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クラッカー勇者  作者: 398円
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1枚目 俺と始まりとクラッカー

皆さんこんにちは。

398円です。


前回からあまり時間は空いておりませんが、毎回このペースで投稿できるわけではないのでご了承ください。(以前にも申し上げた気がしますが…)


それでは本編をどうぞ。

~十数年前~


僕は森の中をウロウロ歩いていた。

腰に引っ掛けた袋にはお爺ちゃんがくれるクラッカーが入っている。


お爺ちゃんがくれるクラッカーは僕のお気に入りのお菓子だ。毎日バクバク食べてる。

そんなに甘いわけでもない。

食べると飲み物が欲しくなる。

でも大好きなんだ。寧ろそれがスゴくいい。


ガサッ


「…?」

突然、草むらから音がした。何だろう?

僕は興味本意で音のした方へ向かっていった。


「ガウゥッ!」

そこから飛び出してきたのは、みんながよく話していたモンスターだった!

モンスターはみんなを襲って、時には殺してしまうって…。


「うわぁぁ!」

モンスターは僕の腕を引っ掻いた。咄嗟に腕を回したお陰で顔を掻かれることはなかったが、当然痛い。

ヒリヒリするし、血が出るかもしれない。


痛みで僕は尻餅をついてしまった。

モンスターはそんな僕に構うことなく、噛みつこうと飛びかかった!


噛みつかれる寸前、僕は思わず手元にあったクラッカーを投げつけた。


何故そんなことをしたのか。

自棄になってやったのか、お爺ちゃんがよく言っていたある言葉を思い出したのか。


その投げられたクラッカーは、偶然にも噛みつこうとしていたモンスターの口に入った。


「グゥ?」

モンスターはクラッカーを咀嚼し、飲み込む。


すると不思議なことに、先程まで牙を剥いていたモンスターは表情を微妙に変えて、僕の腕の傷をペロペロと舐め始めた。


「え?」

僕は完全に呆気にとられてその光景を見ていた。



『クラッカーをモンスターにあげると友達になれるんだよ』

お爺ちゃんが小さい(今もだけど)僕に柔らかい声でそう言っていた。

僕はそんなことあるわけないとばかり思っていたが、今この時はそんなこと忘れていた。



結局、モンスターは僕になついてしまった。

それからというもの、僕はお爺ちゃんの言葉を不思議に思いつつも、信じて疑わなくなった。



そして。

それから長い月日が流れた。


「いよいよか…」

俺は自分のベッドから起き上がり、呟いた。

天気は良好。調子も良い。

旅立つにはもってこいの日だ。


俺は着替えを済ませると放置されていた自分の鞄に袋に詰め込まれたクラッカーをありったけぶちこんで部屋を出た。

階段をかけ降りて行き、家族とすれ違い、扉を開けた。


「とうとうこの日が来たんだ」

嬉しさと不安が重なりあった今この瞬間。

そう。

俺は今日、勇者になる。

クラッカー勇者。いかがでしたでしょうか?


前回は冒険の途中の一部(と前置き)のみという内容でしたので、今回からきちんと順番にお話を進めていこうかと思います。


これから皆様にはソルト君の戦いを見届けていただればと思います。


感想やご意見・ご要望あればお気軽にどうぞ。

では。

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