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第3話 大会と猫

不定期な更新ですいません。1ヶ月ぶりくらいですね。



誤字修正もとい文字の変更 操る→使役

一週間後、チーム対抗公式大会の日。


「本当に私がリーダーでいいの?」


「小雪が1番適任でしょ。」


「チーム名も小雪の雪を取って"雪の世界"になったんだし。」


「まあ二人がいいならいいけど。」


この一週間で私と闇は1レベ、サヨリは3レベ上がった。


「じゃあみんな準備。」


「おけ。」


「了解。」


今回、3人で話し合って仮面とローブで正体を隠すことにした。


別にサヨリはいいと思うんだけど。


「仲間はずれはいや!」


とか言うからサヨリも仮面とローブを買った。


仮面はなぜか猫の仮面。サヨリが選んだ。サヨリが言うには小雪は猫が似合うとのこと。


あとローブ、あれは高かった。私のがりんごの作ったオーダーメイドで二人とも同じのがいいって言うからりんごに頼んだけど。


一つ1000kはおかしいだろ。高いわ!普通の店で買ったら10kくらいだよ?


てことで白のローブに猫の仮面。白猫?


「おっ?もうすぐ始まるよ。」


[試合開始まで5.4.3.2.1.]


試合開始と同時に景色が変わる。


「…。」


「うーん…これは…。」


「砂漠スタート…か。」


ここで試合のルールを言おうか。


広大なマップでチーム同士のバトルロイヤルそして一定時間経過でチームのリーダーがマップに表示される。これはバトルロイヤルでよくあるルール。そしてラスト2チームになると強制的に闘技場にテレポートされる。至って普通だろ?


「砂漠かぁ。どうする?」


「あまり目立たずにひっそりと優勝したいよね。」


「てか本当に小雪は縛りプレイするの?」


「だって闇がうるさいもん。」


「僕たちが普通に戦っても必勝じゃん。つまらないじゃん。なら縛りに縛って勝とうよ。それにあまり縛ってないよ?」


「小雪は盾のみ縛りで闇はHP1縛りだよ?」


「いけるっしょ。」


「まあ闇は縛っているけどそれが本気のステータスだよね。私は盾のみとか攻撃できないからね?」


「小雪は盾でガードしながら自慢の避けゲーしてればサヨリが魔法でほらっおけでしょ。」


「ピンチになったら縛り解除してよね。」


「まあ縛りで負けたとか最悪だから解除するよ。」


てな感じなんだけど


「辺り見渡しても誰もいなさそうだから時間が経つまで適当に歩いてるかね。」


「そうだね。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


一方その頃、


[なんか凄いやつみつけた。これ。]


[うわ何この3人組、アーチャーに魔法使い、あと剣かバランスはいいが…え?こいつら初心者だよね?始めたばっかの。]


[五人組を瞬殺かよ…。]


[相手が初心者とはいえあのチームワークはやばい。]


[俺、配信当日からやってるけど勝てねーわw]


[初心者ばっかでつまらん大会かと思ったがこれは期待大。]


[噂を耳にしたのか視聴率がどんどん増えてるw]


[おっ!次は四人組だ。]


[こいつら激戦区リスポーンか。]


[幸運なのか不運なのか分からんな。]


[こいつらの相手してる奴の方が不運だろ。]


[あーまた瞬殺だわ。]


[優勝こいつらじゃね?]


[決まったな。]


[そうだな。]


とコメント陣営は大盛り上がりなこと。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「暇だ。」


闇が言った。


「さっきから歩いてばっかで小雪の居場所はマップに表示されてるんだけどね。」


「マップ上には敵なし…。これだから砂漠スタートは嫌なんだよなぁ。」


「激戦区リスポーンでも目立っちゃうからダメでしょ。」


「そうなんだけどさあ。こうなんかないかなぁって。」


すると、


「闇、お目当ての奴がいるよ?」


「まじ!よし殺りに行こう。」


「相手からもマップで私はバレてるけどね。」


「じゃ、闇とサヨリ頼んだ。目立たないように速攻で。」


「って本当に小雪あの作戦でいくの?」


「大丈夫。」


「まぁ小雪が言うならいいか。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「マップに敵が表示されたぞ!」


