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2話 「嫌われ者の種族」

俺がルージュとして第2の人生を歩んでからもう7年が経ち、俺…ルージュ・アルカディアは7歳になった。

この7年は本当に大変だった…


まずは赤ちゃん時代。

赤ちゃん時代は毎日毎日急に襲ってくる便意との戦いだった。

言葉が通じないという事をこんなに嘆いた事はないくらい辛かった。


次にこの世界の常識。

俺は本当にびっくりしっぱなしだった。

なんとこの世界には、普通に魔法があるのだ。


フローラが料理をする際に手から火を出してるのを初めて見た時は思わず手に持っていた積み木を落としてしまった程だ。


天道から魔法がある事は聞いていたが、実際に目で見るとびっくりするもんだな…


そしてディノスはと言うと、普通に庭で真剣を持って素振りをしていたのだ。


なんとディノスは元剣士で、フローラは元魔導士だったのだ。

2人とも昔はとてつもなく強かったんだぞー?と毎日毎日寝る前にディノスが話してくれたからいやでも覚えてしまった。


そして、この国の事。

俺達が今いる国はドラグラード王国という、3大大国の1つらしい。

俺達が住んでいるこの村の名前はドーラ村と言って、ドラグラード王国の王都からはまぁまぁ離れた位置に存在している。


つい2日前に、俺が大きくなったからと言う理由で赤ちゃん時代を過ごした家を引っ越してこの村にやってきたのだ。


…まぁ、そんなこんなで、今俺は新しい生活を楽しんでいた。


「ごちそうさまっと…」


皆が朝食を食べ終わり、フローラが食器を洗いに行き、リビングには俺とディノスだけになった。


「なぁルージュ」


「なに?父さん」


まだ呼ばれ慣れない名前を言われ、反応が遅れてしまう。


ディノスは真剣な顔で


「ルージュは…剣に興味があるか?」


「剣…?」


父は腰にさしている剣を指差しながら言ってきた。


「もしもルージュが剣に興味があるんなら、 父さんと母さんは、ルージュを”剣魔学園”に入学させてもいいのではないかと思ってる」


「剣魔学園? 」


「あぁ、王都ドラグレアにある有名な学校でな、名前の通り剣術やら魔法やらを学ぶ学校だ、剣魔学園には初等部と高等部があってな、12歳になると初等部の入学試験を受ける事が出来る」


「12歳…」


「今ルージュは7歳だろう? もしルージュにその気があるなら、これから5年間、父さんが剣術を、母さんが魔法をお前に教える。 まぁ、すぐに決めろとは言わない。ゆっくりでいいから、良く考えてみてくれ」


と言ってディノスは2階へ上がって行った。


正直、俺は学校にはいい思い出がない。


むしろ悪い思い出ばかりだ、だから俺はどうするべきか真剣に悩んでいた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


あの後俺は自室に戻り、ベッドに座って学校に行くか行かないかを考えていた。


「んー…どうするか……」


学校に行った場合のメリットは、この世界のことが分かるし、運が良ければ友達が出来るかもしれない。

逆にデメリットは、日本と同じようにイジメられたり、嫌な思いをする可能性がある。


「んー……」


俺は部屋の周りを見てみた、すると、本棚が目に入った。

引っ越しの際に、たまには読書もいいわよ?とフローラに言われ、フローラの部屋にあった本を少しだけ俺の部屋の本棚に分けてもらったのだ。


「……息抜きに読書でもするか」


俺は本棚に向かい、適当に一冊の本を手に取った。


俺は本を取り、声に出して読む。


「えっと…? ”すごく強い剣士とすごく強い魔女がいました。 その2人はすごく仲が良く、いつも一緒に魔物を倒していました。” 」


俺はその本に夢中になり、ずっと読み続けた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「はぁー…以外と面白かったな。 題名は……「剣聖と白魔女」か」


俺は読んでいた本を本棚に戻し、リビングに向かった。


リビングには母さんがいた。


「あ、ルージュ。 読書は楽しかった? ここまで声が聞こえてたわよ?」


母は笑いながら言ってきた。


「あれ…聞こえてた? ごめん、つい夢中になっちゃって」


「ふふ…「剣聖と白魔女」かぁ…母さんもあのお話好きよ? 」


「ねぇ母さん、剣聖って何?」


「剣聖って言うのはね? 昔に実在したすごく強かった剣士の事なんだって。

数々の偉業を達成したその剣士は、自然と皆から”剣聖”と呼ばれて崇められるようになっていったのよ」


「そうなんだ」


「剣が好きな人達は皆”剣聖”と呼ばれる事を目指して、魔法が好きな人達は”白魔女”と呼ばれる事を目指すのよ。 お父さんもね、昔は”剣聖”を目指していたのよ?」


「父さんが…」


「あ、そうだわ。 ルージュ、そんなに剣聖が気になるなら、剣聖の銅像を見に行く?」


「え? 剣聖の…銅像?」


「えぇ、ちょうど今から母さん買い物に行こうと思っていたのよ。 ドラグラード王国にはあちこちに剣聖の銅像があってね? このドーラ村にも銅像があるの、だからルージュもついてくる? 」


