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第9話 八つの頭を持つ竜

安定の不定期。そして短いです。

いやーまじかー。


少し歩いただけでモンスターにあった。そしてそのモンスターは…


ギガンテス レベル25


ギガンテス レベル23


ギガンテス レベル30


おかしいだろうよーなんだよさっきのボスより強いレベルが群れで出てきたよ。武器使えないんだよ?


「にゃー。」


「うん。ひとまず頑張ってみるよ。ミルクも頼んだ。」


ミルクは僕の目の前から姿を消したと思ったら気づいたらギガンテスを一体潰していた。


あれ、背後取り使ったな?にしてもあのスキルずるいなぁ。


早々に一体潰れて二体になったので僕は加速を使って相手の目の前に瞬時に移動した。そのまま勢いに乗ってパンチを繰り出した。


痛って。あいつ硬いな。短剣で切った時はあんまり抵抗なくスパッと切れたんだけど。


それもそのはずギガンテスは物理軽減耐性が付いているのだ。


ギガンテスのHPは…1割しか減ってねえじゃねえか。


じゃあ次は蹴りだ。


加速の効果が続いているうちに蹴りを入れてみた。足上げるからスカートの中が見えちゃうけど周りには誰もいないからいいや。


ちなみに蹴りも効果が薄かったので結局数だけ攻撃して倒した。1割なら10回殴ればいいだけだもんね。


途中で加速切れたけどあいつバカだから単純な攻撃しかしないし簡単に避けれたよ。


その後は順調に進んでいたが、


ん?なんだ?スライムがいるではないか。たまに最初の街の周りにいるやつ。ただあれほとんど魔法しか効かないんだよなぁ。


スライム レベル150


は?!レベルが壊れとるんだけど!


「ミルク、あいつは逃げよ…うってミルクー帰ってこーい。」


ミルクはスライムを見るや否、猛ダッシュで向かっていった。


「流石のミルクでもそいつは無理だよ!」


僕の声も虚しくミルクはスライムに攻撃した。


だが全くダメージは入っておらずスライムの反撃を食らった。


「ミルクー!!」


僕の画面でのミルクのHPゲージはすごい勢いで減っていきHP1で止まった。


「にゃー…。」


「ほらミルク言ったじゃん。」


ミルクはそのまま指輪の中へ帰っていった。


おお、指輪の中でHPが回復してる。回復禁止なのはプレイヤーだけとな。ってそんなこと思ってる場合じゃない。あのスライムは動き自体は遅い。スライムの後ろには例の池がある。そこにこのアイテム(聖なる雫)を速攻で投げ込めばなんとかなるんじゃないか。


そう考え、僕はスライムを避け投げ込んだ。


この時点で僕は選択を間違えていた。ミルクが戦闘不能になった時点で逃げるべきだったのである。


「あ…。」


投げ込んだ瞬間周りには半透明な壁が出現、例のスライムが消えた。


僕はこの光景が見たことある。それはもう沢山。


これはボスが出てくる時の演出。


ヤマタノオロチ レベル50


八つの頭を持ちし竜か、やってやろうじゃんか。


僕は敵の下に行き一つの頭を殴った。見事に頭が吹っ飛んだ。しかし


「やっぱこういう系のモンスターは再生するよなぁ。」


吹っ飛んだ頭もすぐさま元どうりとなりこちらに噛み付いてきた。


あぶね、意外と早いな。


相手は八つも頭がある。攻撃頻度が高すぎる。避け切れない。


「やばっ!」


ついに攻撃を当てられてしまった。右腕食われたよ。痛いどころじゃない。


「…ぃっっっつ!!」


なんか変な声出ちゃった。このゲーム現実よりかなり痛み軽減されてるはずだがそれでもこの痛さ…リアルで右腕失った人はこれより凄いのか。HPも1割あるかどうか。よく耐えてくれた。あいつ攻撃頻度が高い割に攻撃力ないのね。


しかし、奴から限界まで離れて腕の回復に専念しているところなのだが一向に戻らない。5分経過で欠損は治るはずなのだが…まさか回復禁止は欠損も治らないのか?こうなると右腕が使えない。


「はは、これは無理かも…。」


情景反射的に声が出てしまった。


まあ最後のあがきと行こうか。


「すぅぅぅはぁぁぁ・・・よし!」


ーーー・・・集中


僕は避けた、そして左しかない腕で攻撃した。確かに少しはHPが減ってる頭の再生はすぐするがHPの回復となるとすぐではないようだ。


右から噛みつき攻撃、飛んで避けるそしてそのまま蹴る。


蹴った直後次は上からブレス攻撃、なんとか転がりながら回避


回避した後体制を立て直す隙なく左右から噛みつき攻撃、左腕の力だけで上に飛んで避けた。


飛んだ勢いで先程ブレスを放って来た頭を蹴る。そして落ちる勢いでもう1発蹴りをかました。


「左腕ももう限界…か…。」


体制を立て直せず左腕の力だけで自分の全体重分を空高く上げればこうもなる。さっきから感覚がない。飛んだ時に折れたかな。


「現実だったらかなりの重症なんだけどな。右腕欠損、左腕骨折だよ。」


しかし相手は手加減をしてくれるわけもなく、僕の心を折りにいくようなさっき蹴りを入れて消し飛んだはずの頭も大体治ってる。HPは2割ほど減ったがたかがそんだけだ。


こっちは左腕骨折によりさらにHPが減りもうHPはあって無いようなものだ。


例を挙げるならカッターナイフで切ってちょっと血が出た程度でHPが0になる程度。もう一つ挙げるなら紙で手を切るとかかな。わかりにくかったらすまん。


「最後のあがきもこれまでか。」


ヤマタノオロチは慈悲なく僕に最後のブレスを放った。














当たる数秒前、僕のところに通知が来た。


それはミルク全回復の通知だった。


「リンク」


ブレスを食らった。


リンクしてHPは全回復していた。ダメージも少ししか食らわなかった。


猫耳に尻尾のいつもの格好。


僕はこういった。


「さあ、第2試合の始まりだよ。」

左腕骨折に右腕欠損…自分でもなんですが絶対に嫌ですね。

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