「よし、慎重に行こう。」


「正面だ!」


「ってあれじゃね?一人で歩いてくる…。」


「相手は一人?仲間はやられたのかな。」


「それも盾両手持ちって何やってんの?」


「分からんが一人はチャンスだ。全員で攻めるぞー!」


「「「おー!」」」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ん?きたきた。やっぱ初心者だよね。こんな砂漠の真ん中で一人なわけがないじゃん。ただでさえ戦闘が少ないのに。それも盾両手持ちってだけで怪しいのに。」


「うおー。」


「よっと。」


軽く避ける。


おーバランス崩すこと崩すこと。こんなんでバランス崩してたらカウンター食らうでしょ。


「これでもくらえー!」


がむしゃらに攻撃しても、


キンッ、、、


おおお、いい音、あっ弓矢が飛んできた。これも盾で防いでっと。盾両手持ちって意外と強い?攻撃は出来ないけどね。


そろそろかな。


「アイスアロー 」


「サンダー 」


うわー魔法の雨…闇の魔法に関してはオーバーキルだし…可哀想。


「いやー流石小雪、四人組相手してノーダメだねぇ。」


「あれは闇でもノーダメでしょ。」


「僕はステータス任せの回避だけど小雪のは…ねぇ…カウンター込みかつステータス関係なしの回避でしょ。それも当たる寸前の回避。もうあれは無理。」


「そうかなぁ。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


コメント陣営


[面白い奴いたw盾両手持ち。]


[はっ?盾両手持ちとかwwどんだけ守りたいんだよ。]


[こいつか。砂漠とか過疎地だな。一人か?]


[ローブと仮面でまったく素顔が分からんな。]


[てか猫の仮面かよw面白い奴だな。]


[おっ避けた。盾使えよw]


[あっ盾使った。案外うまいじゃん。]


[いや、相手が下手なだけかも。]


[まだ実力はわからんな。]


[まあ例の3人組の方がうまいかな。]


[そうだな。ってうわー。]


[魔法の雨…なんか撃たれてる奴ら可愛そうだな。]


[いやいやあの魔法の威力おかしくね?]


[相手のステータスが低かったんだろ。]


[まあ初心者ではないな。]


[てか一人HPやばくね?]


[うわ、あれHPミリじゃん。]


[誰も回復できんの?]


[これは草。]


[まじ草。]


[草生えすぎて草。]


[強さはともかく面白いチームだな。]


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「残りチームは3…か。」


「結局一回しか戦わなかったね。」


「あっ1チーム減った。」


その瞬間目の前の景色が変わる。


「やっとだね。小雪。」


「うん。」


あれ?あの対戦相手見たことあるような…あ!いつぞやの3人組。


「あと1チームでゆうしょうだ!」


「油断は禁物です。ケイ。」


「MPポーションも飲んだし、準備は大丈夫かな。」


うん、やっぱあの3人組だな。


「どうした?小雪?」


「ん?なんでもないよ。」


「小雪と闇はまだ縛りするの?」


「「まだピンチじゃないから。」」


「あっうん。」


「よし、じゃあ前衛らしく突っ込んでくるね。」


「いてらー。」


「ピンチになったら縛り解除してよね?」


よし、盾装備…ってうわ!もう魔法飛んできた。先手必勝的な?ってやばいやばい弓矢もかなり鋭い所突いてくる。本当にあの3人組?


・コメント陣営


[やっぱこの2チームが残ったか。]


[おっ!盾両手持ちが突っ込んでいった。]


[……普通にやばくね?あの避けは尋常じゃない。]


[あの盾さばきもかなりの実力者だよ。]


[実力隠してたなこれは。]


[てかあのスペランカーともう一人は見てるだけとかw]


[いやほんとなにもの?]


[ローブの中の素顔が知りたい。]


[無名の実力者なのかランカーなのかだな。]


[これで無名とか今まで何やってたのってなるけどね。]


[でもなんかあの避け方見たことある気がするんだよなぁ。]


[あっ!それ俺も思った。]


[一体誰なんだ?]


