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『俺』とゴブ『リン』~俺のスキルは逆テイム?二人三脚、人助け冒険譚~   作者: 新谷望
1章 ミサーク村編 

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エピローグ 想い描く未来



「ついに完成したなぁ」 


「できたねぇ」 


 俺とオスカーの目の前には、完成した真新しい建物が建っていた。


 平屋建ての長屋のような、長く簡素だが大型の造り。その長屋の前には柵が設けられ、その中には鶏が飼育されており時折コッ、コッと鳴き声が聞こえてくる。


 餌を探して地面をつついたり後ろ足で砂を蹴る姿は、前世でみた鶏となんら変わるところはない。


 養鶏場は鶏の居住スペースである大型の屋根着きの飼育小屋に、昼間は鶏が自由に室外に出られるように外に柵を設けたタイプだ。


 村の周辺には魔物が闊歩している。村に侵入してくる可能性もあり、その際に鶏が襲われないようにするため安全をとるなら頑丈な室内で飼育の方がいい。


 しかし、鶏のストレスを軽減するには外に出すのも必要じゃないか、という意見もあり結局この形に落ち着いた。


「この養鶏場があれば村の皆に安定して卵と鶏肉を供給できる。村の食料問題が一歩解決に近づいたよ。まぁ、今はもっと数を増やさなきゃだけどね」


 そう言いながらオスカーが顔をほころばす。


「うん。食は生きる為にもっとも大切な事だからな」


「養殖用の池も軌道に乗ってきたし、畑もどんどん開拓されている。たった三ヶ月経っただけなのに以前とは比べ物にならないよ」


「ああ、本当に」


 シャサイの襲撃事件。あれから三か月が経った。


 シャサイとブラックビー、二つの敵を退け、ミサーク村は山賊達の支配から解放され、平和と自治が村人達の手に戻った。


 新たな村長グラントの指揮のもと、村は再建に向け歩みだしている。


 まずは食糧事情の改善。


 完成した養鶏場をはじめ、竜神川の水を引き込み、段差を利用した人工の段々畑のような池を造成。ニジマスによく似た川魚を放流し、育成を始めている。


 養殖池の近くに豊かな湧出の湧水もあり、育成に適した温度ときれいな清流により生育は非常に順調だ。


 さらに村の一画には、柵と小屋が設けられた二つの区画がありそれぞれ数頭の牛と豚が飼われていおり、のんびり草を食んだり、鼻先で土を掘ったりと思い思いに過ごしている。


 飼育されているのはまだ子牛、子豚であり普通の牛や豚とはやや体型が異なる。


 実を言えばここにいるのはそれぞれホーンソードブル、レッドボアという魔物だったりする。


 大森林にあるミサーク村周辺には魔物ではない野生のイノシシ等もいるにはいるが、魔物が多いミサーク大森林では野生の動物は生きていくのが難しく、したがって数も少ないため捕獲には非常に手間がかかる。かといって街から連れてくるのでは経費も莫大にかかってしまう。


