれば修復するようにしたらしい。




『ありがとうニール、ありがとうレミア、大切に使うの』


「これで全員安心して戦えるな!」


「他の勇者も仲間が出来たら同じような装備を送るみたいだから気にするなと、それからヒロキ君、ダンジョンに関しての要望だがダンジョンは一ヶ月後に弄るってのとアイテムに関してはダンジョン内のお宝で出すようにするってさ」


「マジっすか!早く見てーなどう変わるか!」


「それからヒロキ君の要望でダンジョン攻略が楽になるだろうから50階層を100階層にまで深くするそうだ、良かったな!」


「......」


 ヒロキ君達は早くダンジョン都市ムドのダンジョンを攻略しようと言い慌てだした、エルサとレミアはアルミナに別れを告げ涙を流していた、全員に別れを告げ『次は魔王を倒した後に会いましょう、それまではもう私達の所に会いに来てはいけませんよ?』とレミアが言い全員頷き勇者の三人にそれぞれ捕まり転移して消えていった。




「はぁ、やっと自由だ」


『ニールは本当にこの家で住まないのですか?考え直しなさい』


「それなんですがね、実はミレイルの里の部族に会いに行った時に守護天使の話をしたら皆狂ったように泣いて喜びましてね、里を捨ててでも一緒に住みたいと言い出してどうしようかと悩んでまして」


『それなら魔人族にエルフを加えましょう!』


「ん?アルミナみたいな悪魔を魔人族にするんじゃなかったんですか?」


『女神の力でずっと魔大陸中探していたけど知恵ある温厚な悪魔はいなかったわ、ならいっそこの魔大陸に住む者を魔人族と呼ぶ事にしましょう!』


「こんな何も無い場所でどうやって生活するんですか?おバカさんなのかな?」


『ふふふ、馬鹿ね!私は女神よ!しっかり考えているわ!』




 エルサはここら一体の魔物を追い出し結界を張ると言い転移クリスタルを設置して認めた者しか来れないようにしてこの地に妖精の女王を移り住まして神聖な土地にしようと考えていると、そこで精霊や妖精にこの世界では希少な薬草類を作ってもらい売りに行けば生活はなんとかなると言い出した。




「そんな面倒な事するならそれぞれの場所に転移クリスタルを置けば良いじゃないですか」


『ハッ!......それもそうね......』


「やはりおバカさんだったか、どうせならここらに家でも建ててやって帰って来る場所にすれば何も考えなくて済みますよ」


『......』



『ニール、それじゃあ貴方はこの家に住むのですか?』


「エルフ達の家を建てるならそうなりますね」


『そうですか、それじゃあ私もエルサに協力して家を建てましょうかね』


「建てるのは精霊ですけどね」




 エルサはその後色々決める前に一度この大きな家を壊して更地にしようと言い出し面倒だが家中の物を異空間に収納していった。

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