・3人組視点


「二人とも聞いて、あの人は多分上級者。今まで戦った人たちよりずっと強い。」


「俺の剣もほとんどガードされたし避けられたな。」


「弓矢も一発も当たってない。」


「だからあの攻撃をしてみようと思う。」


「なるほどあの攻撃なら行けるはず。」


「よしそれでいこうぜ。」


・小雪視点


なんか攻撃止んだな。なんだなんだ3人固まって作戦会議か?こんな戦闘真っ只中に?強さは中級者以上だがまだまだ初心者ってことか。しょうがない待ってあげるか…。


おっ!作戦会議は終わったみたいだ。


「ロックウォール 」


右と左、あと後ろに岩の壁ができた。


なるほど正面以外逃げ道なしか。


「うぉー!」


なになにこの後に及んでがむしゃら攻撃?


「不意打ち 」


急激にケイの素早さが上がり、なんとか盾でガードした。


あぶねー盾様様だわー。


「連矢 盗矢 」


高速で打ち出された矢を盾でガードするがそのかわりガードした盾二つとも姿が消えた。


げ!厄介なスキルを身につけてるなぁこれ嫌いなんだよなぁ。短剣とかで防いでも盗まれるんだよなぁ。


「これで終わりだー。」


あっ!やべ、逃げ道なし、盾なし。ピンチかなこれはじゃあ縛り解除で。


これまたケイの剣をギリギリの所で避けたが


「ファイア 」


おわた、もう目の前に魔法が…


パキッ


え?あっ…。


なんと目の前の魔法も無理矢理避けたがために仮面に魔法が炸裂したのである。


そして、これまたギリギリでケイの剣を避けたがためにローブが綺麗に真っ二つ。


カランカランと音を立てて仮面が転がる。そして小雪の着ているセーラー服があらわになった。


「やっちゃった。」


3人組はさぞ驚いていることだろう。なにせ今まで戦ってた人が知り会いでフレンドでランカーなんだから。


「あっはは。流石小雪。じゃあ僕もこれはいいかな。」


「えっ?あっ…じゃあ私も。」


二人とも仮面とローブを脱いだ。


・コメント陣営


[……]


[……]


[まさか…ね。]


[よく考えたらあの避け技は小雪ちゃん以外に考えられんわ。]


[どうりで見たことあると思ったよ。]


[小雪ちゃんの仲間たちも一人は知らないがもう一人はこれまたかなりの実力者だろ?]


[確かランカーだったと思う。てか美少女すぎん?]


[でもあのスペランカーは何?]


[それはよく分からん。]


[縛りたらなんちゃら言ってたからHP1縛りじゃね?]


[なにそれ鬼畜。]


[そんなことよりこれで優勝は決まったな。]


[あの3人組もよく小雪ちゃん相手に戦ったよ。]


[縛ってたとはいえ若干押してたしな。]


[まあ小雪ちゃん相手に勝つのはこのゲーム内で5人しか居ないしな。]


[てかあれだろ、確か優勝者には初実装装備のユニーク装備がもらえるんだろ?]


[最初は初心者が手に入れると思って別に気にしていなかったが、小雪ちゃんが手に入れるのか。]


[これはさらに強くなるぞ。]


[やばいわ。]




「ねぇどういう事!どうして私たち小雪さんとたたかってるの!」


「そんな事より勝てる気がしないんだけど。」


「だよな。」


「もう自滅覚悟でいくしかない!」


あっなんか3人全員で攻めてきた。


「ファイア 」


「サンダー 」


スイが撃ってきた魔法が闇の魔法で相殺…ではないな。あっそのままサンダー当たった。これまたHP全部持っていったなぁ。


「スイ!俺が仇を!」


「アイスロック 」


「な!足が…。」


サヨリの魔法で足を凍らされた。


「ナイスサヨリ。サンダー 」


いや、闇はサンダー以外の魔法もしなさいよ可哀想だろ。まーたオーバーキル。


「二人とも!連射 」


10本ほどの矢が飛んでくるが全て避ける。


「加速 」


加速を使いルイの後ろに回り首に短剣を当てる。


「終わりだね。」


「やっぱ小雪さんには勝てませんね。」


「いやいや3人ともすごく強くなったよ。私の盾も盗まれたし。」


「ではもっと強くなって再戦してもいいですか?」


「いつでも。」


と言いルイのHPを0にした。


[うおーやっぱ小雪ちゃんつえー!]


