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Restroom とあるギルド職員の苦悩。

補完!


◇1/12 矛盾点、句読点修正。

 母と妹が出て行ってしまってからというもの父の姿は見るに耐えられない。


 あんな母でも父は愛していた。それこそ離れたくないのを、愛する母の願いゆえに離れることに同意するぐらいには、きっと帰って来てくれると信じるぐらいには、愛しているのだと思う。


 でも私はそんな母が大嫌いだった。


 何せ無視されていたのだ。


 母がどうして無視しているの考え、自分が悪い子だと思われているんじゃないのかと最初は思った。


 だから頑張って優秀になろうと勉強した。貧弱ではいけないと武術さえ習得した。美しい母の娘だからと外見にも気を使った。


 けれど結局母は私を見ようとはしてくれなかった。

 それどころか父似の可愛らしい容姿を嘲り、エルフに生まれてこなかったことを涙を流しながら罵られる事さえあった。


 その後の私は今まで愛した分よりも酷く母を憎んだ。産まれてきて母に愛される妹さえも憎んだ。


 天真爛漫な愛らしい妹が、父母に愛される妹が、私の後ろを付いて離れない妹が憎くて、大嫌いだった。


 そんな折妹と喧嘩した事があった。


 たわいの無い理由、だけれど私にとっては非常に繊細な部分だった。


「どうしてお姉ちゃんとお母さんはお話しないの?」


 今では幼いあの子が疑問に思うのも最もだと思える。


 歪な家族の形に気づくのは何時になるか分からないけれど、あの頃にあの子に分かるはずも無かった。けれど私はその言葉を聞いて自分の中の何かが切れた気がした。


 それから何があったか私もよく憶えていないが、気が付いた時には私は妹の首を絞めていた。手の跡さえ残るほどにぎゅっと締めていた。


 脈打つ血管が徐々に静かになっていくのが分かって、私は自分のしようとしていた事に恐怖を感じた。


 殺したいと思ったんじゃない! と声に出して叫びたかった。


 悲しそうな顔をした妹を見て違うといいたかった。


 だけど大嫌いな妹だけど殺したいとは思っていなかったのに、私がその手にかけようとした事実に変わりは無くて、私は結局項垂れて何も言えずにいた。


 けれど決して妹はそのことを両親に言ったりはしなかった。


 私はそれが恐ろしくてたまらなかった。何かを企んでいるのかと恐怖していた。


 あんなに幼い妹がそんな事思えるはずも無いのに想像してしまっていた。それから何ごとも無かったかのように、いつもの様に後ろを付いてくる妹から逃げたくて仕方が無かった。


 私がそんな幼い妹が無理をしていると気づいたのは、離れたい一心でギルド職員の試験に合格し、住み込みで働くことになってからだ。


 昼夜問わず忙しいギルドでは次々持ち込まれてくる雑務、賊討伐等の依頼の審査、難易度、種類毎の振り分け、新しい犯罪者の似顔絵作成、依頼の斡旋等仕事は尽きることが無い。


