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「すみませんでした~!」


 俺はあまりにも意味が分からなすぎて創造神の話にまた本音が漏れてしまい、すぐさま土下座して地面に頭を着けて謝罪した、レミアは俺の発言が信じられず聞き間違いだと思って『今ニールは何と言ったの?』と何度も聞いてくる。


「勘弁してくださいレミア様」


「お前は本当に懲りぬ奴じゃの...まあよい座れ、まだ話は終わっとらん」


 創造神は詳細を話しもしもの時は俺に対処してほしいと言い頼みを聞いてくれたら召喚魔法の限定を解除してやると言い出した。


「限定を解除?何か違いがあるんですか?」


「今は地球の物を下界の素材で再現させておるじゃろ?それを無くし地球の物を直接召喚出来るようにしてやろう」


「い、いらね~...」


「なに!?」


 俺は創造神の申し出を断った、初めは召喚魔法は嬉しかったがよく考えてみたら食材くらしか欲しい物がないし、下界の素材で再現された肉は人間を食ってる魔物の肉かもしれないから食べられずにいたし、今更地球産の肉を食べたいとも思わなくなっている、菓子に炭酸ジュースや酒で欲もだいぶ抑えられているのも原因で、それを創造神に言うと「ぐぬぬ...ほ、他に何かあるかの?何でも言ってみよ」と言ってきた。


「いや、特に何も」


「いいから言ってみよ!ないなら考えい!」


「そんな無茶な...」


 俺は今すぐには思い付かないので頼みは引き受けるが願いの件は待ってもらう事にした。


 その後も細かい説明を聞き下界の住人や他の世界から来る勇者達が変な事しなければ別に危険は無さそうなのだがなぜ一括管理する事にしたのか聞いてみた。


「前から女神達から不満が出ていての、定期的に復活する魔王のせいで知恵ある種族が進歩しないで停滞していると、事情を説明する訳にはいかんし昔と違い今はお前がいるからの」


「ほぅ、ワシは死んでも構わないから都合が良いと?ホッホッホッホ」 『クッ..クスクス』


 いいように利用されていると感じたので創造神の物真似で嫌味っぽく言うとレミアの笑いのツボを刺激したようで笑いを堪えていた。


「否定は出来んの、もし死んでもお前は復活させてやるから安心せい!ホッホッホッホ」


 開き直った創造神にイラッとくるが特別扱いされているなら仕方ないと思い用が済んだみたいなので部屋から出ていくとレミアもついてきた。


『ニールはあの小さな魔王の調教をエルサと一緒にするのでしょう?一緒に暮らすのですか?』


「まさか、俺は陽が沈んだら自分の家に帰りますよ」


『そうですか、残念ですね』


 何が残念なのか知らないがエルサや魔王と一緒に生活とか冗談じゃない、ふとレミアは何処で生活しているのか気になりそういえばヒロキ君もレミアが何処に住んでるか知りたそうだったし行く所もないのでレミアと一緒に勇者の三人の元に向かいそこで聞く事にした。

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