友達つくるなら交換日記から!
あはよん!
もう二月ですね~
寒いの寒くないの寒すぎる!
バイトが外なので凍えながら立ってる今日この頃
でも、二月はいいです。
なぜなら、誕生日だから!
なんて
まあ、誕生日なんてほんとは年取るだけなんで特に意味もないのですがww
さて、前書きなんてこんな感じで終わりまして本編をのほほんとご覧あれ~(^ω^)/
1月27日
「兄ぃ、兄ぃ」
「どうした。妹」
妹がこたつで丸くなっている僕にノートを持ってやってきた。
「交換日記をしましょう!」
「いいけどなんで」
「友達がいないから!」
テヘペロッ!
「なら、クラスメートとしなさいよ」
そんなわけで妹と僕が条件をプラスしてマナとユリと交換日記をすることにした。マナユリなら引き受けてくれるだろう。
1月28日
「兄ぃ、兄ぃ」
「どうした。妹」
僕が漫画片手に友人にメールを返していると妹が駆け寄ってくる。
「交換日記」
「おう」
受け取って、さっそく中を確認。
〔1月28日
瞳
交換日記を始めた。
〕
「短っ!」
日記ですらなかった。
続いてユリの日記を読む。
〔
ユリ
うしろからいきなりノートを投げられた。
れいせいに私はそれを開く。
しかし、私には交換日記がなんなのかわからなかったのでマナに聞くと。
かんたんに友達を作る方法と教えてもらった。
つまらないことに興味ない私は返そうと思ったが。
たいくつしのぎぐらいにはやってあげまてもいいと思いました。
〕
うん。縦読みにして嬉しかったね。
「よくここまでキャラを突き通そうと頑張れるものだ」
「兄ぃは僕よりもユリがいいですか!」
「いや、褒めてないし」
それに君のは日記ではないんだよ。妹。
続いてマナの日記を拝見する。
〔
今日はヒトミンが3回欠伸をした。
今日はヒトミンが金沢さんと池内さんと井上さんと一回ずつ目線を合わせてました。私には合わせてくれなかったのに……。
昼食時にヒトミンがミニトマトをよけていたので食べてあげました。よけりさい箸からついたヒトミンだ唾液が――。
とてもいい一日でした。
〕
「瞳」
「なんだい兄ぃ」
「マナには気をつけろよ」
「?」
妹は純情です。
〔マナ自重しようか〕
僕は交換日記を閉じて一息つく。
「兄ぃ、兄ぃ」
「どうした妹」
「書いた?スリーサイズ」
「書かんわ!」
1月29日
「遊びに来てやったわ!」
僕は冷静に扉をしめる。
パタン。
「ちょっとー!なんでしめるのよ!」
僕はやかましさに負けて扉を開く。
「ユリがきたから」
「どこの登山家よ!?」
「今日はどうするんだ」
僕はマナとユリに温かいお茶を出しながら尋ねた。
「別にアンタと遊びにきたんじゃないんだからね!」
「ユリは黙ろうか」
「私なんてどうせ……」
ドヨーン
態度とは裏腹にとても繊細な生き物です。
「私達、交換日記を始めたやろ?」
「そうだね」
「そろそろ、ヒトミンをろうらく、じゃなくて友達になれるかと」
「君とは友達と言う概念について語り合う必要がありそうだよ」
そんなわけで俺達は妹の部屋の前に移動する。
マナがノックする。
反応がないただの屍のようだ。
ユリがノックする。
反応がないただの屍のようだ。
僕がノックする。
「なんです兄ぃ」
ノックで人を判別!?
妹がグラサン、マスクで出てきた。
「誰です。女ですか?女なのですか?」
妹は部屋の扉に隠れながらマナとユリを嫉妬した女の目で見つめる。
「お前のクラスメイトだろ」
……
…………
………………
「誰?」
「覚えようよ!」
「ヒトミン。マナだよ~」
ゆったりとした動作でマナが妹に近づく。
「気安く近づかないでください」
妹はマナにスタンガンを押し付ける。
「痛い……」
「でも、ちょっと快感……」
君の変態ぶりは末期だと思うよ……。
「次はユリちゃんだよ~」
晴れ晴れとしたほのぼの顔でマナはユリにバトンタッチ。
「わ、私!」
「気持ちがいいよ~」
それは君だけだよ……。
「ほらほら~」
マナがユリを妹に向かって背中を押す。
「シュコーー!」
いつの間にかユリを威嚇。
「か、可愛い……」
何ですとーー!