 そんな私が帰るのは本当にたまの休日ぐらいなものだ。


 父を心配して実家に顔を見せに帰るだけの嫌な作業だった。まだしも仕事をしていた方がましだったと思っていた。


 実家で顔をあわせる毎に容姿が母に似ていく妹を見るのが苦痛で仕方が無かった。いつもへらへらしていて気持ちが悪かった。


 でもそれを無理していると気づいたのは連絡もなしに帰った日のことだった。


 妹は泣いていた。


 一人で、仕事に出て父も母もいない家で、一人でお姉ちゃん助けてと泣いていたのだ。


 妹は友達が少なかったのはよく憶えている。いつも私の後をくっついて回るからそういう事になったのだと容易に想像が付くし、実際にそう思っていた。


 でも本当は違ったのだ、妹は母から歪な愛を受けて誰とも接することも出来ず、家に監禁されていたとこの時初めて知った。


 私が友達と遊んでいた時いない事が良くあった。自分にとって都合が良かったので気にしていなかったが、あれもそうだったのだとそこでようやく気づいた。

 母が遊んであげている、可愛がっているのだと今までは思っていた。でも実際は友達と遊ぶことを、作ることを禁じられ、中で母と二人きり、時には一人で過ごしていたのだ。


 気づいてからは思い当たる点が数多く頭に浮かび上がり思わず唇噛んだ。それと同時に今すぐ飛び込んでいきたい衝動に駆られた。


 けれど殺そうとした妹の前にのうのうと現れて助けることなど私には出来なかった。いや、出来たのにしなかった。


 私は自分の過ちを認めるのが怖かった、いつもヘラヘラ笑う妹が全部悪いのだと思い込みたかったのだ。

 だから私は結局そのまま踵を返してギルドの宿舎へと戻っていった。


 本当に後悔したのは妹が母にエルフの里に連れて行かれる時だった。


 生気の無い今まで以上に恐ろしい笑みを浮かべた母を見て、この時ようやくこのままではいけないと行動に移した。

 けれど何もかもが遅すぎた、父も母も納得してこの日までと決めていた。私がどうにも出来ないのは、どうにでもなれと今まで放置していたのだから当たり前だ。


 いくら抗議しても何も変わらなかった。助けを求める瞳が私を見つめているというのに私は……。


 私は……何も出来なかった。


 それから仕事にやる気が起こらず、上司に立ち直るまで叱られる日々が続いた。


 私が立ち直れたのは生憎と父の悲惨な姿を見たお陰だった。


 母を愛した父は母と妹が帰ってくるその日を待ちわび、そしてその時は豪華な食事で迎えてやろうと必要以上に働き、日々やつれていく。


 きっと母と妹のことをなるべく考えないようにしているのだろう、近くにいるだけで罵倒されようとも一緒にいるという事実だけで幸せを感じていた父だ。離れてしまった今、自分を保てなくなってしまったのかもしれない。


 そんな姿を見て私は自分がしっかりしないといけないと皮肉にも思い立ち直ることが出来た。


 それから私はなるべく父の下へなるべく顔を出すようになり、それから幾日もの月日がたち、その中でエルフという者達の事を調べ、ついには母を許せるようになっていた。


 エルフにとってエルフの里とは害悪なのだ。


 とある冒険者の人がそう語っていた。受付をして人がいないときにエルフの話を聞くようになってからというもの、エルフの里の悪い噂ばかりが聞こえてきた。


 エルフの里は長老の思うままにならない者達は全て追放される。思うままになる者は全て利用される。全てはエルフの里の存続のために、全ては贅沢な暮らしの維持のために。


 私の母は少なくとも他人から子供をとるような人ではなかった。


 私の母は少なくとも子供を作って終りという人ではなかった。


 今考えると母の人生の仲で、本当の意味で笑っていられたのは無償の愛を捧げる父と過ごしていた時間だったかもしれない。


 でもエルフの里の拘束力に母は抗えなかった。


 エルフの里の教本を見たが酷いものだった。外は地獄とまで言われており、エルフの里に居なければ子供に安寧は無い。種族に安寧は無い。


 外で生きる限り呪われる。


 エルフこそ至高の種族、エルフこそ頂点に立ち、人々を纏め上げるべき種族。


 誇りある種族は屈さない、下劣な他種族を愛さない。


 エルフは里に恋し、愛し、一生を捧げる。


 これを見た時の私の胸中は自分でも推し量れないほど訳の分からないものが、もやもやしたものが渦巻いていた。

 私達は呪いを背負っているがエルフは別の呪いを背負っていたのだ。


 私はこれを聞いていてもたってもいられなくなった。父にこの事実を伝えて説得し、自分が母と妹を連れ戻す為に休みを調整してエルフの里に行くようになった。


 ギルド職員であれば安定した収入が得られるので移動費等も特に問題なかったが、エルフの里は遠く、実際に滞在できるのは半日とない。さらに行けども行けどもエルフの里の衛兵に門前払いされるばかりだった。


