ダイエット
こんにちわww
今回も前回と同じで思うがままに描いて見ました。
よろしかったら、最後までご賞味ください(=ω=)b
1月6日
「兄ぃ、兄ぃ」
妹の無花果 瞳 が炬燵で寝ている僕のことを呼ぶ。
「何?」
僕は眠気眼を擦りながら何事かを聞く。
「あのね。あのね」
妹はモジモジしながら体をくねらせる。
「太った(笑)」
妹はそう言って右手でVサイン
「そこは喜ぶところ!?」
「御節料理のたべすぎだな」
僕はあきれながらもう一度寝直そうか考える
「お散歩ダイエットをしようと思う」
妹がダイエットを決意する。
「そうか」
妹が炬燵の中に入ってくる。
「あれ、散歩は?」
「明日から」
「それでいいのか!?」
ダイエットする気が見えない。
1月7日
「よし、散歩するか」
しかたがないのでつきそうことにした。
「それにしても遅いな…」
僕は妹の部屋まで様子を見に行く。
「おい、妹よ」
僕は妹の部屋の扉を開ける。
「シュコーッ」
そこにはガスマスクをつけた何者かがベッドで寝ていた。
「誰!?」
「…ん?兄ぃ?」
妹が僕が入って来たことに気づき上半身を起こす。
これは妹だったのか…。
「どんな格好で寝てんだよ…」
僕はあきれながら訊く。
「え…」
妹はあり得ないものを見る目で僕を見る。
「素顔で寝るなんて恥ずかしいじゃないですか!?」
「いやいやいや、ガスマスクの方がはずいでしょ」
女の子的に
「で、何です?」
妹はガスマスクを外しながら僕の行動について尋ねる。
「いや、散歩に付き合ってやろうと思って」
……
…………
………………
……………………
「(´・ω・`)?」
「困り顔ではてなマークを頭の上に浮かべられても!」
「しかたないですね。兄ぃ 一人に外は危ない」
どこの世界だよ…。
妹はごそごそと玩具箱を漁る。
「よし」
「シュコーッ」
バチバチッ
バチバチッ
妹がガスマスクを顔にかぶりスタンガンを両手に…。
「お前は何をしでかすつもりだ!」
そんなこんなでお散歩開始。
「さ」
「ん」
「ぽ」
妹が大きく三歩進んだところで振り返る。
「散歩終わたよ~」
「ツッコミどころが多すぎるよ!」
1月8日
「シュコー」
妹がガスマスクをつけて玄関の前に立っていた。
「何してんの?」
「お散歩に行こうと思ったのですが」
妹が前を指差す
小さな犬が可愛くこちらを威嚇していた。
「怖くて」
「見た目はお前の方が怖いよ…」
「お、お外は危険がいっぱいです」
「どうしたよ」
泣きじゃくりながら(ガスマスクの下で)散歩から帰ってきた妹に尋ねる。
「制服を着た男の人に追いかけられた」
どこの馬の骨だソイツは!?
ぴーんぽーん
インターホンがなる。
僕は玄関の扉を勢いよく開ける。
「警察です。今、怪しい格好をした不振人物がこちらのお宅に…」
警察だった!
1月9日
昨日は妹が警察の厄介になってしまったから今日は僕がつきそうことになった。
「行くぞ。瞳」
「おー」
何処からともなく妹の声が聞こえる。
「どこだ?」
俺は辺りを見渡す。そこには電柱の横に段ボールが!?
ま、まさか…
あのゲームの主人公的な…
「兄ぃ?」
電柱の方だった!
どんな着ぐるみ持ってんだよ!
1月10日
「あれ、瞳 散歩は?」
僕は炬燵で丸くなっている妹に呼び掛ける。
「痩せたからやめたよ」
は、はや!確かにいろいろ重装備で散歩したが!
「何キロやせたんだ?」
「5グラム」
誤差の範囲だよ!!
こうして、妹のお散歩ダイエットは終わった。
1月11日
僕はインターホンの音を聞き玄関に向かう。
「はーい」
そこは髪の長い妹と同い年くらいの女の子が立っていた。
……
…………
………………
「誰?」
「こっちのセリフなんだけど…」
「私は紫陽花 マナだよ?」
「名前を言われても困るんだけど…」
「ん~?」
マナと言うらしい女の子はおっとりと首を傾げる。
そして、女の子は閃いたと左の掌に右手で作った拳を置く。
「スリーサイズは上から46…」
「言わなくていいから!?」
「どうしたの、兄ぃ?」
熊のぬいぐるみを抱きながらガスマスクを頭の上に載せて現れた。
「あっ」
「ニャハッ」
妹とマナはお互いを見て、それぞれの反応をする。
妹はガスマスクを装着。
「シュコー」
妹は怪獣を演じるように両手を挙げてマナを威嚇する。見た目はとてもシュールだ。
「めーちゃんだ~」
マナは妹の威嚇に屈することなく靴を脱ぎ捨てて妹に近寄る。
「めーちゃん」
「シュコー」
「めーちゃん」
「シュ、シュコー」
近づくに連れて妹は縮こまり「シュコー」の音も小さくなる。
「あ、兄ぃ…」
妹が僕に助けを求めたのでマナには丁寧におかえりいただいた。きっと、妹を友達だと思って
1月12日
「ん?」
リビングに降りると誰かが炬燵に入っている。
誰だ?
僕は前に回り込んでその顔を確認する。
マナだった。
「なんでいんだよ」
「ん?」
マナは目を覚ます
「あ、お兄さん」
眠気眼のまま僕のことを見る。
そして、キョロキョロと回りを見渡し。
寝た。
「おい!」
後々聞いた話によるとトイレに行ったあと寝ぼけてきたらしい。どんな寝ぼけかただよ。
妹はマナを見るやいなや一目散に部屋に逃げ込んだ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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そして、お肌に潤いくださいw
次回も何の気が変わらなければ一週間後に更新しますんでよろしくお願いします
それでは、さようなら(`・ω・´)b