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世界にたったひとつだけ  作者: 猫依颯
蛇足たち
18/21

こどもの日ということで、子どもの出てくる教員っぽい話を。

 俺には癖がある。子どもの頃からの癖だが、周囲の大人たちにはよく笑われた。

 社会に出てからは、若いんだから直しなさいと云われることも多かったが、気にして控えめにしていたら痛い思いをしたので直すこと自体をやめた。


「どっこいしょ、と」

 職員玄関前から抱えてきた教材の入った段ボール箱を、掛け声と共に取り敢えず配膳台の上に置く。毎日の給食前、必要以上に綺麗に拭かせているのは、俺の場合給食の配膳以外でお世話になることが非常に多いからだ。宿題や授業中のテストの提出場所になったり、教材置き場になったり。

 ちなみに給食も配膳台で食べていたりする。教卓がなんというか、その、食事に適さない状態のことが多いので。

 今年度の教室はエレベーターのない校舎にある。だから重い荷物も手運びだ。それより職員室にいちばん遠い教室のひとつだというのが面倒でならない。


 癖、といえば。昨年度の末に面白いことがあった。授業中のことだ。

 最近の黒板は、ある程度自由に高さが変えられる可動式になっている。授業の途中で高さを変える為、俺はレバーに手を掛けるといつものように「どっこいしょ」と体重を掛け――


「のこらせのよっこいしょ」


 背後から子どもの声で続いた言葉に動きを止めた。子ども等は振り返った俺の驚愕の表情が面白いのか大爆笑だ。

 いや今の、声の大きさから云ってほぼ全員一緒に云ってただろ。

「面白いからもう覚えちゃったよ」

 うん、君はこんなことを覚える暇があったら掛け算九九と昨年までに習った漢字をもう一度きちんと習得し直そうな?

 ドヤ顔の子どもにそんなことを思いつつ、俺は気を取り直して授業の続きを始めるべく子ども等に声を投げた。

これ実話です。マジで。

あんときはホント笑いました……学年持ち上がったら4月早々にやられましたけどね。クラス替えしたから三分の一しか居ない筈なのに。


ひとつ忘れていた。これ、汀です。(爆笑)

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