「なら牛系、イノシシ系の魔物を捕まえて子供から育てて、家畜化させればいいじゃない?」


 言い出しっぺはエリスだ。


 そんなものを飼って暴れて怪我したらどうするんだ、逃げ出したら大変だ。と言う至極真っ当な意見も出たが。


「なら私が皆を鍛えてあげるわ。ホーンソードブルにもレッドボアにも負けないくらいにね(ニッコリ)」


 と言うエリスと、食卓の充実をはかりたい逞しい女性陣の強力な後押しにより、半ば強引に育成が決まった。


 魔物の家畜化は実際に例があり、しっかりと管理された家畜化した魔物は普通の家畜と飼育の手間はあまり変わらず、さらに体内魔力が普通の動物より高いため味も良いという。


 と、同時に防衛隊隊長のグラント以下、防衛隊隊員の「身体を鍛えて魔物に負けない村を造りましょう計画」が発動。地獄の特訓も決まったのである。


 閑話休題


 畜産の他にも、新たな農地を拓く計画や開墾も進められている。


 村内にはネノ鉱山が活況を呈し、人口も今とは比べ物にならないくらい多かった頃に耕され、今は放棄地となってしまった畑が至るところにある。


 それらを再び開墾し新たに作物を作っていく。


 ヴィランが村長であった頃はせっかく苦労して作物をつくり、収穫してもヴィランと山賊達に収奪され手元に残らなかった。


 しかし、今はもう違う。村に納める税はあるもののヴィランの時に比べてその税率は大幅に低下し、以前より生活が安定し安心して暮らせるようになった。


 生活が安定すれば、生活水準が向上する。


 村のあちこちからつちの音が聞こえ、加工されたばかりのよい木の香りが漂う新築の家が建ち始めている。


 その原資は、山賊団が溜め込んでいた村人達から奪った財産。それに旅人から奪った金品などだ。


 シャサイを倒し、山賊団をほぼ壊滅させた村人達は、捕らえた山賊団から宝の隠し場所とアジトを聞き出しヴィランから奪われた財産を取り戻す事に成功した。


 山賊団の生き残りは、俺とリンがシャサイを待ち受けるために選んだ夜営地にいた3人の山賊のみ。それ以前の夜営地にいた山賊は、山道に沿って登ってきたブラックビーにやられていた。


