恋人に何を求めますか?
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
恋愛です。生々しいR15です。
苦手な方はご注意下さい。
Q,恋人に何を求めますか?
A,実家のような安心感。安らぎ。
A,愛欲。性欲。安らぎなんて、友愛だって満たされる。
彼と会った時の最後は何時も決まっている。ネオン街に連れ去られ、鍵の掛かった部屋で溶かされる。自分と相手の境目なんか無くなる程に、ぐちゃぐちゃに。
この時間は嫌いではない。決して嫌いではない。けれども会う度に繰り返されると、何とも心に穴が空いた様な気分になる。
『無料風俗』という言葉が頭を過ぎる。私はきっと、そんな風に思われているのではないか。
嵐のような夜が明けて、漸く私から離れてくれた彼に向かって、私は一つの問いを投げ掛ける。
「私に……恋人に何を求めてる? 色々あると思うけど、一番はなに?」
「夜の相手」
傍に置いてあった着替えを私に手渡しながら、彼は気だるげにそう言った。
「そう……そうなのね……そう……」
何を期待したんだ。勝手に期待するな。それが例え恋人だとしても。でも心の何処かで期待していたんだ。『抱き締められればそれでいい。安らぎさえあればそれでいい』なんて言う答えを。
静かな沈黙の後、不貞腐れた様に、シーツを引き寄せた。そのまま顔を埋める。
今は君と仲良くするつもりはない。なんなら暫く一人にて欲しい。何処かへ行って欲しい。けれども異変を感じた彼は、私を一人にしてはくれなかった。
引き寄せたシーツを綱引きのように剥ぎ取ると、無理矢理顔を上げさせる。
「何泣いてんだ」
「貴方の答えが死ぬ程気に入らなかったから。出来ればさっさと出て行って欲しいくらいには気に入らないから。……それは私で無くても構わないという事だから」
貴方にはきっと分からないよ。性欲満たせれば誰でも良い。そう言われて傷つく此方の気持ちが。
彼は少し幼さの残る顔を不快に歪めると、ぽつぽつと呟き始めた。
「夜、お前を抱いてる時だけなんだ。特別だと思えるの。自分のものになったと思えるの。誰でも良いわけじゃない」
「安らぎは? 安心感は?」
「それも欲しいけど、それは友人とでも満たされるから。強いて言うなら愛欲。でも全て欲しい。友愛も性愛も、全て欲しい」
それからは擦り寄る彼を適当にあやしてから、別れた。いつも以上にベタベタしてきたのは、多分許しを乞っているのだと思う。
性欲満たす為だけに付き合ってる訳ではないんですよ。
無料風俗ではないってことですね。
それは彼女に着替えを渡したり、夜もすがらべったりくっ付いてるところからもお分かり。
冷めてもくっ付いていたいんですよ。
ちなみに元ネタはとあるラジオだったりします。
お答えなさって下さったのは、皆様もご存知の有名な声優さんです。
『まぁね……。夜一緒に過ごしていると、「自分のもの」って感じがやっぱりあるんですよ。
でも成長しないと、歳を重ねないと、抱き締めるだけで満足……とはならないんだよね……。青いねぇ……。若いねぇ……』
って。
だから最後はこんな終わり。