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妹日記  作者: アリス
12/13

禁断症状?

3月17日


「日曜日。それは二度寝をするための日だと思っている」

 僕は一人の少女の前で正座しながらそう言った。


「別にアンタと話したかったワケじゃないんだからね!」

「あそ」

 そう、ツンデレ少女ことユリちゃんだ。


「3月12日のアレは酷過ぎだと思うのです。名前もでてないというのはどういうこと何ですか!?」

 ユリちゃんが僕の妹日記を持ちながらそう言った。

 実を言うと3月12日に妹日記が見つかってしまったのである。


「べ、別に私のことを書いて欲しいわけじゃないんだからね!!」

 今更、それは無理でしょ……。




「そう言えば、最近マナはどんな」

「いつも通り、というか前よりもヒトミンにベッタリよ」

 やっぱり、禁断症状が……。


「そういえばさ」

「ん?」


「なんで、俺の部屋にいるの?」

 僕がそう訊くとユリは顔を赤くして立ち上がる。


「べべべ、別にああアンタなんかに会いに来たんじゃないんだからね!!」

 そう言って、ユリは部屋から飛び出していった。

 マジで何しに来たんだろうか……。




3月17日


「兄ィ」

「どうした妹?」

妹の呼びかけにお菓子を食べながら答える。


「ウザイ虫を人知れず潰すにはどうすればいいです?」

「それはマナのことかな……?」

 僕は妹の毒舌ぶりにひきながらも聞いてみる。


それに対して妹は小さく頷く。

マナ。忘れられない代わりが嫌われるなんて不憫な子。


「やっぱり、目に殺虫剤をブチ込むべきでしょうか」

「そんなことを上目遣いで聞かれても……」




「せっかく、名前を覚えたんだし仲良くなって見るのもいいんじゃないか?」

「……」


「真面目に言ってるのですか?」

凄く嫌な顔された!


「ちょっとくらい歩み寄ってみても……」

「嫌です!」


「どうしても?」

「無理です」

あー。これはダメだよね。マナ、ゴメン。

テヘ/(^ω^)




3月18日


「ノリが軽すぎませんか?」

「いや、深刻になるようなことじゃないし……」

僕が昨日の話をするとマナのマイペースな笑みを浮かべられながらツッコミを受けた。


「私からしたら深刻以外のことじゃないのですが……」


「ま、ひとつ確かなのは……」

僕は真剣な目でマナを見る。

「ゴクリ……」


「お前は永遠に瞳の友達になれないということだ……」

「ガーン」

 その効果音は何なんだ?




「なんとかならないのですか?」

マナが頬に手を当てながら尋ねてくる。


「妹にたいする態度をなんとかしないと無理なのでは?」

僕はだらけながらマナに解答を述べる。


「具体的にどうしろと?」

マナが小首を傾げる。


「脱ぐとか?」

「なんですとΣ(゜□゜)!」

裸の付き合いは的なことを言うと思うのだが……?ダメだっただろうか。




「ここここここで脱ぐんですか((O□O)))!?」

珍しくハワハワとマナが慌てる。


「いや、ここで脱がれても……」

僕はマナの言うことがわからずに呆れながら答える。


「ここじゃない……。ハッΣ(゜□゜)!!」


「外ですか!?」

「露出狂!?」

僕はマナの発想に驚きつつツッコミを入れる。




「なるほど、ヒトミンと一緒にお風呂に入ればいいのですねww」

 いけないことを言った気がするよ。


「やっぱり無しで……」

「ニャハハハ」

涎を垂らして喜んでるよこの人!


「あの……。聞いてますか……」

「あんなことやこんなことを……」

き、聞こえてないだと!


「いってきマース」

妹のこととなると違う子だよ……。




数秒後。

「ニャーーーーー!」

「ヒトミーン」

僕はお茶を啜る。


「来んな馬鹿ァ!」

「無理!」

(平和やな~)


「兄ィー!」

妹が裸で僕の部屋に入ってくる。


「ヒトミーン」

「服着ろよ!」

それに釣られてマナまでやってきました。




3月19日


「そんなわけで殴ってもらうよう頼んでくれないだろうか?」

「どんなわけだよ!」

 クララが教室で僕に狂言を吐く。


「いやいや、お前の妹のおかげで俺はドMの扉をだな」

「そんなこと聞いてないよ!」

僕が立ち上がると数人のクラスメイトがこちらを向く。


僕は静かに何もなかったように席に着く。


「そんなに目立たなくてもいいよ」

「お前のせいだよ!」




「まぁまぁ」

「なんで、僕が落ち着かされてる側なのさ……」


「お前もドMになればいいのに」

「なるか!!」

また大声を出してしまった……。みんなの視線が痛い。


「お前もしかして……」

「な、なんだ……」


「すでにこっち側なんじゃ……」

「違うわ!!」

なぜそんな疑いが!?




3月20日


「兄ィ」

「どうした妹」


「最近、マナが脱ぎたがるのですが……」

妹は僕に疑いの眼差しを向ける。


……

…………

………………


「へー」

僕は平然ととぼけました。






3月21日


「あんさん、あんさん」

 僕がコンビニにアイスを買いに来たところマナに話しかけられた。


「なんだ?」

僕はすぐに気づき答えを返す。


「どうしましょう、どうしましょう(^ω^)」

楽しそうな笑みを浮かべて話し出す。


「露出狂になってしまいました」

「軽いね!」




「そんな、わけでこれから脱ぎます」

「僕が社会的に危ない状況になるのでやめて!」

コートを脱ぎ始めたマナを止める。


「やめて、お兄ちゃん。こんなところで!」

「辞めるのはお前だ!」


「何してるの。あの子達」

「今時の若いのは進んでるわね~」

すごい見られました。


「嬉しいくせに♪」

「社会的に死ぬは!」




3月22日


飴時々裸




3月23日


「お使いに行くのです!」

妹がガスマスク片手にそう言いました。


今日は親がどちらもいないので妹が作ることになったのだ。


……

…………

………………


「いてら」

「兄ィも行くのです(`・ω・´)/」




そんなわけで、お使いに行くことに。

「シュコー」

妹がピーマンを指さす。

僕はそれを取りカゴに入れる。


「シュコー」

妹が人参を指さす。

僕は人参をカゴに入れる。


「兄ィ」

妹がガスマスクを少し上げて話しかけてくる。


「何を作るのですか?」

「お前が作るんでしょ!?」




「あら、瞳ちゃん」

「シュコー?」

妹がおばちゃんに話しかけられる。


「瞳ちゃん、偉いわね~」

「シュコー」

違うおばちゃんに話しかける。


「瞳ちゃん、瞳ちゃん」

「瞳ちゃん、瞳ちゃん」

いつの間にか妹がすごい人数に囲まれとる。


「シュコー、シュコー」

助けを求めてるような気がするが……。気にしない気にしない。



「助けてくれてもいいと思うのです」

ごはんを作り終わった妹が珍しくプンスカと話しかけてくる。


「いやー、楽しそうだったから」

「そんなことないのです!」


「罰として椅子になるのです!」

僕の膝の上に妹が座る。


「ダメダメな兄ィなのです(〃^〃)」

そう言って妹は自分で自分のつくった焼きそばを食べる。

口元にソースをつけて可愛い妹である。



と、そんなわけで今週もこれで無事終了。

疲れた(o´Д`)=з


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