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病とともに生きる  作者: Takatan
くも膜下出血編
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不眠

 その後、せん妄も落ち着きはじめ、頭骨を戻す手術も終えて一般病棟に移ることができました。

 しかし、この後、不眠の日々が始まります。

 眠りたい、眠らなきゃならない、、、それはわかっていても眠れないのです。

 入院中でしたから、睡眠薬を出していただいていました。病院で出せるマックスの量の睡眠薬を使ってふらふらになるくらいになっても、ウトウトとするくらいですぐ覚醒してしまう、、、。

少しでも気を紛らわせようと、昼も夜もなく付き添いの家族が病院中を車いすに乗せて歩き回ってくれていました。

 でも眠れない。

 その頃にむずむず脚症候群も発症し、起きていても始終不快な感じに見舞われ、いっそ寝てしまいたいのに眠れない。

「こんなに辛いんなら、あの時死んでしまった方が良かった。」

 そう思ってしまうくらい辛い日々でした。

 しかし、先の見えない中、そんな私に付き添ってくれていた家族は、もっと辛かったことでしょう。

 せん妄の時とはまた違う、みんながただただ辛い、、、そんな日々でした。

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