剣聖の銅像…確かに気になるし、見てみたいと思う。


引っ越して来たばかりだし、息抜きにこの村を見てみてもいいかもしれないしな。


「うん、じゃあ俺もついて行くよ!」


「じゃあ行きましょうか!」


「うん!」


俺は適当に自室のクローゼットを漁り、服を選んだ。

着替えた後はリビングに行くと、フローラが俺に麦わら帽子を渡してきた。

どうやら今は日本で言うと”夏”らしく、外は凄く暑いらしい。


俺は麦わら帽子をかぶり、母と共に外へ出た。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


ドーラ村は、日本にもありそうな普通の村だ。

木で出来た家に、村人が耕している畑、水車など、日本でも探せば似たような村が見つかるだろう。


だが明らかに日本では見れない者もあった、生き物だ。


空を飛ぶ小さなトカゲ。


目がある植物、芽じゃないぞ? 目だ。


そういう物を見つけては、母に「あれは何?」「これは何?」と聞きまくっていた。


前に住んでいた村にはいなかった生き物が沢山いた。


「ねぇ母さん、なんで植物には目がついてるの?」


俺がそう聞くと母は顎に手を当て


「え? んーと……母さんもよく分からないけど…敵から身を守るためじゃない?」


「身を守るって言っても、植物には足がないから逃げられないじゃん」


「うっ…ど、どこかには歩く植物がいるかもしれないわよ?」


なるほど、確かにいる可能性はあるな。


「へぇ、いるなら1度会ってみたいな」


「ルージュが旅をするようになったら会えるかもね?」


「旅?」


「えぇ、 もしもルージュが剣魔学園に入学して、卒業する頃には凄く強くなってるはずよ、そしたら、1人でも旅が出来るわ」


剣魔学園、この世界で剣や魔法の使い方を学ぶ場所。

俺は両親から、「剣魔学園に行くか行かないからルージュに任せる」と言われている。


だから俺は凄く迷っていたのだ。


「っと、そろそろ銅像の所につくわよ」


フローラにそう言われ前を見てみると、遠くの方に人が沢山いた、多分そこに銅像があるのだろう。


「あの人がいっぱいいる所に銅像があるのよ」


やっぱり、ならば後は1人でも大丈夫だろう。


「分かった! じゃあ後は俺1人で見に行くから、母さんは買い物してきていいよ!」


「分かったわ、でも、絶対に危ない所には入っちゃダメよ? 知らない人にも…」


「ついて行かないから大丈夫だよ。 ちょっと村を見て回るだけだから」


それを聞いた母は、「そ、そう?」とだけ言って、買い物をしに行った。


さて……


「剣聖か…」


どんな物だろうか、と思いながら、銅像の元へと向かった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「け、結構でかいな…」