 それでも諦め切れなくて、国から物資を届けている人たちに話を聞こうと近寄ったりもしたが、周りを各国の兵士が固めていて接触することは出来なかった。


 そうやって拒まれ続けても諦めきれずに何度も、それこそ何度だって接触を図った。小さい頃の妹が私に何度嫌がられても付いてきたように、私は何度も挑戦し続けた。


 門番であるエルフは毎度来る私をまるでゴミに集る蝿のように思っているのだろう。いつもヘラヘラと笑っていてこちらを見下してくるのだから誰だってわかる。


 これならいつもくっついて来た妹がヘラヘラ笑っている方が何倍もましだといえる。いや、我慢して笑っていた妹にそれは失礼だというものだ。


 断然記憶の中の妹の方が可愛らしい。


 そうやって何度断られようが私は短い休暇を使って足を運び、妹と母に合わせてもらえるように懇願した。けれど衛兵が取り次いでくれることなど無かった。


 それからどれほど月日がたっただろうか。


 日課になっている訪問をする際に、最近は私が来ると不機嫌そうにしていたエルフの衛兵が珍しくニヤニヤしながら近づいてこう言った。


「貴方の妹さんはもういませんよ? 今頃転生迷宮の中で死んでいるのでは?」


 丁寧な言葉で馬鹿にしたように喋るその姿には慣れたもので怒りすら感じないが、衛兵の話した内容を聞いて取り乱してしまった。

 それを見て殊更嬉しそうにする衛兵を尻目に、私は教えて貰うという馬鹿らしい選択肢を選ぶことなく早々と里の前から去った。


 勤めているギルドに戻って情報を集めてみると、確かに妹はエルフの里から派遣されて転移陣を転生迷宮に貼りに行ったらしい、しかもそれから戻っていないという。


 エルフの族長はこれ見よがしにギルドと国を罵倒し、従来の転移陣依頼報酬よりも死んだとも分からない今の状況で多額な報酬を要求しているらしい。


 コレを聞いた時目の前が真っ暗になり、足取りがおぼつかなくなり、また絶望に沈みそうになってしまった。


 けれどここで諦めてしまったら昔の自分と同じである。少しでも可能性が残っているのなら行動すべきだと判断し、すぐさま行動に移れたのは行幸だろう。


 妹の行ったレイゴール帝国は元々山賊などの被害が多い国だ。当然ギルドには仕事があふれ、今では転生迷宮が出現しているおかげであちらのギルドは圧倒的に人手が足りないはずだ。勤務地を変えるよう願い出れば取り計らってもらえるだろう。


 何せ私がいるサンヴァリス王国は驚くほど平和なのだ。


 地獣族は暴力的な者もいるが大らかで優しい人物の報がずっと多い。父もそうだが昔に苦い経験が地獣族の暴力によって引き起こされたことがあり、それを子供に語って聞かせる事から暴力に頼るのを良しとしない傾向が強くなって今の状態に落ち着いたらしい。


 私も子供の頃父にその本を読んでもらったことがあった。


 力の弱い人間と友になりたいと思った地獣族のお話だ。彼らは無事友達になることは出来たのだが物語はそれだけでは終わらなかった。

 力が強すぎた地獣族が酒の席で暴力を振い、誤って人間を殺してしまったのだ。それが人間国の偉い貴族だった為に国の問題にまで発展し、戦争で数多の命が失われたという物語である。


 最後には元凶となった地獣族が「すまない……」と涙を流しながら呟いて人間族の王の前で凄惨な死を遂げるというものだった。確か子供版の本はもっと穏やかに書かれていたはずだ。

