『ご馳走おにぎり、いつまでも庶民的であれ』
おにぎりよ、お前だけは…。
『ご馳走おにぎり、いつまでも庶民的であれ』
グルメサイトによる世相の反映、今年の一皿に『ご馳走おにぎり』が選ばれた。日本人にとっておにぎりは馴染みのある献立だ。それが従来の家やコンビニだけではなく、外食として味わえるというところがいかにも現代的らしい。
具材たっぷりで華やかなにぎりたてを味わえる、専門店の出店が相次いだ他、人流回復やインバウンド景気による外食産業の復活など、様々な要因を伴っての結果だそうだ。
海外でもONIGIRIの名で販売され、日本の伝統的な食文化が浸透しつつあり、米食の良さが広く世間に見直された形となった。
お米の消費拡大や、一次産業の発展にも繋がるよう期待したい一方で、『どうぞおにぎりよ、最後まで我らの味方であってくれ』という本心ものぞく。今をときめく蕎麦やラーメンのように、庶民離れにはなっては欲しくないと。