剣聖の銅像は、思ったよりも大きかった。

俺が小さいからかもしれないが、そして肝心の剣聖は…


「なんか…見た感じ普通の青年だな」


銅像という事は剣聖とそっくりに作られているはずだ。


だが剣聖の顔や身体は思ったよりも普通だった。


剣聖は、顔にいくつもの傷があり、身体は凄くゴツい人物だと思っていた。


だが、銅像の顔には傷は一切なく、身体もどちらかと言うと細めな身体だった。


「なんか…」


なんか…見てもそんな面白くなかったな。


「散歩でもして家に帰るか」


そう決め、俺は適当に村を歩き始めた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


一つ分かった事は、このドーラ村は結構でかい村だという事だ。


子供の遊ぶ場所もちゃんとあり、良い雰囲気の村だと分かった。

村人もこちらが挨拶をすれば返してくれるし、皆が常に笑顔でいた。


良い村だ。


俺は川の近くに来ていた、もう随分歩き続けたので少し休もうと思い、草むらに腰を下ろした。


「しかし…本当に異世界なんだなぁ…髪の色も眼の色も全員違う」


俺は草むらに座りながら呟いた。

7年生活しているが、まだまだ驚く事ばかりだ。


そんな事を考えていたので、後ろにいた人達に気づかなかった。


「おい、どけよ」


それにしても、学校の件はどうするか…


「おい、聞いてんのか?」


決めるのなら早めに決めなくてはならない。


「おい、お前に言ってんだよ」


学校には12歳から行けるらしい、今俺は7歳、そして学校に行くまでの間、両親から剣術と魔法を教わる期間が必要だ。

もし俺が学校に行くのなら、早めに決めなければ学校では落ちこぼれになってしまう。


「おい、こいつどうするよ?」


「もう良いんじゃね? 聞こえてないみたいだし」


よし、決めた。 これから5日以内に、学校に ”行くか” ”行かないか”を決めよう。


よし、もう家に帰ろう。 あまり遅いとフローラが心配するからな。


と、俺は立とうとした。 瞬間……


「おらぁっ!」


「うわっ!?」


蹴られた。 思い切り、後ろから。


蹴られた俺は前のめりに転ぶ、そして振り返ると、同い年位の男が3人立っていた。


そしてよく見ると、3人に囲まれている1人の人物がいた。

その人物はフードで顔と髪を隠していたので、男か女かは分からないが。


「あの…いきなり何するんですか?」


俺は出来るだけ丁寧に問いかけた。


するとリーダーっぽい奴が


「お前が俺たちの話を聞かないからだろ! ここは俺たちのナワバリなんだ! でていけ!」


「ナワバリ?」


「あぁ! この村の子供ん中では、俺が1番強いからな! だからこの場所は俺のものなんだ!」


な…なんて勝手な奴なんだろう…


まぁ、俺はこの村で揉め事を起こす気はない。


素直に引き下がろう。 それが1番いい


「そうだったんですか。 すみません、俺知らなくて、今出て行きますね」


俺がそう言うとリーダーは明らかに上機嫌になり。


「おぉ! 分かれば良いんだ分かればな! お前素直な奴だな! 今度一緒に遊んでやるよ」


「本当ですか? ありがとうございます。 俺まだ友達居ないので、助かります」


「おう! 気にすんな! 俺は優しいからな!」


以外と良い奴なのかもしれない。


俺は一度頭を下げてから、元来た道を引き返そうと歩き始めた。


道を数分程進んだ時、俺はある事に気がついた。


「あっ…麦わら帽子…忘れてきた……」


多分あのリーダーに蹴られた時に地面に落ちたのだろう。


「仕方ない、取りに行くか…」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


俺は先程の川まで戻ってきた。


「すみませーん! さっき麦わら帽子忘れてっちゃっ…て…」


俺は目の前の光景を見て言葉を失った。


先程の3人の男が、フードの子をイジメていたのだ。


フードの子に男達が蹴ったり、土を投げたり、水をかけたりと、いろいろな事をしていた。


イジメられてる子は必死にフードを抑えていた、髪か顔を見られたくないのだろうか?


