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B-16

『ちゃんとした魔法?どういう事だそれは?』


 俺の言葉に反応して聞いてくるリズミィ、ヒロキ君もリサちゃんも気になるのか近寄ってきたがミレイルはステータスを見ているのかジッと空を眺めてた。


「俺は何の知識も教えも無いまま力を手にいれてしまってね、最初に魔法なのか分からないが怒りのまま何かを爆発させるように魔力を使ってからはずっとその感覚頼りで魔法を使って来たんだよ、だからさっき三人の魔法を見せてもらって魔力の流れを見て初めてちゃんとした攻撃魔法を使ったんだ」


『そういえば天使様のステータスが見えないと思ってたけど最初から無かったから何が出来るか自分でも分からなかったんですか?』


「まあそう言う事だね、だからミレイルも恐らく俺と同じでイメージで自作の魔法も使えるようになってるかもしれない」


「マジかよ..ニールさんは見ただけで魔法を使えたのに自作の魔法とか..あれ?じゃあニールさんは今までそのちゃんとした魔法?ってのは見たことないんですか?」


「見る機会は何度かあったと思う、けど俺の場合敵と判断したら攻撃される前に不意打ちだろうと関係なく攻撃するから見る前に相手が死んでるからな、ハハハハ!あー後女神エルサ様の魔法も何度か見たけど転移魔法しか真似出来なかったな、神様が使う魔法は普通とは違うみたいだ」


 俺の話を聞いてヒロキ君もリサちゃんもステータスに無い魔法を使えるかイメージしながらうんうん唸って試していた、なぜかリズミィも。


「かぁー!ダメだ!使える気が全くしない!」


『う~オリジナル魔法とかミレイルが羨ましい..』


『ハッ!そうだ!また忘れる所だったぞ二人共!』


 ミレイルは何か思い出し俺に質問してきた、昔の勇者と今の勇者には力の差があり、なぜ昔の勇者は桁違いの強さだったのかを知りたいと、そしてヒロキ君とリサちゃんもミネル王国の王女から聞いた神話の時代の勇者の話も聞く。


「残念だけど俺も知らないな」


『そうですか...』


「あ~やっぱあの時レミアちゃんに聞いとけばな~、ってニールさんはレミアちゃんの居場所とか知ってます?」


「それも知らないな、今度頭の中に話しかけて来たら聞いておくよ」


『あの、ニール様はさっき話に出たもう一人の女神様の居場所も知らないのですか?』


「...」


『どうしたニール?知っているのか?』


 知っているがエルサの側には魔王がいるから言葉に詰まっているとリズミィがしつこく『知ってるのか?』と聞いてくる。


「あ~メンドクセー..エルサ様は今魔大陸と呼ばれる場所...に...そうだ!メッチャ閃いたわ俺」


 黙ってるかと思いきや突然思い付いたように声をあげる俺にみんな俺を凝視してくる。


「そこの三人!今すぐ魔王を殺しに行こうか!」

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