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アンリミテッドフロンティア・オンライン ~ゴミステータス『筋力値極振り』で最弱ジョブ『生産職』の俺、スローライフを送りたかっただけなのに『ラスボス』に成り上がってました!~  作者: 【連載再開!】ブレイドスキル・オンライン ~ゴミ職業『サモナー』で最弱武器『弓使い』でクソステータス『幸運値極振り』の俺、いつのまにか『ラスボス』に成り上がります!~連載中! 作者:馬路まんじ
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8:商売人との出会い!



「は~、酷い目にあったなぁ……」


 マーダーベアーに首やら足やら胸やらを喰い荒らされた後、俺は『始まりの街』に戻ってきていた。


 う~ん流石はアンフロ。精神への影響を考慮して全年齢向けばかりだったVRゲームジャンルで、初めて『R-15』で出されただけあるな。そのあたりがさらに話題性に火をつけたらしい。

 多少ショックは強かったが、まぁ痛みもないから普通に耐えられる範囲だ。これならもどんどん死につつ攻略法を見つけていこっと!


 さて、森でアイテムもいっぱい取れたし、マーダーベアーの素材も少しはゲット出来たから、どこかで換金するとしますか。

 ゲームを始める前、たしかテツのヤツが言ってたなぁ。NPCに売るよりも、儲かっている生産職プレイヤーに売り渡したほうがいいって。基本的にそちらのほうが高く買い取ってくれるそうだ。


 そのアドバイスに従い、生産職プレイヤーたちが多く出店しているというエリアにやってきた。

 俺以外にも見て回っている人は多く、まるでバーゲンセールのような混雑っぷりだ。

 そうして、宣伝文句などが響く雑踏の中を歩いていると……、


「さぁ、寄った寄ったー! どの装備品も効果は一流っ! さらに素材の買い取りのほうも高くやってるわよーっ!

 今ならマーダーベアーの皮、なんと一枚3000ゴールドで取引中ッ! NPC売却価格のなんと3倍だよーっ!」


 ひときわ元気な女性の声が聞こえてきた。

 そちらのほうに向かうと、他の店よりもさらに多くのプレイヤーたちが店の前に集まってきていた。

 よしっ、これを逃す手はない! ちょうど手に入れたばかりの素材を買い取ってもらおう!


「す、すいませーん、通りまーす……!」


 人垣の中にグイグイと身体を押し込みながら、どうにか前のほうに出る。

 そんな俺のことを赤髪の女性商売人はパァッと華やかな笑顔で出迎えた。


「あら~っ、こりゃあとんでもない美少女さんの登場ねぇ! で、どうしたのお嬢さん? 売り子さんをやってくれるってんなら大歓迎だけど~?

 あ、ちなみに私の名前はエルコよ。よろしくね~」


 いや、俺はお嬢さんじゃ……ってめっちゃ混んでるし今はいいや。

 それはともかく、


「自分はレンと申します。あの、マーダーベアーの皮を高く買い取ってくれるって本当ですか? 三枚ほど売りたいのですが……」


 そう言った瞬間、エルコさんはギョッと顔を驚愕に染めた。

 さらに周囲のプレイヤーたちも一斉に大声を上げる。


「んなっ、お嬢ちゃんマーダーベアーに勝てたのかよ!?」


「女の子なのによくあんな奴らと戦えたな~!?」


 そ、そんなに騒がれるほどのことだったのか!?

 思わず戸惑ってしまう俺に、彼女はわずかに汗を浮かべながら聞いてくる。


「あ、アンタ大丈夫!? 酷い目に合わされたりしてないっ!?」


「えっ、そりゃ三匹ほどに喰い荒らされましたけど……まぁ痛みもありませんでしたし、大丈夫ですよ?」


「えええええ……」


 なぜか顔を青くして頭を抱えるエルコさん。周囲も同じような反応を見せる中、彼女は難しそうな顔で言葉を続ける。


「……その様子だと知らないかもしれないけど、あそこの森はモンスターの強さがえぐい上に、マーダーベアーってモンスターがすごく残忍な殺し方をしてくることで有名なのよ。

 それでベータテスト時代でも気分を悪くしちゃう子が多いから、二重の意味で『初心者殺しの森』って呼ばれてるわけよ。

 レンちゃんだっけ、アンタも無理しないほうがいいわよ? 体調が悪くなったらすぐにログアウトしな?」


「いえいえ、本当に大丈夫ですから。よく我慢強いってテツにも……親友にも言われますし」


 テスト勉強中は帰ってから10時間くらい勉強してると言ったらドン引かれたものだ。

 辛くはないか、少しくらい遊びたくはならないかと聞かれたが、そんなのは我慢すれば問題ない。

 俺は凡人だからな。これといった才能がない分、やるべき時にしっかりとやるべきことをやるだけだ。


「というわけでエルコさん、買い取りのほうをお願いします。あと装備品のほうを見せてもらってもいいですか?」


「え、ええどうぞ~。こりゃあとんでもない新人が現れたわねぇ……」


 苦笑するエルコさんから9000ゴールドを受け取り、そのお金で売り物を見させてもらう。

 どうやら彼女はアクセサリー類を主に作っているらしい。どれも綺麗だし効果も高そうな物ばかりだ。

 

「じゃあこのペンダントとこの指輪と腕輪をください」


「はいまいど~。って、どれも筋力値を上げるやつばかりじゃない……! え、レンちゃん防御値とか敏捷値は上げなくていいわけ?」


「ええ。どうせ筋力値以外ゼロですから。それじゃあマーダーベアーを倒しまくったらまた来ますね~」


「あ、うん……ってえええええええッ!? 筋力値極振りでやってんのー!?」


 エルコさんの声が後ろから聞こえる中、俺は意気揚々と『初心者殺しの森』に駆けていく。

 ふふふっ、どの装備品も筋力値を10%を上げる効果があるからな。これで筋力値は約150に到達だ。

 それに対多数戦のやり方も思いついたし、今度こそ熊どもを殺しまくってやるぞー!


 


・凡人主人公を書こうと思っていたはずなのに……なんだこいつ……!


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\デデドンッ⭐/
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「底辺領主の勘違い英雄譚」の表紙~!
「貧乏令嬢の勘違い聖女伝」のソフィアちゃんで~す!
― 新着の感想 ―
[一言] >レンくん、ユーリくんより冷静に成長していくタイプです……❗よろしくお願いします❗ 冷静:感情に左右されずに落ち着いていること うーん…間違っては…いない?
[一言] »凡人主人公書こうと思っていたのに 絶対嘘ぞ
[一言] ただの逸般人ジャマイカ(ಥ‿ಥ)
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