頭を守っているせいで腹や背中を沢山蹴られていた。


まだ誰も俺に気づいてはいない。

まだ見てみぬフリをする事も出来るだろう。


だが、あの子が俺と同じ「イジメられっ子」だったからか、”助けなければいけない”、とそう思った。


俺は地面に落ちていた石を思い切り男に投げつけた、狙ったのは顔ではなく、身体だ。


「いてっ! なんだ?」


見事当たり、3人の視線が俺に向く。


先程はこいつらを”良い奴かもしれない”と思ったが、もう微塵も思っていない。


「お前ら、何してんだよ」


先程のような丁寧な言い方はしない。


先程との俺の雰囲気の違いに3人は驚いた顔をしたが、すぐに元に戻り。


「なんだお前かよ、ビビらせんなよ! 今楽しく遊んでるところなんだからさ!」


「遊んでる…?」


「見て分かんないのか? こいつで遊んでるんだよ、こいつな? 何回蹴っても何も言わねぇの! 泣きもしないし、叫びもしない!」


「…その子は、お前らの友達じゃないのか?」


「はぁ? こいつが友達? 笑わせんなよお前! こんな奴が友達なわけねぇだろ!」


と3人は笑いながら、イジメられてる子のフードを掴んだ。


「そうだ、お前にも見せてやるよ! こいつの顔を見りゃ、なんでこいつがイジメられてるか分かるぜ?」


リーダーがフードを取ろうとすると……


「……! ……ぃ……ぃや!」


フードの子が初めて拒絶した、フードを取られまいと必死に抵抗している。


「おい! 嫌がってるだろ! 良い加減に…」


俺は1発殴ってやろうと走り出した。


すると、その瞬間、フードが破れた。


「……え?」


「……ぁ……ぃ、いやああぁぁ!!」


女の子はその場にうずくまった。


イジメられてた子は、肩までの銀髪に綺麗な紫色の瞳を持つ可愛い女の子だった。


銀髪の可愛い女の子、それだけならイジメられるわけがない。


よく見ると、女の子の耳は普通の人間の耳ではなかった。


俺でもよく知っている、アニメやラノベによく出てくる種族の特徴……あの耳は……あの女の子は………エルフだ。


「どうだ! こいつはエルフなんだよ! エルフは嫌われものなんだ!」


ほとんどの物語でも、エルフは嫌われている事が多い、だが、その理由については書かれていない。


「お父さんがエルフは化け物だって言ってたんだ!だからこいつはイジメられて当然なんだよ! お前もイジメられたくないなら、俺達と一緒の事をしろ!」


なるほど、脅しか。


あの女の子みたいにイジメられたくなければ、あいつら3人と同じ事をしろと…


「…分かりました。 今からそっちに行きますね」


俺がそう言った瞬間、女の子が泣きそうな顔をした。


「おぉ! そうか! やっぱりイジメられたくないもんな!」


「…先程は強い言葉を使ってすみませ…うわっ!?」


上機嫌に話すリーダーの前で俺は躓いて転んだ……フリをした。


転んでる間に地面の砂を出来るだけズボンのポケットに入れ、立ち上がる。


「はははっ! マヌケだなぁ! よし! じゃあ俺らは見てるから、思い切り蹴ってやれ!」


3人は横に並び、俺の後ろに立つ、俺は砂の入ったポケットに手を入れ、女の子の前に行く。


女の子は諦めたように目を閉じる、俺は女の子に向かって


「…歯ぁ食いしばれよ」


と声をかける、すると


「…は、はい…ごめんなさい…私のせいで…」


と言ってきた、優しい子だ。

この状況でも俺に後悔させないように言ってくれた。

俺はポケットの砂を握りしめる。


「…今までよく頑張ったな。もう大丈夫だ」


俺は振り返り、握りしめた砂を3人の顔にかけた。

3人共並んでいたので、綺麗に全員の顔に砂をかける事ができた。


「うわっ!」

「なんだ! 砂が目に!」

「目が痛ぇ!」


3人共目を開けられずにいる、『即興目潰し作戦』大成功だ。


俺はまずリーダーを


「おりゃ!」


思い切り殴った。 リーダーはそのまま転び


「イデェ!」


と殴られた頬を抑えて泣き叫んだ。


俺はそのまま残りの2人も殴る。


殴られた3人は泣き叫んでいる。


「だから「歯ぁ食いしばれよ」って言っただろうがバーカ!!」


泣きながら顔を抑えている男達に向かって言い放つ。


俺はリーダーの髪を鷲掴みし、無理矢理立たせる。


「これ以上殴られたくなきゃ、早く家に帰れ!」


リーダーは涙を流しながら頷く、俺は乱暴に離す。


「なら、さっさと行け。 10…9…8…7…」


「わわわっ! おぉお前ら! 早く行くぞ!」


俺がカウントを始めると、そそくさと3人は去っていった。


3人が見えなくなったのを確認してから、俺は女の子の元へ行く。


「えっと、とりあえず…大丈夫…なわけないか…」


女の子はずっと驚いた顔で俺を見ている。


「な…なんで…」


「ん?」


「な、なんで…た、たす、助け…て、くれたの?」


「だって、別に君が何かした訳じゃないんだろ? エルフにも悪い奴はいるだろうけど、人間にだって悪い奴はいるんだ。 エルフだけ責められるのはおかしいだろ」


俺がそういうと、女の子は突然泣き出した。


「え!? な、なんで泣くの!? 何!? どこか痛いの!?」


俺が本気で焦っていると、女の子は涙を手で拭いながら。


「ご、ごめんなさい…私…そんなこと言われたの…初めてで…」


「あぁ…そういう事か…」


俺は女の子の頭を撫でる、最初はビクッとしたが、だんだん大人しくなっていった。


きっとこの子はずっと1人だったんだろう。今までずっと耐えてきたんだ。


「ならさ」


俺はこの子の気持ちが分かる。


俺には、今まで味方が1人も居なかった。

…いや、頼ろうとしなかったんだ。


俺にとって他人は、自分の事を"可哀想な子"として見るか、"イジメの対象"として見るかの2択しか居なかったから。


誰1人、俺と対等な立場に立って話してくれる人は居なかった。

孤児院にいた子供は皆俺よりも歳下だったしな。


1人はつらい。その気持ちは、誰よりも分かる。

だから…


「俺と、友達にならない?」


俺は、ずっと誰かに言って欲しかったこの言葉を、この子に言った。

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