表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
61/91

36

 何分寝たのか分からないが、創造神の所から帰ってきた怒ってるエルサに顔面を蹴られ起こされた、どうやらエルサは創造神から罰を受けずに済んだらしい。


『次騙したら本当に許さないわよ!私本当に怖かったんだからね!?分かってるの貴方!』


「可愛い冗談じゃないですか、ところでいつ勇者の三人を復活させるか創造神様から聞きました?」


『...準備が終わったら呼びに来るそうよ、それまで私達は待機ね』


いつまで待機か分からないしお腹も空いたのでお菓子と炭酸ジュースを二人分出して食べる事にする、エルサは炭酸の刺激が気に入ったのか二杯飲んだ。


 しばらくエルサと雑談しながら時間を潰しているとようやく迎えが来たが連れていかれた先は広場で、創造神が待っていた。


「ここで復活させるんですか?」


『いや、三人を復活させる前にお前がエルサに攻撃した魔法を見せてもらおうかと思うてな』


 そう言うと俺の周りに複数の小さな魔法陣が現れた、この魔法陣で詳しく見るらしい、エルサに攻撃した時より抑えた魔力を集め創造神が用意した的に向かって撃ち込む。


『なるほどの~、お前、魔力を外からも集めておるな?』


「...流石ですね、そうです、自分の魔力だけじゃ強い魔法を撃てませんから」


 創造神に何処で外から集めるやり方を知ったのか聞かれ答える、天界でレミアと戦った時に自爆しようと魔力を溜めようとしたら外からも集まって来てる感覚が僅かにあって、それを下界で思い出し夜な夜な練習していたら出来るようになったと。


『なるほど、これはまた貴重な話しじゃ、データも取れたしこれも天使が自衛で使えるよう組み込むかの』


 アッサリと俺の努力を横取りされた気分だが、天使達の強化に役立つなら仕方ない、エルサだけは『貴方凄いわね』と褒めてくれた。


 創造神の案内でいつもとは違う部屋に入ると三人の体がそれぞれ箱に入って全裸で横たわっていた、俺が蘇った時は魔法陣の中だったが三人はこのまま復活させるらしく、創造神が黒い小箱から光の玉を三つ取り出し三人の体に小さな魔法陣を発現させて埋め込んでいった。


『後は魂が新しい肉体に馴染めば目覚めるじゃろ』


 何かもっと凄い現象が起こり人間が蘇る姿を見れると思っていたが、地味すぎてガッカリだったがエルフの巨乳を生で見れたラッキースケベに感謝しとこう、しかし全裸で目覚めるのも何か可哀想なので白い大きめの布を召喚して三人に被せてやる事にした。


 しばらく経つと最初に目覚めたのはミレイルだった、起き上がりぼーっとしたままこちらを見つめ動かない。


「創造神様?あれ本当に復活してるんですか?動きませんよ?」


『このワシが失敗するわけないじゃろ、黙って見てればよい』


 それから三分程経つとようやく喋りだした。


『ニール...様?私は一体...それにここは?』


「事情は二人が目覚めてから話すよ」


 それから5分程でヒロキ君もリサちゃんも無事目覚め勇者の三人は復活した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