 とはいっても子供にとっては衝撃的な物語だ。友達が死んだというその話を聞いて泣きじゃくったのを覚えている。そして私が妹に対してした事もこの物語を思い出すたびに頭に浮かんでくる。


 また出会った時に心から謝ると誓いを立てた思い出を、今は考えるべきではないとそっと心の隅っこへと押しやる。


 何はともあれこんな物語を小さい頃から聞かされている地獣族は、基本的に酒は己を失うまで飲まない、暴力は何かを失わせる力だとして振わないように心がけているからだ。


 振う力は守るための力、友ではなく、敵を失うために振う。

 それが地獣族という種族である。


 そんな事もあって私の勤めている王国膝元のギルドは結構暇だったりするのだ。


 案の定私の出した異動願いは簡単に受理され、父を説得して一緒に行くことを決め、蓄えた財を持ってレイゴール帝国に引っ越した。


 レイゴール帝国は治安があまり良くない、その為不安な要素も大きい。けれど父は生憎と強いほうではないが人に嫌われにくい人物だ。母のような人物にさえあわなければさして問題はないだろう。


 問題は野蛮な職が多いということだ。とにかく数の多い種族なので暴動も起こりやすい、蝿の王は善政を強いてはいるが虫族というのは強欲な者が多いと聞く。元々人間と同じぐらい同じ種族で争うような愚かな輩なのだ。


 ここには当然の様に巡視隊と呼ばれる暴力で民を押さえつける部隊がいる。主に募集されている仕事は巡視隊員の募集、賊の討伐、誘拐された人の捜索、商隊の護衛だとか危ないものばかりだ。


 賊は国が総力を挙げてダンジョンを捜索する際にだいぶ駆逐されたみたいだが、虫族の国は3つあり、その他2つからまた流れてくることは予想に硬くない。

 そして誘拐された人の捜索はさらに尽きることが無い。他国からの捜索願もこちらに出されるほど虫族の国では誘拐が多いほどだ。

 さらに見つかった場合は誘拐犯と殺し合いになり、被害者を保護しても大半の者が心を壊れていて自殺してしまう。


 今も人間の国から強く捜索要請が出されているが、だいぶ前の話だという事で誰も死んでいるだろうと見向きもしない。


 そんな仕事しかない中で無難に安全な仕事を取ろうにも、サンヴァリス王国ではそれなりに報酬が支払われる雑用も、レイゴール帝国では子供のお小遣いで程度でしかない。


 私たちには蓄えがあるので無理に働く必要も無い、第一私のギルドの収入も大きくなる。

 レイゴール帝国ではギルドの給料がサンヴァリス王国よりも高い。もちろんそれだけ仕事がハードだからだ。

 やめる人も続出するというサンヴァリス王国では憧れの職業の一つだが、こちらでは使い潰しにされる人がなる職業のようだ。


 けれどそんなことで躊躇はしない、私はもう決めたのだ。

 目下の問題はそんなことではなく父が何処で働くかということである。


 あまり野蛮な場所では働いて欲しくは無い。私がいる場所はギルドの衛兵がいるから最も安全な職場だからいいのだが、他はそうもいかない。


 そんな私の心配をよそに父はいつもの様にニコニコしながら酒場の親父さんと仲良くなって、仕事を探していると相談したら給仕を任されたんだと陽気に帰ってきた。


 この国では酔っ払いが私の祖国に伝えられている話と同じ事をしても可笑しくない。だから色々と心配したのが父は父だった。笑いながら大丈夫といっていつも元気に出かけて行き、そして帰ってくる。

 前よりもお客さんが増えたとか、仲裁が上手くて殴りあう客が減ったとか、可愛らしい容姿に女性が来る様になったとか、良い事尽くしでずっと手伝ってくれないかと頼まれているという。


 恐れるどころか前の国にいたときよりも幾分か明るさを取り戻している気さえする。もしかしたら、母のいるエルフの里が前よりも近いという事が、父を元気付けているのかもしれない。


