第28話 アップデート
やっぱり週一が限界かもです。
そして朝、
「うん、いい朝だ。」
「にゃー…。」
「お、ミルク。いつのまに僕の横で寝てるんだ?昨日の夜はいなかったよな?」
「にゃー!」
おっとこんなことしてる間に学校に行かなければいけない時間だ。遅刻することはないけど。
「行ってきます。」
僕は身だしなみを整え、家を出た。
「いやー1人で登校するの久しぶりだな。」
鈴音が後ろから追いかけてくるまであと五分である。
「さて、アップデート情報を見よう。」
「はい、先輩!」
教室でログインして玲奈と合流、そしてとりあえずアップデートの情報を見ることにした。
[第4階層追加、それに伴いダンジョン追加。]
おっついに次の階層が追加されたか。でも今すぐは行けないよなぁ。今のレベルだと多分第3階層も辛いよなぁ。小雪なら全然いけるんだけど。
「第4階層ですか。私にはまだ先の話ですね。」
「あ、ああそうだな。まだレベルが足りないな。」
もしかしたら玲奈の驚異的パリィ成功率で突破できるかもしれないけど。うーん行きたいなぁ。
「先輩?行きたいって顔に書いてありますよ?」
「そんなに顔に出てたか?でも玲奈がいけないだろ?」
「私は1人でレベル上げてますので行ってきていいですよ。」
「でも悪いしな…。」
「じゃあ今度この埋め合わせしてください。」
「…わかったじゃあ行ってくる。」
玲奈から許可をもらったためとりあえずログアウト、小雪に切り替えた。
「うん、やっぱりこの体の方が動きやすいね。」
すると目の前にミルクが現れる。
「…主は…やっぱり…こっちの方が…好き…。」
猫の状態でも喋れるのね…。
「じゃあ、第4階層へのダンジョン行こう。」
「…ごー。」
僕はダンジョンに向かった。
「…へ?」
「…これは…大変…。」
ダンジョンについてとりあえずボス部屋前までは楽勝だった。ただボス部屋の前にこんなのことが書いてあった。
[2人パーティー限定]
ソロプレイヤーを潰しにきているよな?ぼっちキラー?1人でいいじゃん。
ミルクでいけるか?…ダメか…。パーティー編成できない。
「失礼。貴方もパーティーメンバーいなくて困ってるのか?」
「え、あ、うん。」
急に話しかけられたからへんな返事しちゃったよ。誰?
「なら私と組まないか?」
和風の着物を纏っている少女だ。僕(小雪)と同じくらい小ぶりな感じの見た目をしている。
「いいよ。」
特にデメリットもなさそうだしいいか。
「じゃあ、パーティー参加させてもらうぞ。」
[カンナからパーティー参加依頼が来ています。許可しますか。」
僕はYESを選ぶ。
なになに、名前はカンナっとレベルは…49?!高っ!僕とほぼ同じだよ?!
「レベル高いね…。大会には出なかったの?」
少し興味本位で聞いてみた。このレベルで大会に出てたら間違いなく予選突破してると思うし出てないと思うけど。
「大会には特に興味なくてな…それより小雪だったのか!まさかトップ2とパーティー組めるとは思ってもいなかったぞ。」
なぜトップ2かというと闇と相打ちしたかららしい。詳しくは運営が決めたことだし分からん。ちなみに闇もトップ2のため現在トップ1は不在だ。
「まあね。じゃあボスに行こう。」
「そうだな。」
かくして僕たちはボス部屋に入った。
「おーでかい。」
「そして固そうだな。」
ボスはいわゆるゴーレムというやつだった。
「どっちから行く?それとも2人で攻める?」
「ふむ、私の技は周りに被害が出るから小雪に任せていいか?」
「いいよ。とりあえず様子見で行ってくるね。」
「危なかったら呼んでくれ。」
僕は短剣を片手にゴーレムに向かっていった。ん?刀はどうしたって?さっき装備しようとしたら耐久値がピンチだったんだよ。もう片方の短剣も壊れちゃったし。
「まず足。」
ガキッ
弾かれた…これそこらの武器だとすぐに壊れる勢いだぞ?この衝撃。
幸いゴーレムの動きは遅いのでゴーレムが攻撃してきたが軽くて避ける。
「じゃあ顔ならどう?」
僕はゴーレムの顔に向かって飛ぶ。
「あっ…。」
ゴーレムが口を開けている…これあれだ、レーザー的なの放ってくるやつだ。
気付いた時にはもう遅く僕は直撃を喰らい壁まで飛ばされた。
「小雪!大丈夫か!」
「いてて、なんとか。」
「次は私が行ってくるな。雷に注意してくれ。」
カンナは腰に装備してある刀を手に取り、
「雷ノ舞」
カンナの周りがバチバチと雷が纏う。
「おーかっこいい。」
和服に刀、そして雷のエフェクト。
「雷刀 壱ノ段」
消えた…え?どこ?
ドッカーン
へ?ゴーレムに雷が落ちた。あっゴーレムが真っ二つに…。
「小雪ー麻痺ってないか?」
「ふぇ!いつのまに隣に?」
いきなり横にいるもんだからへんな声出ちゃったじゃん。
「麻痺ってフレンドリーファイアはないよ?」
「私の雷って麻痺の追加効果があるんだけどこれ仲間にも当たるんだよな。」
「へー。」
「じゃあ、私は先に第4階層に行ってるよ。また会おうな。」
カンナは駆け足で第4階層に行った。
「リンクすることなく勝てちゃった…これ私いらなくても勝てたよね?てかあの子私より絶対強いよね?」
そんな疑問も残っているが僕も第4階層に行くことにした。
次回、小雪第4階層へ。




