表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【10/15 発売】肉食令嬢は、肉のために結婚することにした。  作者: 笛路 @書籍・コミカライズ進行中


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

33/87

33:せっかくの休みなので。

 



 泣きすぎて気恥ずかしくなりつつも、レオン様と一緒に遅めの朝食をいただきました。


 せっかくのお休みである今日は、午前中は二人でゆっくりと読書、午後からはピクニックに出掛けよう、となりました。




「レオン様、レオン様、レオン様」

「んー?」

「ユニコーンを討伐されたのですか?」

「ああ。報告書を読んでいたのか。ん、討伐可能だ」

「お味は!?」

「ブフッ! ゴホッ……」


 レオン様がお茶を吹き出してしまいました。熱かったのでしょうか?

 火傷などしていないかと心配していましたら、レオン様が大笑いし始めました。なぜ急に? とポカーンとしていると、私があまりにも期待を込めた眼差しだったため、笑いが込み上げてきたのだと言われてしまいました。

 期待は、まぁ……確かに、否定できません。

 

「き…………気になるじゃないですか」

「ん。ステーキがとにかく美味かった。牛とは違い、とても甘くさっぱりとした肉だったよ。あと、溶けるほど柔らかかったな」


 考えるような仕草をしつつ、ユニコーン肉の事を思い出しているレオン様を見つめていました。

 レオン様が苦笑いをしながら、ユニコーンは春によく出るのでシーズンになったら、ともに狩りに行こうと言ってくださいました。


「約束ですよ!?」

「ん、約束だ」


 ――――言質ゲット!




 午後になり二人で馬に乗り、野を駆け、ピクニック予定地に到着。

 お礼を言いつつアレクの鼻筋を撫でると、嬉しそうにすり寄って来てくれます。


「きゃっ」


 後ろから誰かにドンと押されてしまい、よろけてしまいました。レオン様が抱きとめてくださったので転ばずに済みましたが、一体誰が?


「コラッ」

「へ?」

「ラースだ。自分も撫でて欲しいらしい」


 芦毛のラースを見ると、何故かプイッと顔を逸らされてしまいました。ちらりとレオン様を見ると、苦笑いしながら照れていると言われました。

 ラースってけっこう感情豊かなのですね。

 よしよしと鼻筋や首、横腹を撫でると、なんだか満足そうな様子です。

 暫くラースを撫で続けていましたら、後ろからレオン様が覆いかぶさって来られ、左肩からはレオン様の顔がニュッと出てきました。どうしたのかと思い、そおっと左側を向くと、ちゆ、と軽い口付け。


「へっ? えっ?」

「クラウディア、()の相手もしてくれると嬉しいんだが?」

「っ! はひっ」


 レオン様がっ…………無双状態ですっ!




インフルエンザに掛かりまして…………投稿を数日お休みしますです。

………………不甲斐ない_(꒪ཀ꒪」∠)_

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

◇◆◇ 10/15発売! ◇◆◇


肉食令嬢は、肉のために結婚することにした。
書籍表紙


表紙&挿絵は『春名ソマリ』先生っ!
お肉お肉なクラウディアと、甘やかし上手なレオンがめちゃくちゃ幸せそうに描かれてるぅ!

そして、どえらくラブラブな挿絵に悶えてけろ!!!!

♣ カクコン10受賞作! ♣
KADOKAWA ビーズログ文庫様より、10/15 発売です。
ぜひぜひ、お手元に迎えていただけると幸いです。

販売店舗一例としてリンクボタンを置いておきます。


▷▶▷ KADOKAWA

▷▶▷ ビーズログ文庫

▷▶▷ amazon

▷▶▷ シーモア

― 新着の感想 ―
[一言] みんな甘えん坊ですねぇ
[良い点] 2話連続のあまりに激甘なラブラブにあてられて脳内自分が血反吐を吐いて倒れましたが、倒れ伏した血の池まで甘々だった的心象風景です。 現実逃避の先すら染め上げる高糖度のラブラブ、ご馳走さまでし…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