[あと闇ちゃんの魔法は何?魔法攻撃力極振りなの?]


[たしかにあの威力は極振り説ある。]


[ひとまずおめでとー。]


[てかチーム名、雪の世界って小雪ちゃんっていってるようなもんじゃん。]


[ほんとだなんで気づかなかったんだろ。]


[てか視聴人数やば。]


[小雪ちゃんが出てるって聞いたら誰でも見に来るだろ。]


[だな。]




「やったな。小雪、サヨリ。」


「ユニーク装備は後日だって。」


「私、特に何もやってないけどユニーク装備なんてもらっちゃっていいのかな。」


「サヨリもよく戦ったじゃん。」


「あっ賞金送られてきた。」


「ひとまず闇?分かってるよね?」


「ぐぬぬぬ、はぁ分かったよ。はい10k。」


「闇?万が抜けてるよ?」


「…。」


「ありがと。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ここはゲーム外、


「ふー大会終わったなー。」


「バグは少なくてよかったよ。」


「初心者の大会開いて片っ端からスキルの修正がいるか見たのは良かったな。」


「ああ、色々修正するところが見つかった。」


「特にあの起死回生と不滅のコンボはやばいな。ステータスがおかしくなってた。」


「あと小雪がいたのも予想外だった。」


「一人二人は経験者いるだろうと思ったがまさか小雪とはねぇ。誰も予想できんよ。」


「小雪の避ける技術どうなってんのか未だにわからんからなぁ。」


「チーターじゃないんだろ?もうわけわからん。」


「最初に見たときはチーターかと思ってめっちゃ調べたさ、でも特に何も不正してなかった。」


「まあ、その話は後にしてひとまずあの3人に合うユニーク装備を作るぞ。」


「そうだな。まず闇のを考えるぞ。」


「奴はスキル的に魔法メインだな。なら杖か?」


「でもステータスやアイテム欄は剣とか盾とかあるな。」


「「「「「「うーん。」」」」」」


「そういう時は防具だな。」


「「「「「「それだ!」」」」」」


「よし、闇のは大体決まった。サヨリは完全に魔法使いだから杖だろ。厄介なのは…。」


「小雪…か。」


「さて、あの子は何が欲しいんだ?」


「短剣…はかなりいいの使ってるよな。」


「防具…も可愛いしな。」


「…………。」


「なあ、こういうのはどうだろう?」


「ん?おーなかなかいいな。」


「それなら小雪らしくこうしたらいいんじゃないか?」


「それ名案だ!よしこれでいこう!」


こうして次の日3人のところにユニーク装備が送られた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


次の日、


相変わらず学校でゲームだ。果たして大会が終わったのに次は何をするのだろう。


「えー皆さん、大会お疲れ様です。運営様からは次の大会に備えて強くなってくださいだそうです。」


また大会するのね。まあするとしても数ヶ月後かな。ん?お!ユニーク装備送られてきた。早速試そう!


「あのー。」


ん?なんだ?クラスで僕に話しかけてくるやつなんていないはず…てルイ!?同じクラスだったの!?やばっ


「何?」


ちょっと威圧気味に言ってみた。


「小雪さんですよね?」


威圧の効果無し。


「いやーちょっと誰かわからないね。」


「昨日と同じ白のローブ羽織ってたら誰でも分かりますよ。」


「…はぁ。しょうがないか。」


僕はローブを取った。


「やっぱり。みんなで小雪さんなんじゃないかって話してたんです。」


さすがにバレるか。


「で何かよう…。」


僕が喋ろうとした時クラスのみんなが沢山寄ってきた。


「小雪さん、フレンドになってください。」


「何いってんだ!こっちがフレンドに…。」


となんかもめ始めるし…まずは、


「ひとまずみんな、フレンドはみんな無し。あと私の本名もバレてると思うからクラスの秘密にしておいてね。」


「「「はい!わかりました!」」」


何!?すげー素直なんだけど…。


「バラす奴が居たら社会的に殺るからね?じゃまたね。」


この時クラスのみんなは絶対に秘密にしようと決めたのであった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


