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【10/15 発売】肉食令嬢は、肉のために結婚することにした。  作者: 笛路 @書籍・コミカライズ進行中


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76/87

76:王都。そして、リーツマン伯爵家。

 



 王都へはレオン様たちのスピードに合わせることにしました。荷物は実家にわりと置いてきたので、着替えなどは最低限の数で大丈夫のはずです。

 お父様が処分している可能性もワンチャンありますので、そのときはシバき倒す所存です。

 



 レオン様が短期決戦を望まれたので、できる限り長時間移動をすることにしました。

 馬車二台での移動にはなりますが、侍女なしで執事と四名の騎士たちが同行になりましたので、二泊三日という強行軍です。


「大丈夫か?」


 食事休憩の際にはレオン様が心配そうに聞いてくださいます。きっと私がストレッチをしたり、おしりを撫でていたせいでしょう。

 馬に乗るのは慣れているのですが、馬車にはあまり慣れておらず、どうしても腰とおしりが怠くなってしまいます。


 ヴァルネファーの屋敷から持ってきていたロールサンドや燻製肉を頬張りつつ、大丈夫ですよと言う気持ちを乗せて頷きました。

 ロールサンドに挟まれた竜ハムや、竜ミートボールが美味しすぎて、咀嚼に大忙しなのです。


「ぷはっ。ふぅ。美味しいですね」


 ちょっとだけ残念なのは、竜ジャーキーが自分で作れなかったこと。

 料理長に任せていれば間違いはないのですが、携わりたかったですし、摘まみ食いもしたかったです。


 あと、熟成肉作りもしたかったです。

 帰領予定時にはまだ熟成中なので、食べれはするのですが……。

 かといって、レオン様をお一人だけ向かわせたくもありませんし、お父様をツンツンしたいですし。

 とても悩ましいタイミングでした。




 ほぼ仮眠と馬を休めるためだけのような宿泊は、その意図の通り泥のように眠ってしまい、『お泊り旅行』みたいな感覚はゼロでした。

 ただ、その甲斐あってか、三日目のお昼には我が実家に到着しました。


 レオン様たちはお父様に挨拶をしてから、道中に必死にまとめていた報告書と目録と竜の素材を持って、王城へと向かわれるそうです。


「ただいま戻りました」

「おかえりなさいませ」


 屋敷の扉をノックすると、執事が出てきました。


「お父様は?」

「一昨日から執務室にこもられています。お嬢様のお帰りはお伝えしております」

「そう、わかったわ。レオン様、こちらです」


 執事には騎士たちを部屋に案内するよう伝え、私とレオン様はお父様の執務室へと向かいました。




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◇◆◇ 10/15発売! ◇◆◇


肉食令嬢は、肉のために結婚することにした。
書籍表紙


表紙&挿絵は『春名ソマリ』先生っ!
お肉お肉なクラウディアと、甘やかし上手なレオンがめちゃくちゃ幸せそうに描かれてるぅ!

そして、どえらくラブラブな挿絵に悶えてけろ!!!!

♣ カクコン10受賞作! ♣
KADOKAWA ビーズログ文庫様より、10/15 発売です。
ぜひぜひ、お手元に迎えていただけると幸いです。

販売店舗一例としてリンクボタンを置いておきます。


▷▶▷ KADOKAWA

▷▶▷ ビーズログ文庫

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▷▶▷ シーモア

― 新着の感想 ―
[一言] 更新感謝です^^ パパンこれだけ!?
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