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『天使様?ミレイルとの事詳しく聞かせてもらえませんかね?』


「あっ!レミアちゃん!っじゃなくてニールさん酷いぜ、俺達は一緒に世界を旅して楽しもうって話してたのにミレイルと一緒になるとか」


「何を勘違いしているんだ」


 勇者の三人に会いに来て早々不機嫌なヒロキ君とリサちゃんにミレイルとの件は三人が何らかの理由で冒険出来なくなった後の話しだと説明し勘違いを正す、ミレイルは二人に『自分の全てをニール様に捧げた』と軽く説明して『訓練してくる』と言ってすぐ出ていったらしい。


「なんだそういう事か、ビックリしたぜ!」


『天使様はミレイルが何の訓練をしに行ったのか知っていますか?』


 二人にミレイルは自作の魔法で空を飛ぶ訓練をしに行ったのだろうと言うと心底羨ましがっていた、そして思い出したかのようにレミアに昔と今の勇者の力の違いを知っているか聞いていた。


 レミアは昔の勇者は創造神様が世界の監視をしていた頃に勇者の力を与えたから強かったのだろうと話し、その後世界の監視を任された女神が勇者に力を与えたから差が生まれたのだろうと。


「なるほど、だから創造神様に魂とか勇者の力も色々弄られただろう俺がミレイルに力を託したから威力も使える魔法も二人とは違ったのか」


 ヒロキ君もリサちゃんも理由が分かりスッキリしたみたいだがミレイルとの違いに嫉妬していた、その後ヒロキ君がレミアに鎧が目立って生活しにくいから何とかならないかと言っていたがレミアもそこまで万能な力は持ってないから無理だと話した。


『いいなぁ空を飛べるようになるかもしれないとか、本当に羨ましい』


「やっぱり強い力は羨ましいよな!ってレミアちゃんに貰った力を否定してるんじゃないからな!」


『ふふふ、分かってますよ』


「ところで話は変わりますがレミア様は今何処に住んでるんですか?」


『私は今妖精の森で暮らしていますよ、家はありませんが妖精達が寝床や食べ物を用意してくれるので不自由はないのですが、少し寂しくて』


「だったらレミアちゃんも俺達と一緒に旅をしないか?」


『はぁ?アンタ何また馬鹿な事言ってんのよ』


『ごめんなさい、女神が下界の者と長い時間深く関わってはいけないの、公平じゃなくなるから、それに私もエルサも事情があってそれほど下界でも自由には動けないのよ、そうでしょニール?』


 なぜそこで俺に話を振るんだと言いたい、案の定二人は俺に何かあるのかと聞いてくるから答えてやる、詳しくは言えないが事情があって俺の許しがないと二人の女神様は天界から追放されたまま下界で仕事をする事になっていると。


「ニールさん頼む!レミアちゃんを許してやってほしい!」


『ヒロキ!また余計な口出しして天使様を怒らせないでよね!』


 案の定口出ししてきたヒロキ君だが、もはや世界の改変後にはレミアとエルサの罰は無意味になるから俺ももう許してもいいかなと思っている。


「レミア様、後で創造神様に伝えときますよ、二人の罪を許して天界に帰れるようにしてほしいと」


『えっ!?本当に?』


「ええ、もはや二人の罰は無意味になるでしょ?」


『...ありがとうニール、私は貴方の慈悲に感謝します』


 レミアは深々と頭を下げてから俺に近付きハグをしてきた、ヒロキ君の方から何やら歯ぎしりが聴こえたような気がしたが気のせいだろうと思い俺もレミアにハグ返ししといた、その後はもう特に用は無いので解散しヒロキ君とリサちゃんはミレイルの元に、レミアはエルサの所へ、俺は創造神にエルサとレミアの件を話しに行き創造神にも二人を許した事を感謝された。

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