さて、闇とサヨリはオンラインかまあ当たり前か。ん?アイテムボックスに何かが…お!ユニーク装備きてるじゃん。早速試そう。二人には試してから行くってメッセージ打ってよし、行こう。


誰にも見られないように一人専用の練習場に来た。


なになに、名前は…小雪の指輪か。本当に僕のだけの装備なんだな。えーと性能は、


name:小雪の指輪(小雪のみ装備可)


効果:スキル召喚、リンクの会得、常時素早さ2倍


まじか。召喚とリンクの効果はわからんが常時素早さ2倍なだけでやばい。召喚とリンクの説明はなんだ?


召喚…使い魔を召喚、使役することが可。


リンク…使い魔とリンクすることにより使用者のステータスが変わる。


なるほど分からん。わからない時は試すことが大事。よし、召喚!


すると目の前に明らかに魔法陣だと思われるものが出現そしてピカーと光った。眩しい。


そして光が収まって目の前に現れたのは…。


「にゃー。」


は?


白い猫だった。


いやいや、おかしいでしょ。ひとまずステータス見れるようだから見てみるか。


name:No name Lv1


HP:1000/1000 MP0/0


攻撃力:200


防御力:200


魔法攻撃力:200


魔法防御力:200


素早さ:200


スキル:リンク、不滅、撤退、


撤退…HP1で召喚者の元に戻る。


おかしいおかしいおかしいどう見てもステータスがおかしいそしてこれでまだレベル1かよ…。


「にゃー!」


と鳴くと白い猫は僕に飛びついてきた。


「うわっ!びっくりした。なに?どうした?」


白い猫はステータスの名前のところを手でトントン叩いている。


「あー名前ね。ちょっとまって考える。」


白猫…は可哀想だし、雪ってのも僕が小雪だからなんか使い魔なのに僕の方が下みたいだし。まあステータスでは完全に負けてるけど。


んー雪とは関係ないけどまあ妥当やつで。


「ミルクってのはどう?」


「にゃー。」


ミルクって聞いた途端僕の腕の中でゴロンと転がり始める。これNPCだよな。多分。どんな名前でもこういう風になるようになってんのかね。それにしても可愛い。


それにしても使い魔が猫かぁ。リンク…嫌な予感するなぁ。やってみるか。


「ミルク、リンクするよ。」


「にゃー!」


ミルクはリンクすると同時に光になって消えた。そして…


はぁやっぱりかぁ。あたまの上?なんか違和感あるし、下半身の尻の方も違和感がなぁ。


恐る恐る手を出してみるとふさふさした髪とは何かが違うものが…うん、猫耳だね。そして尻尾だね。って運営ーふざけてんの!人前で出れるわけないじゃん!ローブで隠すしかないか。ステータスはどうなってんのかね。


name:小雪 Lv22


HP:100/100 MP:1000/1000


攻撃力:400


防御力:0


魔法攻撃力:400


魔法防御力:0


素早さ:200


スキル:武器使用禁止、超自動MP回復、ワープ


武器使用禁止…あらゆる武器の装備ができなくなる。


超自動MP回復…毎秒100回復


ワープ…MP1000消費で半径100メートル圏内どこでも移動可能。


うん。バグってるのかな。まず僕の防御力と魔法防御力どこいった?なに?0って。一発食らったら終わりじゃん。まあ今までとあまり変わらんけど。そして武器使用禁止ってどう戦えばいいんだよ!もしかしてリンクで猫っぽくなったから爪で攻撃しろと!…まさかね。


手に力を入れたら爪がシャキンって感じで伸びた。試しにその爪で練習場の的を引っ掻いて見たら見事に真っ二つ…。


他にも色々ツッコミたいことあるがまあこの辺にしとくか。よし、リンク解除。


「にゃー!」


うん、二人になんて説明しよう…。

次回はなるべく早く出せるような頑張ります。一週間…いや、二週間で頑張ります。

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