「この可愛さがわかるのか!」
「べ、別にアンタのこと言ってないんだからね!」
いやいやいや、ないだろアレは……。
「兄ぃ。初めてこの可愛さに気づいてくれる友達が……」
「そ、そうかよかったな……」
妹に涙目で両手を握られました。そんな、簡単でいいのかお前の友達認定。
「ヒトミン。私も可愛いと思うよ」
「や」
普通に撃沈されました。
マナは四つん這いになって項垂れた。
「そんな~」
「瞳。ちょっとこれ触ってもいい?」
「いいぞ。同志よ!」
妹とユリは傷心しているマナにお構いなしにキャッキャウフフしている。
「ま、元気出せよ」
僕はマナの肩に手をおいて勇気づける。
「いいのです。私は振り向いてくれるまで諦めません!」
マナは立ち上がる。
「いつかはヒトミンも私の愛の深さを理解してくれるばすです」
「それはないと思うぞ」
僕はあきれながらそう言った。
そんな訳でユリは妹と仲良くなることに成功した。
あくまで顔を見せるところまでいかなかったが。
「よかったな。友達ができて」
僕はマナとユリが帰った後、妹の頭を優しく撫でる。
「別に友達なんか要らないです」
妹は拗ねるようにそういい、僕は妹の頭から手を離す。
「ただ、――」
妹はモジモジと体を動かす。
「兄ぃが僕以外の子と遊んでるから」
冗談抜きでそんなことを言う妹にドキッとさせられながらも僕は妹の頭を優しく撫でる。
「頑張ったな」
僕はあくまで兄として妹に言葉をかける。
「うん……」
妹は頬を染め頷いた。
1月30日
帰ってくると妹は炬燵の中で寝ていた。
「そんなとこで寝てると風邪引くぞ」
「スピー」
妹はサングラスにマスクをつけて眠っていた。
「いや、今更驚きはしないけどね」
1月31日
今日も妹は炬燵に昨日と同じ格好で寝ていた。
「風邪引くってのに……。ま、眠くなるのはわかるが」
僕は妹の耳元に口を近づける。
「マナが来たぞ」
「ニョワっ!」
妹は俊敏に体を動かして僕の背中にくっつく。
そんなに嫌か……。
僕は苦笑いを浮かべるのだった。
「これでヒトミンと仲良くなれるばず」
マナの自信満々にゆったりとした動作で妹の部屋に向かう。
「瞳~」
ユリの言葉でゆっくりとドアが開く。
妹が見たものは
「シュコーー……」
ピンクと迷彩のガスマスク。
バタンと音を立てドアが閉まる。
妹の携帯から電話がきて僕はそれに出る。
「変なやつが部屋の前にいます!兄ぃたすけて!」
心の底怯えてました。
ですよね~。
2月2日
「兄ぃ風邪ひくよ!」
僕が炬燵で寝ていると妹が
体を揺する。
眠たい僕は何事もないようにそのまま眠りに――
「全く兄ぃはしょうがないな。こうして欲しいんでしょ」
妹は僕の顔の上に妹はゆっくりと足を少し重みをのせながら踏む。
「何やってんだ妹」
僕はジト目で妹を見る。
「兄ぃの喜ぶこと?」
「ちゃうわ!」
「どうしてこんなことしたんだ。妹よ」
僕は妹に正座をさせながら問い詰める。
「ユリちゃんの兄ぃがこうすると喜ぶってユリちゃんが……」
うん。それは特殊な性癖のお兄さんだね! あの性格も納得だ!
「友達をやめなさい」
僕は笑顔でそう言った。
「わかった」
妹もそれに即答した。
「そこ即答しちゃダメだから!」
友達を友達と思えるかはまだまだこれからのようだ。
「兄ぃがいるなら友達なんていらない」
「嬉しいこと言ってくれるけど友達は大事にしないとね」
「勘違いしないでよね。別に兄妹だからってワケじゃないんだからね!」
つまり、兄妹愛は素晴らしいということで。
「兄ぃ?」
項垂れた僕に向かって妹は袖を引く。
「これからも、一緒に頑張ろうね」
僕には友達がいるんだよ妹よ……。
でも、妹が元気そうでなによりだ。
ちょっと、友達に嫉妬かな。でも、妹の笑顔は僕だけのものだからいいけどね。
って、強気なのもどこまでかな。
近いうちに僕のとこから離れて友達と楽しい生活を送りそうな予感。
兄としては嬉しいのか悲しいのか。
そんあ感じで今週も終了です。
今回もの人は今回も今回が初めての人は今回の?
読んでいただきましてありがとうございました!
ちょっと、友達関係が進みすぎたかな感はありますが少しずつ少しずつこれからは進めていこうと思います。
感想がある人は遠慮なく書いてね!
訳のわからないところも書いてくれれば訂正or解説させてもらいますんでドシドシ感想くださいな(@・ω・)<ニャンて
ではまた、次も読んでくれると嬉しいな的な感じで締めさせてもらいますw
では!( ̄^ ̄)ゞ
スーユーアゲイン(^ω^)ノシ