 夜営地の結界が壊されていたので、ブラックビーの苛烈な攻撃を受けたことが伺える。そこにいた山賊は恐怖と絶望にみちた悲惨な最後を迎えた事だろう。


 悲惨な最後と言えばシャサイもだ。


 連行した村人によると村に向かう道中、シャサイの精神状態はますます悪化し幻覚をみているようだった。


 誰もいない木々の間や虚空を睨み「なに笑ってやがる、ゴブリン野郎!」とか「てめえに言われる筋合いはねぇ!」とか叫んでいたらしい。


 どうやら奴には、俺の幻覚や幻聴が聞こえ続けていたらしく最後は大声で吠え、怯んだ村人を振り切り、近くの岩に猛然と頭から突っ込んだ。


 慌てて駆け寄るも、首の骨が折れておりそのまま息絶えてしまったそうだ。


 村に危機をもたらした憎い男ではあったが、憐れな最後を迎えた彼に少し同情する。


 と、同時に黒幕のダニエルに新たな怒りが沸いた


 それはさておき、グラントは山賊達から取り戻した財宝を換金し、村人に平等に分配した。


 おそらくシャサイは逃亡用の資金源にするつもりだったのか、山賊達に持ち逃げされないよう厳重に管理していたため、財宝は散逸されることなく村人の手に戻ってきた。


 俺もグラントさんから今回のお礼と感謝の気持ちとして、金貨10枚をもらった。


 フォルナには通貨として金貨、銀貨、銅貨、鉄貨がありさらに金貨には金貨と大型の大金貨が、そして銀貨にも銀貨と大銀貨がある。


 なんとなくの感覚だが普通の金貨が日本の価値で言えば10万円、大銀貨で1万円、銀貨が1000円、銅貨、鉄貨がそれぞれ100円、10円と言ったところか。


 大金貨は1枚で金貨10枚分の価値があるが、庶民は滅多に使わず王家が手柄のあった配下に下賜したり、大商人が大口の取引に使う程度らしい。なんか昔の大判小判みたいだ


 俺がもらった金貨10枚が命賭けの対価として適正かどうか。人によっては微妙と思うかもしれない。


 しかし、別に俺は報酬目当てで戦った訳じゃないし、村を救えた事で皆が幸せになった。


 俺自身、選定者として功徳を積めたことでパナケイアさんも力が増して、トーマが地上に来ることもできた。


 そもそもこの村に来てからお金をほとんど使っていない。ほとんどが物々交換で間に合ってしまうため、お金をもらっても使い道がないためだ。


 村の運営に使ってもらおうと思って辞退しようとしたらそれでは村長として皆に示しがつかないと無理やり渡されたのだった。


 そして村が平和になった事で流通が活発になり、街から行商人がちょくちょく訪れるようになった。


 村では手に入らない品々を持ってきてくれるため、懐が温かくなった村人達が競いあって買い求めているらしい。


 行商人は村の野菜や果実など、主に農作物を買い取って帰っていく。


 実は、ミサーク村の農作物は美味しいと評判で街で高値で売れるらしい。


 詳しくは不明だが、ミサーク大森林に集まる魔力が良い影響を与えているのではないか、というのが通説だ。


 その中でも、俺が密かにミサーク村の特産品になるとにらんでいる物がある。


 それはアニーが作るハチミツだ。


 アニーは、鳥や虫といった動物と会話したり操るスキルがある。


 家に遊びに来たアニーに、日本から持ち込んだハチミツをパンに塗って味見してもらった所、美味しいと驚き。


「私もハチミツを作りたい!」


 と蜜蜂を呼び集め、花畑を作って養蜂をはじめた。


 彼女の努力の甲斐あって、いまではアニーが暮らすグラントさんの家の回りは色とりどりの花が咲き乱れ、花の蜜を求めてたくさんの蜜蜂が飛び回っている。


 アニーはどの花の蜜が美味しいか、どの花が量が多く採取できるか等、日々、色々な考察や研究を重ねている。


 俺も採れたハチミツを味見させてもらったが、持ち込んだ物とほとんど変わらない味に仕上がっていた。


 村人からの評判も良く、テストとして行商人に味をみてもらったところ「安定して供給してもらえるならぜひ取引したい」と良い返事をもらったようだ。


 ハチミツは甘味料として高値で売買されている。アニーが村一番のお金持ちになる日が来るかも知れない。


「村はどんどん豊かになる。それでもまだまだなんだ。輸送の問題だったり資金面だったり領主様から許可がおりなかったりで、まだまだ様々な事が出来ずにいるんだ」


 広い養鶏場で、元気に餌をついばむ鶏を見つめながらオスカーは続ける。


「でもそれって逆に言えばまだまだ豊かにできる余地があるって事でもあると思うんだ。今は無理でも少しづつ積み上げていけば、きっといつかはこの村に、かつての賑わいを取り戻せると僕は思ってる」


「つまりあれだ。「伸び代しかない」。こういうわけだ」


「そうなんだよ、ミナト!ミサーク村はもう何もない貧しい村じゃない。僕は必ずこの村を住みやすい幸せな村にしてみせる!」


 熱い、とにかく熱い。


 村にかける情熱という事にかけてはオスカーの右に出る者はいないと言ってもいい。


 オスカーはまだ17歳である。であるにも関わらず村の若い衆達を取りまとめる役を引き受け、地頭の良さから若くして村の運営にも関わっている。


 オスカーが居ればミサーク村は安泰だろう。


 そんな風に考えていると、向こうから一人の若者が走ってきた。革鎧を身につけた身なりからすると今日の村外パトロールにでた防衛隊の隊員のようだ。


「ミナト!パトロールに出た防衛隊がレッドボアの群れに遭遇したんだ!それでエリスさんがミナトを呼んでほしいと……!」


「分かりました。すぐ行きます。……そんな訳なんで、行ってくるよ。オスカー」


「ああ、頑張って。「お土産」を楽しみにしてるから」


 笑顔のオスカーと別れ、隊員の先導で現場に急いだ。


挿絵(By みてみん)

  