 そうして生活基盤を父と共に築き、幾日か経ってギルドの仕事にも慣れてきた頃私は本格的に転生迷宮についての情報を集め始めた。

 とはいっても今代の転生迷宮の情報は驚いたことにゼロだという。


 成り立てではあるものの、もう100人近くの冒険者が挑んで情報ゼロとはどういうことかと顔を青ざめさせた。

 妹はあの中へ入ったのだ、あの中の情報が欲しいのに何も無いなんて信じたくなかった。


 私は挑もうとしている初心者どもを集めて攻略するために大事なことを教えていった。


 まずは絵師の確保、何せダンジョンを攻略する際には絵師の存在が必要不可欠だ。


 私たちは呪いでダンジョンの情報が話せないので絵師の存在が重宝されるのだ。安全を十二分に確認してから彼らを護衛してダンジョン内の絵を正確に描いてもらう、出来上がったその絵に関して話しあう。


 罠があると思われる場所等話し合うことは無数にある。


 絵に関しての話し合いをしている為、呪いから逃れて攻略を論ずる出来るこの方法は冒険者の間では当たり前なものとして浸透している。


 絵師を1時間弱ほどで確保した次は攻略する際は細心の注意を払うように指導することだった。怪我をしたら戻り、状況を伝えること。

 ギルドの先輩から教えて貰ったダンジョン攻略では焦っていはいけないという鉄則を教え、各種族に分かれて細かく揺さぶりをかけてみるようにアドバイスし、便利そうな道具は自腹を切って買い与えた。


 私の熱意が通じたかどうかはわからなかったが、冒険者達は初めてという事もあって素直にこちらのいう事を聞いてくれた。

 彼らは指示されたとおりに動き、順調に情報を持ち帰ってくるのを見て私は自分の仕事に戻ることにした。


 私の勤務時間が終わりを告げ、私は掲示板にギルド長に頼んで私的な依頼を載せてもらう事にした。


――――――――――

★転生迷宮にいるエルフの情報求む。


情報の価値によって報酬を差し上げます。

連れ帰った者には100万リコルを報酬とします。

――――――――――


 私たちが蓄えたお金が約120万リコル、連れ帰った者と情報量の有無ではこれがほぼ全て消えてしまう可能性は十分にあるだろう。もしこれを――約10年分の給料――手放せば、また1からやり直すことになるが、妹が戻ってくるのなら安いものだといえる。


 一仕事終えた私は、銭湯と呼ばれる人間国から伝わってきた風呂に浸かってから巡視隊の後ろにつき、安全に自宅へと帰った。




◇◇◇◇




 次の日私は自分が指導した冒険者の大半が死んだことを耳にした。


 どうやら私が出した依頼の報酬に目がくらんだらしい。こんな単純なことに気づけなかった自分を叱咤して、怪我で帰ってきた絵師に絵を描かせる。


 元々あの依頼は初心者に期待して出したものではないのだから、死んでいった彼らに対して罪悪感を抱く必要など無いのかもしれない、けれど心に重くのしかかるそれを無視するのはかなりの根気が要る。


 こんなことで挫けていては妹は助け出せないと心を震わせ、依頼はそのままにしておく。

 元々あの高額報酬の依頼は強い冒険者が転生迷宮に早々と繰り出してくれるのではないか、という期待をこめて掲示したものなのだ。今更取り消すことは出来ない。

 時間が経ち、各国がダンジョンの攻略報酬を上乗せするまで待つのは考えてみたが無理がある。やはりこのやり方しか出来ないのだ。


 生きていると信じてとにかく今は頑張るしかない。


 出来ることなら熟練者に依頼を達成して欲しいと願うばかりである。

今回幕間はお休み。


頑張って2連続投稿したのは風邪を治すために執筆が遅れる可能性があるのでそのお詫びをかねております。


ご了承お願いいたします。

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