表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/91

11

 灰色天使は創造神の提案を受け条件を考えてる時にある考えを思い付いた、神の使いとして異世界に行くとしても何を頼まれるか解らない、面倒な事を頼まれるかもしれないから俺の元の体を実験好きな創造神に差し出す代わりに願いを叶えてもらおうと、レミアとエルサを下界に落とし道連れにしてやろうと、そしておそらくあの"神殺しの指輪"をレミアは着けられるであろうから自分が指輪を外す役になれれば復讐出来るチャンスが生まれるんじゃないかと。


 そしてそのチャンスは訪れたのだ。


「いやぁスッキリした!爽快だわ!」


『お..おま...お前は何を...』


「おい糞女神!お前は今指輪を着けているから一発だけで勘弁してやる、ありがたいと思えゴミが!カァーーッペッ」


 創造神はまさか殴るとは思ってなかったのかアワアワしている、そして灰色天使は鼻を殴られ前歯も折れ血を流し白目を向いて倒れてるレミアに唾を吐いた。


『お前にはちと仕置きが必用なようじゃな』


「え?」


『初回サービスですぐ済ませてやるから、ありがたいと思え』


 創造神は女神に唾を吐いた事に怒り灰色天使を拘束し"神殺しの指輪"を着けるよう長身天使に命じお仕置き部屋に連れていった。


『ちょっとレミア生きてる?大丈夫?おーい!』


 残されたエルサはレミアに駆け寄りヒールで傷を癒しペシペシと頬を叩く。


『は!あれ?私は何をして...そうだ罰を受けるんでしたね』


 強烈なパンチで綺麗に記憶が飛んでるレミアにエルサは『一発で済んで良かったわね』と笑って説明する、殴られた事には何も言わなかったが唾を吐きかけられた事には『なんて下品で失礼な天使なんですか!』と怒るレミアであった。


 20畳程の何もないお仕置き部屋に連れ込まれた灰色天使は部屋の真ん中で創造神と対峙していた。


「確かに唾を吐いたのはやり過ぎたと今は思いますがね、あれは先代..金弥さんの復讐の分と思ってやった事ですから俺は謝りませんよ」


『分かっておる、しかしこの先お前には神の使いとして生きていくのじゃからここらで自分の立場を改める必要がある、それをジックリ体に教え込んでやろう』


 創造神は懐から細長い砂時計を取り出し、次に白い木刀を取り出した、そして砂時計を宙に浮かせると『30分間逃げて回避してもいい』と言って灰色天使に殴りかかった、武器が無く魔力も封じられボコボコに殴られる灰色天使。


「ちょちょっと待ってくださいなんですかその木刀は!鎧着けてるのに直接肌に当たってる感じがするんですが!?」


『これはワシの特別な魔力で作ったお手製での、どんなモノでも貫通し防御力なんぞ無視する武器じゃ、それより続きじゃはよう逃げい!』


 楽しそうに笑い追いかけ回し殴ってくる創造神に文句を言いたいが言ったら悪化しそうなので耐える事にする、立てなくなりそうなくらいボコられお仕置きが終わると次は監禁室に連れていかれ、休めると思いきや両足の足の裏に光の針を刺しこまれ少し動くだけでも激痛が襲い回復する事も出来ずに1週間監禁室に閉じ込められた灰色天使であった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