 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇



「うわぁ……」


 目の前に広がる光景に、思わず声が漏れてしまう。


 レッドボアは、大型のイノシシのような魔物だ。


 敵を認識すると、全力をもって敵に突撃し、はね飛ばす。大きな体格に似合わず動きは俊敏だ。


 大型ゆえに受ける衝撃は凄まじく、口許に生えた鋭い牙も相まってまともに攻撃を受けるのは自殺行為に等しい。


 以前は防衛隊の中でも、レッドボアには積極的に関わらず、攻撃範囲に入る前に逃げろと言われていた。


 全員で罠を仕掛けた上で、全力でかかっても怪我人が出かねない危険な魔物である。


 こんな魔物の群れと遭遇したのだ。防衛隊に何か良くない事が起こったのではないか。

 

 ……なんて心配は杞憂だった。


 俺の眼前には、人間の背ほどもあるレッドボアがごろごろと転がっていた。


  ああ……これは……。


 その中の一匹に近づこうとした時だった


「ミナト~!」


 聞き覚えのある、ややつたない声。


 振り向くと、エリスに抱かれたリンが手を振っていた。


 リンはピョンと飛び降りると、俺の前までやってくる。


「エリス、すごい!まほーでバーン、バーンって!ボアがビューン、ドカーンって飛んだの!」


「そっかぁ、バーン、バーンかぁ、やっぱりエリスの魔法は凄いなぁ」


「うん、すごい!」


「ふふっ、そうでしょ?リンリンが喜んでくれるから張り切っちゃた」


 エリスがニコニコと話す。リンはエリスと共に防衛隊の巡回に加わっていた。


「これってウインドパーム?」


「そうよ、その方が傷が少なくなるから。それにミー君のマジックバッグに入れとけば保存もできるし、出血もおさえられるから魔物を呼び寄せる危険も少ないしね」


 片目をつぶり、ウインクするするエリス。


 エリスは風魔法のウインドパームでレッドボアを吹っ飛ばし、岩や木やに激突させて倒している。


 エリスの十八番だが本来のウインドパームは確か、相手を突き飛ばす程度の威力しかないと聞いた気がするんだけど……。


 改めてエリスの魔力の強さが伺える。


 称号をつけるなら「突っ張り女王」「横綱」……そんな感じだ。……絶対本人には言えないけど。


 俺は倒しているレッドボアを、どんどんマジックバッグに押し込んでいく。間もなく10頭はいたであろうレッドボアは、きれいさっぱりいなくなった。


 昔ならせっかく仕留めても、大きすぎて持ち帰れずに魔物の餌にしかできなかった、とは防衛隊副隊長で隊員最年長のミルードさんだ。


 獲物を持ち帰る事ができれば肉は食用にできるし、毛皮は鎧やマントなどに加工でき、それを売れば村の収益になる。


「良いことづくめだが、エリスが頑張りすぎると隊員が戦闘経験を積めなくなるのが悩みだな」


 ミルードさんはそう言って苦笑していた。


 レッドボアを回収したあと村へ戻り、グラントさんに報告して本日の巡回は解散となった。回収したレッドボアは数が多いため後日、少しづつ解体していきそれまでは俺が預かる事になった。


 俺のマジックバッグには、そういう解体待ちの獲物が沢山詰まっている。


 多分、ていのいい倉庫扱いなのだ。まぁ、いいけど。


「ミナト~!今日、ゴハンなに~?」


 家に戻る帰り道、肩車されたリンが聞く。


「今日はリンのリクエストがあったから、レッドボアの生姜焼きにするつもりだよ」


「やったー!ショガヤキー!」


「生姜焼きー!」


 リンが歓声を上げ、一緒にエリスも喜ぶ。


 この3ヶ月でリンは、人間の言葉を少しつづ話せるようになった。


 もちろん、エリスとリン、二人の努力の賜物である。


 それからシャサイの事件が解決した後、俺は自分がトーマではない事をグラントさんをはじめとした村の人達に話した。


 驚いた人もいたようだが、大半の感想は「そうじゃないかと思ってた」だった。


 いくら記憶を無くしたと言っても、以前のトーマとは雰囲気も言動も全く違う事に違和感を覚えた人はやはり多かったらしい。


 そんな経緯もあったが、俺はミサーク村の人間として受け入れてもらえた。エリスとグラントさんが身分保証人となってくれたのもあるが今回の活躍が大きかったようだ。


 村の人達はみな歓迎してくれた。一度村人として認められれば過去の事は詮索しない。魔物や災害、戦災や盗賊の横暴など命が簡単に吹き飛ぶ世界。言いたくない事や立ち入ってほしくない話もあるだろう、という気遣いだ。


 トーマではないのだからエリス達と同居はまずいだろうという話もでたが、エリスが強硬に押しきり、今までと同じで一緒の家に住んでいる。


 その理由は、まずエリスが「リンリンに言葉を教えたいから一緒にいたい!」と主張し


 リンは「ミナトと一緒じゃなきゃイヤだ」と、言いはり


 オスカーも笑いながら「それなら今まで通りでいいんじゃない?」


 と言ったため。エリスとオスカーがいいなら問題ない、というわけで今までと同じくエリスの家に同居させてもらっている。


 エリスとの関係も少しだけ変化があった。


 あの夜、エリスから「本当は同い年なんだから普通に話してほしい」と言われたのだ。そんな訳で、エリスやオスカーだけしかいない時は、普通に敬語なし、対等な感じで話している。


 一方で混乱させないよう村の人達には、俺の歳は内緒にしておこうということになっている。エリスは少し不満そうだったけど。


 オスカーは「母さん、本当に毎日楽しそうだ」と言っていた。もし、そうであれば俺も嬉しい。


 それにしても、異世界に飛ばされてから色々なことがあった。命を狙われたりもした。前世では絶対できないであろう経験をした。


 魔法が使え、魔物や魔力など前世にはなかったものにも触れた。


 そしてかけがえのない仲間ができた。


 リンとはこの世界にきてからずっと一緒にいる。お互いに助けて助け合ってここまでこれた。


 エリスやオスカー、グラントさんやアニーそしてミサーク村の人達……ここに来てまだ日は浅いが、そのぶん濃い人間関係が築くことができた。


 それともうひとつ、エリスとはある約束をしている。


「ダニエルの事が解決したら三人で冒険にでよう」


 俺は実年齢はともかく身体的には15歳、エリスも不老の効果のお陰で20前後の若さを保っている。


 せっかく異世界に来たのだから少しくらい冒険をしてみたい。俺もリンも遠出は初めてだしエリスも若返ったつもりでもう一度、旅に出よう、そう約束したのだ。


 この事を一番楽しみにしているのはリンだ。


 ダニエルの事もあり、この村に本当の平和が訪れるのはもう少し先になるかもしれない。


 しかし、いつか必ずその時はやってくる。そうなればこの村が今よりもっと住み良い村になってなっているだろう。


 その日を楽しみに、リンやエリスと過ごせる日々を大切にしようと思う。












一章完結しました!ひとえに読んでくださった皆様のおかげです。ありがとうございます!!これから二章に向けて頑張ります^^ 

宜しければ、感想、評価(☆)ブックマーク等していただけると嬉しいです!

誰か、(一章完結祝いに)ねぎらって~!


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― 新着の感想 ―
[良い点] 1章ミサーク村編とても面白かったです! 内容がしっかりしていて読みごたえがありました。 リンがかわいくてミナトとのコンビがいいですね。 元の体のトーマの事もしっかり描かれていて良かったです…
[一言] お疲れ様でした。これからも頑張って下さい。私はこのまま読み進めます。(◡ω◡)
[良い点] 喋ってる。言葉覚えたんだ。神様パワーとかじゃなくて自力で頑張ったんだ。いや、パナケイア様の加護とかも実はあったりするのか?だとしたって、練習してたもんな。それをこの章末のタイミングで実らせ…
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